子宮頸がんワクチン 健康被害の議論続く
国がHPVワクチン接種の勧奨中止を続けてきた背景には、接種者の一部が訴える健康被害が、実際に接種によって生じたのか、そうではないのか議論が続いている現状がある。一方で予防接種の効果は複数の調査・研究で示されており、婦人科医師の間には患者増加への懸念が根強くある。子宮頸がんは国内では年間約1万人が罹患し、約3千人が死亡。近年は20~40代前半の患者が増加する。厚生労働省によると、HPVワクチンの接種により、10万人当たり595~859人が子宮頸がんになることを回避できる
2019/08/30 17:03