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介護の遠吠え。毒母と毒娘 http://catarina.seesaa.net/

ひとりっこだし、母嫌いだし。5年目に突入の介護生活といまさら浮上した毒母問題まで。理不尽な思いを抱える、ほぼ還暦の毒娘の独白。きれいごとやウソは書きたくないので、恥をさらすつもりで吠えます。

カタリナ
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2019/07/01

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  • ママオ、今年3度目の転倒。

    しばらくサボっていたこの毒母と毒娘のブログ。 まだまだ書き綴りたい愚痴(本音ですみません)が たくさんある気がして。 しかも、アタシも仕事のやり方が変わって、 時間にゆとりが持てるようになったので、 再開しようと思い立ったものの。 ママオに関する介護の展開が早すぎて、 書ききれないというか追いつきません。 オミクロン株は感染力が高く、 既往症を持っている高齢者への感染が問題となっていま…

  • 100才に見えるママオ。

    ママオは相変わらず。 あきらかに身体能力が落ちたし、 心なしか表情が乏しい。 行きたいところにも行けず、 会いたい人にも会えなくなって、 どれくらいの歳月が経ったのか… 作家の佐藤愛子さんの著書に 『90才。何がめでたい。』 というタイトルの著書があったと思うけど、 ほんとうに。 これが年老いていくということか。 昨日は、 カラーもとれて半白髪になった頭をとかさずに、 ボサボサ頭で、 ヨ…

  • ケアマネさんに報告して、ため息。

    最近、ママオが2回も 室内で転倒したので、 ケアマネさんに報告の電話をした。 ケアマネさん曰く、 「88才にもなれば、よくあることです。 むしろ、ママオさんはがんばっている方ですよ」と。 明らかにママオは弱っている。 病気というわけではなく、 老化が次の段階に進んだかんじ。 それでもママオはいつかよくなる…と信じている。 アタシが自主トレと呼んでいる マンションの廊下歩きをしたり、 室内…

  • 鬼娘が天使に。いやぁぁぁぁぁ。

    ママオがキッチンのテーブルの上に設置した、 電子レンジの位置を変えたいと… ずっといっている。 以前はいつの間にか 区が紹介する何でも屋さんに頼んで、 大きな食器棚を処分したママオ。 今回もそうしようか… それともヘルパーさんに頼もうか… そう、ママオはアタシには頼まないのだ。 この7年余りの介護に関する攻防の中で、 ママオはママオなりに考えて、 なんでもカタリナ(アタシのこと)に頼むの…

  • ママオ、また転ぶ。

    気分良くカーリングを観ていたら、 ケータイが鳴って、ママオから 「また、転んだ」と。 冷静に状況を聞くと、大した転倒ではなく、 部屋で立って服を選んでいたら、 何かの拍子に体を捻って(前回と同じらしい)、 転倒したらしい。 そして這って、ソファの下まで行って アタシに電話しているとのこと。 前回と同じく、 夫を呼んで二人でソファに抱え上げたら、すぐに復活。 立ち上がって歩き回っていた。 …

  • 介護当初の恨みを思い出す。

    友人C子のお毒母さんは… お毒母さんなんていっては悪いけど …トシをとって、特に軽い認知症になってから、 以前は文句ばかり言っていたのに、 あまり話をしなくなって、 大人しい、いいお婆さんになってしまったらしい。 そう聞いているけど。 ママオにも、ほんの少し、そういうところがある。 自分のことしか考えない数十年を経て、 最近はちょっとだけ人のことを考える…ような態度も。 まあ、まるくなっ…

  • ママオの茶番劇場ファイナル

    これまでアタシは ママオにはあまりネガティブな報告を してこなかった。 ママオは アタシの口からネガティブなこと …自分にとって都合の悪いことを聞かされるのを、 毛嫌いしているように思えたからだ。 いつもいい報告だけを期待されて、現在に至る。 でも、人生なんていいことだらけのはずがない。 そう。 ここ数年で、アタシの考え方が変わったのだ。 年寄りは年寄りというだけで特別扱い… たとえ…

  • ママオの茶番劇場③

    12月30日、 ママオが室内で転倒したと大騒ぎした。 ちょうどその頃、 アタシ自身の具合が実はとても悪かった。 当然、アタシは、ママオよりは若い。 ママオは一生、 アタシを頼ればいいと思っているんだろうけど。 アタシとてすでに60代。 すでにあちこちガタがきていて、 いくつかの病院に通院している身だ。 一番の大病では、50代で血液がんに罹患した。 悪性リンパ腫だ。 そんなアタシは、 昨年の12…

  • ママオの茶番劇場②

    年末の12月30日に ウチの中で転倒したと訴えるママオ。 一度、転んで救急車で運ばれ、 確かに尾骶骨を骨折していたことはあった。 それ以来、転べば病院に運んでもらえると 信じてやまないところが、ママオにはある。 今回は「どこも痛くない」と言うし、 大騒ぎした直後に、 一人で立ち上がってトイレにも行けたわけだし。 はあ… こんなことがこれまでに何度繰り返されたことか。 いざ救急車で搬送さ…

  • 節分の毒母的「いい話」。

    ママオの茶番劇場�Aを書く前に。 いい話を聞いたので、優先しまーす。 小学校からの友人M子の老母の話。 もちろん、M子の母もママオも真っ青の毒母だ。 M子の母はたぶん…、 自分の価値観を娘に押しつけるタイプ。 籠の中の小鳥のようにM子を管理して、 M子の人生をカタチづくるあれこれに指図していた。 そのせいで M子はチック症で吃音のある子供だった。 子供の頃は母のいいなりだったM子も、 大…

  • ママオの茶番劇場①

    この年末、12月30日のこと。 その朝、いつもの生存確認のために、 アタシは近居のママオの部屋に 様子を見に行った。 ママオはリビングに置いた ベッドの脇に仰向けになって横たわっていた。 …床の上に倒れていたとも言える。 そして…アタシに 「来てくれてよかった〜」とフツウに言った。 「トイレに行こうと思って立ち上がった時、 カラダを捻って倒れちゃったの。」 みたいなことを言って… 「どうし…

  • 毒親、毒娘…健在。

    ママオブログも1年以上も放置してしまった。 でも。 ママオとアタシの関係性に変わりはなく、 相変わらずの日々は続いている。 ママオは88才になった。 ずいぶんとヨボヨボになった。 病院や健康チェックには余念がなく、 検査結果は年齢なりにあれこれあるけれど、 歩き以外に身体上に大きな問題はないと思う。 歩きは杖を使えば、歩ける程度。 アタマの方は身体以上にしっかりしている。 電話1本で、な…

  • ママオとの接触時間、削減だ。

    ママオがアタシとの約束を破って、 髪を切って、白髪染めをしてから 1週間が経った。 別に 美容院に出かけて行ったわけでもなく、 ママオが美容師さんを ウチに招いて、やってもらったわけで。 ママオも美容師さんもマスクをして やったというし、 まさに精一杯の対策をして、 髪を切って、白髪染めをしたのだ。 だから、 ホントのところ別にいいのだけれども。 ママオはアタシとの約束を破ったのだ。…

  • ママオとアタシとお金。

    子供の頃、ママオはアタシに お小遣いというものを いっさいくれなかった。 小学生の頃は駄菓子屋で、 他の子供が買い食いなんかしているのを ただ見ていることしかできなかった。 親戚にもらったお年玉すら、 ママオに取り上げられた。 「ウチはひとりっ子だけど 向こうは3人も兄弟がいるんだから」と。 ウチのマイナス分を アタシのもらったお年玉で補うから寄越せと きっぱり言ってた。 ひどい親だなあ…

  • あっという間すぎる話。

    昨日、ママオから 「どうしても美容院に行きたい」 という電話があって… 「もう、好きにしなさい」 的な返事をして… 今日の午後遅めに、 いつもの生存確認のため ママオの部屋に様子を見に行くと、 「ジャ〜ン」とかなんとかいいながら、 ママオが部屋から玄関へと続く廊下に ひょっこり出てきた。 誰がどう見ても ヤマンバだったあのママオが なんと 真っ黒な黒髪のショートカットのばあさんに 変…

  • ヤマンバに、負けそう。

    先日、 美容院の話を書いたばかりだけど。 今日、ママオが 「やっぱり美容院に行く」 と、わざわざ電話をかけてきた。 確かに、 最近のママオは不安定ながらも 自力で歩けるようになったのに… なんだかパッと見がさえないのだ。 まず、カラーが取れてきて まだら白髪になっていること。 そして、中途半端に伸びきった髪が バサバサで、 …そう、まさに「ヤマンバ」だから。 うっかり「髪、染めたら…

  • 今、87才は美容院に行っていいのか。

    コロナ禍になってから アタシは美容院に行ってない。 それまではワンレングスの ショートボブのようなヘアスタイルで、 半年くらいそのまま伸ばして 今は後ろでひとつに結んでいる。 夏は汗をかくので 結んだ方がスッキリしてちょうどいい… と思っていたけど。 結んでいたゴムを取ると どうもヘアスタイルがもっさりしている。 そろそろ美容院に行きたいけど…。 8月にママオがアタシに 「美容院に…

  • 50年前の出来事を思い出して、泣く。

    アタシも60才を過ぎて… もう自分がおばあさん領域に足を突っ込んでいる というのに。 ふっと半世紀くらい前のことを思い出して 頭にくることがあるのだ。 そう、50年以上も前のことを。 このブログは単なる介護ブログじゃない。 アタシはアタシの母であるママオに ずっとネガティブな気持ちを持っているのだ。 ママオは毒親だったと思うし。 結果、アタシも鬼娘になってしまったと思う。 今も思い出すの…

  • 平穏な日々よ、続いてくれ。

    あれから… ママオの穏やかな生活は続いている。 ママオにしてみれば… テレビなんて 時代劇を見るための道具と化している。 あと「渡る世間」ね。 ワイドショーも見ないので、 ニュースは入ってこないも同然。 最近は不安で心乱されることも あまりないのだろう。 1週間のタイムスケジュールは ほぼほぼ決まっていて、 優しくて、ママオの話を聞いてくれる ヘルパーさんや療法士さんが訪問する日々…

  • ママオ回復の理由②

    ママオ回復の理由の続きを書かないまま 2ヵ月近くが経ってしまいました。 もしも、もしも、読んでくださる方がいたなら、 申し訳ありませんでした。 ごめんなさい。 ケジメの意味でも、今回は 理由を最後まで書くつもりです。 ママオが歩けなくなると、当然ですが ママオの介護ゾーンがぐんと拡がってしまいます。 アタシは無理をして、 毎日、幾度となくママオに関わるようになる。 食事、買い物、洗濯…

  • ママオ回復の理由①

    前回のブログで 「詳しくは次回にて」などと、 思わせぶりな終わり方をしたにもかかわらず。 また日が経ってしまいました。 この問題… アタシにとっては 介護の問題だけではなくて、 その根本に「毒親問題」があるので… いざ語ろうとなると、 なんだか気持ちがしんどくなってしまって ついつい(後回しにしたくなる、今日この頃)。 そう、コロナストレスで ママオが突然歩けなくなりまして。 子供の頃…

  • ママオのコロナウツ。

    5月には謎の痛みで歩けなくなり、 6月はトイレに間に合わずに そそうをしていたママオ… すべてはストレスのせい… テレビでコロナのニュースばかりを見て、 強迫観念が高まり、 ウツになってしまったのではないか… アタシはそう思っています。 ママオは尋常じゃない神経質な性質なもので。 あれからいろいろありました。 歩けなくなったので 歩行器をリースしたものの、 ストッパーのかけ忘れで転倒。…

  • コロナが教えてくれたこと。

    ママオが再々度、歩行困難になって 2ヶ月ほどになりますでしょうか。 ママオの部屋は荒れ放題、カオスです。 キッチンもヤバいかんじです。 ですが、いちばんの問題はトイレです。 特に夜中、歩いてトイレに行くのが間に合わず… という、ついにこのフェーズに突入しました。 骨折した時は要介護4だったので オムツでしたが、入院してましたので。 数年前までは、こういった問題は 家庭内で解決するのが…

  • ママオ、ゾンビになる。

    まず、グログを更新しなかった この2週間の間に 状況は大きく変化した。 ママオはあいかわらず食事をとらなくなり、 それが足腰の痛みのせいなのか… なんらかのアピールなのかわからないけど、 とにかく10キロ以上体重が減った。 本人曰く、61キロあった体重が 46キロになったというが、 それは彼女特有の大言相互(大袈裟にものをいう)だろう。 コロナ禍の中、 感染者を受け入れていることを公表している …

  • ママオ、甘やかし。

    昨日はコロナの症状として、 肺炎以外にも、 血栓で亡くなる人がいる… というニュースを見たママオは、 どうも、運動のために 急に無理に歩き回ったり、 脚のマッサージを必要以上にしたらしい。 朝はまあまあフツウに元気だったのに、 夜、様子を見にいくと、 明らかにげっそりしている。 もう、夕食も食べたくないと言い張る。 ウチでつくった豚汁があったので、 火を入れようとすると 激しく「いい、…

  • ママオの〝甘え〟ですって!

    ママオの家に様子を見に行くと、 ママオはテーブルや壁につかまって よたよたと… それはもう… やっとの思いで歩いている。 そして顔を合わせるたびごとに、 足のここが痛い、 脚のこっちも痛い…と訴える。 長くは立っていられないので、 座るわ…などと言う。 あまりにも訴えるので、 「今はコロナもあるから、 なるべく病院には行かない方がいいと思うけど。 そこまで痛いなら… 以前、手術し…

  • 久しぶりに「母が重たい」病。

    1日に2回は ママオのウチに様子を見に行く。 いわば生存確認のために。 最近のママオは比較的優等生おばばで、 あまり悪口を書く気にも ならなかったのだけれども。 今日は玄関口でちょっと… ママオは近所のスーパーに頼んで、 食料品を段ボールでまとめて 届けてもらっている。 夕方、ウチで仕事を終えた、 ちょっとした隙間時間に ママオの様子を見にいくと… いかにももったいをつけて、 「ほ…

  • このご時世に、いかにもママオ。

    コロナ禍の中、 ストレスも溜まっているだろうと、 「来週あたり アタシのウチで焼肉でもやろうか?」 と誘ったのが3日前のこと。 ちなみにアタシのウチと ママオのウチは アタシの脚で3分もかからない距離。 今日、ママオのウチに様子を見に行くと、 言いにくそうに… 「あのね。 焼肉の話だけど… 今、食事はいっしょにしない方がいいと思うの」 とアタシの申し出は、断られました。 そう、…

  • あの理不尽さは、永遠です。

    このブログの基本のスタンスは、 幼い頃から、ママオに 偏見に満ちた価値観の中で育てられた、 アタシの呪いのつぶやき…です。 子供だったアタシはその頃は気づかなかったれども、 ママオは確実に、変だった。 ほんの一例を示すと… アタシが中学でテニス部に入ろうとして、 ラケットをねだった時、 なぜかなかなか買ってもらえず…、 何日も何週間も説得して、 だんだんママオの サディスティック…

  • ママオ買い。

    東京では、 トイレットペーパーを手に入れるのも困難だ。 もう1ヵ月もの間。 在庫はあるといわれているけれど、 とにかくいつも売り切れの状態なんだから 仕方ない。 ママオは年々、足腰がダメになっていて 一人で、ちょっと離れたスーパーへの買い物には 行けなくなってしまった。 (昨年までは行けてたのに) アタシが開店前からドラッグストアに並んで 買ったりもしているけど、 自分でもなんとかしない…

  • 在宅のおかげ。

    またもご無沙汰です。 最後の記事から4ヵ月ですか。 アタシはデジタルに弱いので、 このブログに不具合があって… でもどうしても自分で修復するのは不可能で。 もう(アタシにとっての)ブログの時代も終わりだな と思い込もうとしていたんです。 アタシの仕事は新しい環境になって、 ようやく慣れつつあったという今、 コロナ禍に巻き込まれました。 で、ほぼほぼ すべての仕事が止まってしまったのです。…

  • 3ヵ月もお休みしてしまった。

    竜宮城ヵから帰ってきて、 玉手箱を開けた・・・気分。 最後の記事から3ヵ月も経ったなんて、 信じられない。 ブログをサボったのは、 アタシの生活に大きな変化があったからです。 仕事をがらりと変えました。 その後始末と準備が予想以上にたいへんで、 毎日やるべきことをやっていたら・・・ あっという間に3ヵ月が経ってしまったのです。 ママオは・・・おかげさまで相変わらず。 お医者さん、ヘルパ…

  • 甘え方が異常じゃないか。

    ママオは夕方、アタシのケータイに メールをすることになっている。 ママオにとって、メールを打つことは 頭と指を使うのでボケ防止になる。 アタシにとっては、単なる生存確認。 アタシの仕事は残業も多いので、 夕方ママオのメールさえくれば、 「ああ、生きてるな」と 毒娘ながらも、 安心して夜中まで仕事きるのだ。 ただママオはたびたびメールすることを 忘れることもあるので、 アテにならないといえ…

  • 5年前に、泣く。

    介護に関して・・・ 特に毒娘の立場で 毒母を介護することに関して・・・ 5年前の介護スタート時点と 今では、実はアタシの心情も ずいぶんと違ってきている。 それを早く ここに書きたいのだけれども、 まずは5年前の主なエピソードを 書いてからだと思いつつ・・・ あの頃、 ママオは入院していて、 大学病院からは、 リハビリのための入院はやめてほしい と言われているにもかかわらず、 わがまま…

  • 毒母 VS 毒母。

    前回の記事に登場の ヨーコといえば、思い出す アタシが中学生の時の とある出来事・・・ これは、 アタシが大人になってから ママオから聞いた話だ。 ヨーコの毒母が、 中学の父母会の帰り道に ママオに話しかけてきたという。 ヨーコは幼い頃から才能があって、 音大を目指すために、 日々レッスンに暇がなかった。 ヨーコのお母さんは、 中学生になったヨーコに もっと練習に集中させたいと 思っ…

  • 知人の毒母が亡くなった。

    ヨーコもアタシの幼友達。 そう、彼女の母親は もっとも毒母らしい毒母だった。 アタシが小中学校の頃の ヨーコの母親はの印象は、いつも早口で ヨーコを叱り飛ばしているイメージ。 眉間にくっきりと1本タテ皺が入った、 こわいおばさんだった。 彼女は仕事を持ち、 キャリアウーマンタイプの どんな人にもマウンティングしたがる プライドの高い人に見えた。 なぜか、いつも イライラしていたように思…

  • 娘に受け継がれたモノとは。

    テレビを見ていると・・・ 最近のお年寄りの若いこと。 さすが「人生100才時代」と思います。 90歳で農業や稼業を続けている人・・・ をたびたび目にします。 女優さんなんかも、ママオと同い年で 舞台やドラマで演じている人もいる。 頭の回転も早く きちんと意見をいい、 ジョークのキレもよかったりする。 それに比べて、ママオの情けないこと。 今、86才だけど、 ここ数年でみるみる老人化が進んで…

  • ありがとう「毒母」。

    たとえば、 自分の体調が悪い・・・ とアタシに言う前に、 いかにももったいをつけて 「今日のアンタの仕事の予定は、 どうなっているの?」 などと、 微妙な話題から話を持っていく。 そんな、ママオの小さな受け答えの いちいちにも腹が立つ。 5年前までは、 ママオとの会話にイラつくアタシ自身を 「未発達」な大人だと アタシは自分を責めているところがあった。 なぜ、アタシはこうも 母親にや…

  • ママオと救急車と救急病院。

    5年前に始まったママオの介護。 それからママオが どうなったかというと・・・ もちろんいろいろあった。 一番は体調の問題で。 アタシのウチで食後に 突然意識を失ったり、 散歩の帰り道でぶっ倒れたり そんなこんなで たびたび救急車を呼んだ。 で、不思議なことに 搬送された病院では、 毎回、即刻治療を要するような 深刻な病状は発見されなかった・・・ ママオは病院が大好きで ちょっと「入院…

  • 大病院でも、ママオに敵なし。

    5年前、ママオが 骨盤骨折をして入院した時ほど ママオに振り回されたことは なかったと ・・・今さらながらしみじみ。 入院も1ヵ月が経ち、 ママオは介助があれば けっこう歩けるようにもなった。 都心のERもある大学病院なだけに リハビリだけ、の入院は許されない。 もっと深刻な病状で 入院のためのベッドの空き待ちの 患者さんがたくさんいると聞き、 専門のリハビリ病院に転院してください …

  • 叔父とアタシの共通項。

    5年前のリハビリ病院事件の前に。 ママオの不思議行動の一例を 書いておこう。 これは骨盤骨折の入院ではなく、 その前にやった 股関節の置換手術の時のできごと。 そう、入院直前に・・・ ママオは、なぜか、故郷、鹿児島から 自分の末弟(アタシの叔父)を 突然、呼び寄せたのだ。 ママオよりも 10才くらいトシの離れた叔父は、 幼い頃からママオの奴隷だったのだ。 やさしい性格の叔父は 70才にな…

  • 歩けるようになるのか。

    81才で骨盤骨折・・・ 再び歩けるようになるなんて まず、ないだろう。 そう考えると、 アタシは絶望的な気持ちになった。 その時点で介護保険というものを 初めて使うことになった。 ママオの要介護は4。 このランクだと 「老健」というモノに入れるのでは。 ・・・でもここいらへんの地区は 何百人待ちといわれているし。 そう、あの頃は、 なんとかしてママオの介護から逃れることと 一人娘…

  • お先、真っ暗・・・<br />

    5年前の夏・・・ ママオは自主的なリハビリの最中に フローリングの床に 尻もちをついてから、 ついにほんとうに歩けなくなった。 ママオは寝たきりで しばらく様子をみたいと言い張る。 アタシはすぐに介護パンツを 買いに走り・・・ 仕事をしながら、 3食の食事の世話だけでもだいへんだ。 ましてや、ママオの 神経質で細かな要望を いちいち聞いていたら・・・ 身が持たない。 ああ、こ…

  • 毒娘の学歴。

    数年前にたまたま知り合った 某大手マスコミに勤務の 女性部長 裕美さん・・・ これもたまたま 二人で飲みにいくことになって 初めて差しで話す相手なのに、つい 酔っぱらって・・・ 「アタシ、母親がダメで・・・」 と言ってしまった。 すると裕美さんも 「ウチもですよ・・・」と。 それから大いに話は盛り上がり、 その後もたびたび会うようになった。 毒娘同士として、話が合う合う。 裕美…

  • ヘルパーさんのメッセージ。

    最近、主治医の勧めもあって、 ヘルパーさんと連絡帳を始めた。 ヘルパーさんがくる、その1時間は あまりにも短く、 ママオの世話をした後に 事務所への報告書を書き、 さらにアタシとの連絡帳を書くのも 迷惑かも・・・と思ったけど 発見はあるもので。 さっそく 今週のヘルパーさんのからのメッセージに ママオが 「立って、 あれやこれやと指図なさってました」 とあった。 さらに 「私流のや…

  • で、今がどうかといえば。

    現在に話を戻そう。 介護スタートから 5年が経ったのが、今。 ママオも80代後半に入った。 これまでに 骨盤骨折したり、 原因不明でぶったおれたり、 何度も救急搬送された。 グラグラになった歯を 一度に4本抜歯する際も、 両目の白内障手術や、 眼瞼下垂の手術の時も入院した。 体調が良くなったり悪くなったり、 日課は病院通い。 リハビリも延々と続けている。 着々と老いてはいるものの、 …

  • そして、骨盤骨折。

    5年前の 暗黒の2週間を振り返ろう。 すべては あそこから始まったのだから。 会社勤めをしながら、 寝たきりのママオの世話をするのは無理 なんとかしなければ アタシは「死ぬ」・・・とさえ思っていた。 アタシはその4年前に、 がんに罹患した。 抗がん剤のおかげで寛解してはいたけど、 経過観察を続けるがんサバイバーなのだ。 仕事には完全復帰していたものの、 担当案件を進行させるだけで…

  • 社長会見を見て思う。

    吉本の社長記者会見の 質疑応答を見ていて思った・・・ Qに対するAが返ってこない・・・ こちらの質問に対する答えが 延々と得られないもどかしさ・・・ これって、まさにママオだ。 アタシだって、ママオとは、 話すべきことを話しておくべきだった ・・・とよく思う。 とくにアタシの子供の頃のこと。 あの時、ママオはどうして 罪も犯していないアタシに 大泣きをさせ、土下座をさせたのか・・・…

  • 暗黒の2週間。

    前記事のつづき・・・ 「歩けない」と訴えても 医者は何もしてくれない・・・ それを知って、ついに介護か ・・・と落胆したアタシだけど もっと気落ちしたのがママオだ。 実はママオは「入院好き」だ。 病院も医者も大好き・・・ 神とも思っている主治医から 見捨てられることほど つらいことはなかったはず。 病院から帰らされたママオは 自宅での「寝たきり」を決め込んだ。 食事の世話をはじ…

  • ママオの介護、そもそも。

    5年前、 股関節の置換手術後、ママオは・・・ リハビリも上手くいったのに、 突然、「歩けない」と言い出した。 それまで介護の「か」の字も 知らなかったアタシは、 当然、介護保険の手続きも していなかったし、 ネットで調べた介護タクシーを 手配して、 高額なお金を支払って なんとかママオを病院まで 連れて行ったのだ。 医者に連れていけばなんとかなる と信じていたアタシだけど、 置換手術…

  • 介護の気分も「金」次第。

    あずさがいうには、 介護なんてカンタンという。 彼女は今でも 遠方の実母の面倒をみながら、 自分の家では、 同居の義母の介護もしているのだ。 お義母さんは 股関節や膝の手術を繰り返し、 今はほぼ寝たきり。 認知症などはないけれど、 食事とトイレの世話を しなければならない。 いわゆる下の世話に関して、 ポータブルトイレにやってもらって さっと片付ければいいだけ。 ごはんもプレートに載せ…

  • 毒母なのに、善娘がいる。

    あずさはアタシの幼友達。 だから、彼女の母親が毒母だったことは よく知っている。 小学校の頃、当時流行っていた 着せ替え人形スカーレットちゃんの洋服まで あずさの母親は厳しく管理していた。 着物とウエディングドレスは 母親立ち合いの元に特別な日にしか 着せてはいけないとか。いろいろ。 あずさは優等生で、成績もよく、 クラスの人気者で学級委員だったけれども チック症で吃音があった。 …

  • そして、コロッケを食べる。

    昨日のママオの 手づくりコロッケパーティは、 まあまあ問題なく終わった。 ママオが下ごしらえをして、 アタシが粉・卵・パン粉をつけた コロッケをダンナが揚げた。 テーブルの上には きつね色に揚がった 美味しそうなコロッケとお惣菜 ・・・お刺身も奮発した。 ダンナとアタシとママオの 3人でご飯を食べる・・・ いやいやながら、 たまにそれをやっている。 3人でご飯を食べることが ママオの…

  • コロッケ事件、勃発。

    アタシは、20代になってから数十年間、 ママオを避けて生きてきたんだもの。 年老いたからといって ママオが変わるわけもなく、 今さら、うまくやっていけるわけがない。 ここに書いてみると、あらためてそう思う。 それでもママオは 自分が産んだという縁を信じている。 産んだ子は、母親の所有物なのか。 今朝もママオと言い争い。 ここでは ママオをディスってばかりだけれども アタシだって抗戦…

  • アタシがハゲたのは・・・

    梅雨に入ったころから、 ママオは歩けなくなってきた。 足元がおぼつかなくなり、 ついには玄関で転んだのだ。 「誰かがいっしょだと歩ける」と ママオはいうのだけれども、 アタシはそれは ママオの昔からの依頼心の強さで 言っていることだな・・・と思ってしまう。 あんなに強気で、 私が私が・・・という性格のママオなのに、 ママオは人生で自立できた試しがない。 アタシはひとりっ子で、 父は…

  • 一方、毒娘は。

    レストランで見かけた、 老母と年配の母娘。 老母の声は小さすぎて よく聞き取れないけれども、 老母が何かを言うたびに 年配娘はかなきり声を出して 「何言ってるのよ、お母さん・・・」 といちいちつっかかっている。 娘の声は店中に響き渡って 他の客の失笑を買っていた。 アタシはその娘の態度を否定できない。 それは、アタシそのものだから。 毒母に育てられた子供も年をとる。 アタシはこ…

  • 「メンタルにきている」の件。

    20年くらい前か。 変な電子健康器具にはまったママオが、 それをアタシにも使うようにと 執拗に説得するのだが、 あの時も異常だった。 わざわざ喫茶店に呼び出されて、 「がんが治った人もいる」という、 絶対にウソの宣伝文句の チラシを出してきた。 そんなモノにだまされる人がいるのか ・・・20年前でも、そう思った。 後にその健康器具の会社は詐欺の疑いで 書類送検されるのだけれども。 当然、…

  • 切なすぎて、書けない。

    アタシの文章力が足りなくて、 ママオの病的な「指示出し」の細かさを 十分に表現できなかった。 なので捕捉的なコトを書こうかな。 5年前にママオが骨盤を骨折して ほぼ寝たきりだった時など、 朝のカーテンの開け具合を 何cm単位でアタシに指示したものだ。 しかも、太陽の傾き具合によって・・・ つまり時間によって変動していくのだ。 それは、当然 天気によっても変わってくる。 少しでも間違っ…

  • 衣替え地獄。

    去年までは自分でやっていた 衣替えを、 ついにママオはできなくなった。 「やってくれ」とは言わないので、 アタシはそれにずっと気づかずにいた。 変な服を着ているので尋ねたら、 「まだ夏物を出してない」という。 しかも、 「足がよくなったら、やろうと思って」と。 仕方がない・・・ 「アタシがやってあげるよ」 と言うしかない。 ママオの衣替えのために、 今日はママオの部屋に滞在時間、…

  • 心にうつりゆくこと。

    86才にもなって カラダがいうことをきかなくなって、 もう自分ひとりで 自由にどこへもいけない・・・ そんな人を、人として かわいそう・・・とアタシだって思う。 ママオをディスる時に、 常にどこかにうっすらともやっている 罪悪感・・・ これはもしかして、 ママオへの愛情だったらどうしよう・・・ という嫌悪の気持ちと共に、 いやいや、これは人間が根底にもっている 「博愛」の精神だろうと …

  • ぶっ倒れた!?

    昨夜、会社から帰宅したアタシは、 マンションの下で ヘルパーさんに付き添われて 帰宅するママオに ばったり会ってしまった。 そして、アタシを見つけるなり、 いきいきとした口調で 「あたし、廊下で ぶっ倒れたよ!」と。 そう、これがママオ。 「ぶっ倒れた」という言葉を聞いて、 フツウなら、脳梗塞などで 意識を失って倒れることを想像しないか。 ヘルパーさんに訊くと、 昼間、いっしょに…

  • メンタルにきてるらしい。

    一時は要介護4だったママオも 杖があれば、なんとか歩けるようになった。 まあ、いろいろあるのだけれども。 おいおい書くとして・・・ ママオが通う病院・・・ 内科、整形外科、眼科、皮膚科、歯科へは、 すべてフツウの人なら歩いて10分くらい。 でも、ママオはその10分を歩くことはできず、 タクシーを使って通っている。 拾った場合は、片道410円。 だいたいは一人で行ってくれる。 これは、偉い! …

  • 毒娘の日課。

    アタシは 朝、起きてコーヒーを入れたら、 ママオの部屋に様子を見に行く。 ママオは 「今日はフラフラする」だとか 「病院に行くから、 タクシーは呼んである」とか。 自分の体調や、 今いちばん自分が気になっていることを 一方的に話すのみ。 老人だから仕方ない・・・って、 ママオは若い頃からそんな人だった。 人の話は聞かない。 常に自分のことばかり・・・ 人が話していても、 それを遮っ…

  • 帰ってきたママオ。

    ちょうど5年前のある日、 アタシの実母、ママオが ピノッキオのようになってしまった 棒みたいな両脚を床に投げ出して 「歩けない」と言い出したあの日から、 アタシの介護人生は始まった。 アタシはひとりっ子の一人娘で 幼い頃からママオの過干渉が過ぎて 「自由が許されない」環境に育ち、 つねに足かせをつけられているような 窮屈さを感じていて、 子供の頃の思い出はほどんどが 色でいったらグレー、…

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介護の遠吠え。毒母と毒娘
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