(1997年 アメリカ)ウェズリー・スナイプスがヴェネツィア国際映画祭で主演男優賞を受賞したという、にわかには信じがたい作品。しかもアクションではなく不倫ドラマで。着地点は想像の斜め上をいっており、かなりの珍作と言えるが、それゆえに見る価値
【凡作】ザ・キープ_マイケル・マン監督唯一のホラー(ネタバレあり・感想・解説)
(1983年 アメリカ)マイケル・マン監督の長編第2作にして、唯一のホラー映画。編集が粗く、ストーリーもつじつまが合っていない、主人公が何者だか分からないなど、いろいろ問題を抱えた作品ではあるけれど、一部に光る部分もあるので一見の価値はある
【凡作】オーメン・ザ・ファースト_そこボカさんといかんか?(ネタバレあり・感想・解説)
(2024年 アメリカ)『オーメン』(1976年)の前日譚で、オリジナルとの間で整合性を図りつつも独自性も織り込んだ着想は素晴らしかった。ただし映画のテンポまでが70年代風なので、現代のホラー映画として見ると間延びして感じられるのが弱点。
【良作】バッドボーイズ4 RIDE OR DIE_前作の予習は必須(ネタバレあり・感想・解説)
(2024年 アメリカ)人気シリーズの第4弾だが、ここに来てシリーズ最高を更新。今までで一番面白いと感じた。ストーリーには適度に捻りがあり、キャラクターの動かし方も良い。そしてアクションは楽しくて、全方位的によくできている。 感想 6/28
【良作】ビバリーヒルズ・コップ4_アクセルが帰ってきた!30年ぶりに(ネタバレなり・感想・解説)
(2024年 アメリカ)待ちに待った30年ぶりの続編。アクセルの親子関係が雑、前作メンバーが歳行きすぎて成立していないなど、少々強引な部分もあるが、それでもちゃんとビバリーヒルズ・コップしていたので、十分合格点だと言える。 感想 90年代か
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(1997年 アメリカ)ウェズリー・スナイプスがヴェネツィア国際映画祭で主演男優賞を受賞したという、にわかには信じがたい作品。しかもアクションではなく不倫ドラマで。着地点は想像の斜め上をいっており、かなりの珍作と言えるが、それゆえに見る価値
(2010年 アメリカ)アンジェリーナ・ジョリーのスパイアクション。意表を突く展開が連続する前半部分は文句なしに面白いのだが、後半に向けて説明不足だらけとなり、ドンデンへの納得感がどんどん薄くなっていく。 ブラックリスト入りした名脚本 本作
(1992年 アメリカ)スタローンが自身の最低作と認める駄作で、コメディなのにまったく笑えない前半部分は確かに酷い。しかし親子のバディで事件解決する後半部分は、割と真っ当なクライムアクションでそこそこ楽しめる。 感想 中学時代の私は、ランボ
(1999年 アメリカ)映画史上最大クラスの損害を出した空前の大コケ映画だが、アラブ人旅行家視点で英国の叙事詩を再構築したインテリな内容と、ジョン・マクティアナンのアクション演出の組み合わせは決して悪くない。騙されたと思って見て欲しい良作で
(1978年 アメリカ)ド迫力の波乗り場面が見せ場のサーフィン映画だが、人生という荒波に乗れなかった人々を描いた、実は暗い話だったりもする。良い映画だとは思うけど、個人的には合わなかった。 感想 存在こそ知っていたが、今の今まで見たことのな
(1998年 アメリカ)豪華スター共演によるシミュレーション映画で、後のアメリカ同時多発テロを予見する内容には驚かされるが、ポリティカルスリラーとしてはさほど盛り上がらない。エドワード・ズウィック監督はハイテクを描くことに不慣れだし、戒厳令
(2024年 アメリカ)世界観、テクノロジー、恐怖演出、グロ描写、すべてが完璧な作品で、その根底には『1』への深い深い愛情がある。さらには『2』~『4』、おまけに『プロメテウス』の構成要素まで取り込み、それでいて一切の破綻がないのだから、こ
(1981年 アメリカ)戦時下におけるサッカー親善試合と、捕虜による大脱走計画を絡めるという驚天動地の闇鍋企画だが、正直あまり盛り上がらない。ただし後のスタ作品につながる要素も多いので、ファンとして切って捨てられない魅力があるのも確か。 感
(1996年 アメリカ)シュワが「コメディもいける!」と勘違いしていた時期に主演した凡作。ウケを取りにいっているシュワの姿が痛々しいが、かといって見ていられないほど酷くもない。まさに凡作。 感想 むか~しゴールデン洋画劇場で見たけど、シュワ
(2024年 アメリカ)誰が望んだのか90年代の大ヒット作『ツイスター』、28年ぶりの続編。豪勢な見た目に対する貧弱なストーリーは前作譲りで、あまりおもしろくなかった。 感想 ここ最近の投稿を見ると、砂の惑星だの猿の惑星だのマッドマックスだ
(1993年 アメリカ)アパッチ族の勇者ジェロニモと騎兵隊の戦いが題材だけど、先住民への弾圧を声高に糾弾する内容ではなく、お互いをリスペクトしあう戦士たちの激アツドラマだった。ウォルター・ヒル監督×ジョン・ミリアス脚本はダテじゃない。 作品
(1983年 アメリカ)マイケル・マン監督の長編第2作にして、唯一のホラー映画。編集が粗く、ストーリーもつじつまが合っていない、主人公が何者だか分からないなど、いろいろ問題を抱えた作品ではあるけれど、一部に光る部分もあるので一見の価値はある
(2024年 アメリカ)『オーメン』(1976年)の前日譚で、オリジナルとの間で整合性を図りつつも独自性も織り込んだ着想は素晴らしかった。ただし映画のテンポまでが70年代風なので、現代のホラー映画として見ると間延びして感じられるのが弱点。
(2024年 アメリカ)人気シリーズの第4弾だが、ここに来てシリーズ最高を更新。今までで一番面白いと感じた。ストーリーには適度に捻りがあり、キャラクターの動かし方も良い。そしてアクションは楽しくて、全方位的によくできている。 感想 6/28
(2024年 アメリカ)待ちに待った30年ぶりの続編。アクセルの親子関係が雑、前作メンバーが歳行きすぎて成立していないなど、少々強引な部分もあるが、それでもちゃんとビバリーヒルズ・コップしていたので、十分合格点だと言える。 感想 90年代か
(1996年 アメリカ)野球バカが高じて人まで殺してしまうアブナイ人を名優デ・ニーロが演じたサイコ・スリラー。人生八方ふさがり状態でヤケを起こした主人公の姿には、物の憐れが宿っている。 感想 ダメ人間ほど自意識が高い 昔、日曜洋画劇場で見た
(1987年 アメリカ)80年代に流行したバディ刑事ものに、刑事と監視対象とのロマンス要素をトッピングしたアクション・コメディ。どんなジャンルでも卒なくこなすジョン・バダム監督が卒なく作った結果、可もなく不可もない凡作となった。 感想 中学
(2024年 オーストラリア・アメリカ)『怒りのデスロード』で気を吐いたフュリオサのスピンオフ。強さと脆さを両立したアニャ・テイラー=ジョイが素晴らしかったが、それ以上に悪役のクリス・ヘムズワースの狂いっぷりが最低かつ最高だった。 感想 フ
(1990年 アメリカ)ドルフ・ラングレンが人間を狩猟対象とするエイリアンと戦うというプレデター風アクション。さほど面白いわけでもないが、馬鹿みたいな威力のエイリアン銃の描写など、見所はちゃんとある。なおジェームズ・キャメロン制作の連続ドラ
(1980年 アメリカ)かつてイーストウッドが量産していたライト系の娯楽作だけど、家父長制的なイーストウッドの価値観は、現代目線では少々厳しい。めちゃくちゃ面白い展開があるわけでもなく、最後までノリ切れずに終わってしまった。 感想 午後ロー
(1994年 アメリカ)チャーリー・シーン主演の娯楽アクション。スカイダイビング場面はなかなかの迫力だし、テンポが良いのでサクサク見られるが、それ以上のものにもなっていない、ごくごく標準的な90年代アクション映画。ナスターシャ・キンスキーは
(1996年 アメリカ)豪華キャスト出演の劇場未公開・未ディスク化作品。そんな見る機会の限られた作品がアマプラに上がっていたので鑑賞してみたけど、90年代アクションとしては類型的すぎる内容に、あまり高くない演出力ゆえに、パッとしない仕上がり
(2014年 フランス・アメリカ)リーアム・ニーソンが家族のために殺戮の花を咲かせる名物シリーズの最終章。本国アメリカが舞台になったためかキル数は減ったが、それを補って余りあるほどスケールが拡大しており、これはこれでイケるアクション映画とな
(2012年 フランス・アメリカ)前作でこらしめたマフィアの家族が復讐にやってくる続編。ただし獲物を追ってこそのブライアンであり、追われる側に回ると魅力半減。 感想 公開前には誰からも期待されていなかったが、ふたを開けると観客からの全面的な
(2008年 フランス・アメリカ元CIA工作員のパパが、家族のためならいかなる暴力をも厭わないことで人気となったシリーズの第一弾。『コマンドー』(1985年)とほぼ同じ話に、当時は演技派として認識されていたリーアム・ニーソンを起用したプロデ
(2003年 アメリカ)麻薬組織に奥さんを殺されたヴィン・ディーゼルが、その復讐に立ち上がるというバイオレンスだけど、展開にも見せ場にも尖った部分がなく、復讐劇に必要な熱を帯びていない。チラシに描かれているような大爆発もないし。 感想 本作
(1990年 アメリカ)前作で相互理解が進んだはずのバディが、再び仲違いするところから始めるという滅茶苦茶な続編。ドラマは重複しているし、それを補うほどのアクションがあるわけでもないし、前作の劣化コピーという言葉がここまで当てはまる続編も珍
(1982年 アメリカ)映画デビュー作から個性全開のエディ・マーフィがとにかく凄い。ストーリー全般は70年代風なのだけど、エディが時代を10年進めている。ポスターではニック・ノルティが前面に出ているけど、これは紛れもなくエディの映画。 作品
(1995年カナダ)見てくれこそ安っぽいが、キレのあるショック描写や疑心暗鬼のスリラーで引っ張る良作。設定もストーリーも奇抜であり、見る者の裏をかき続ける面白い作品に仕上がっている。作品解説フィリップ・K・ディック著『変種第二号』の映画化原
(1995年アメリカ)内容面でもアクション面でも平凡な、ドルらしいと言えばドルらしい作品なのだが、どういうわけだか欧州の文芸女優が相手役なので演技面では充実しており、見て損のない仕上がりにはなっている。感想高校時代に地上波深夜枠で見た映画だ
(2000年アメリカ)国連直属の工作チームを主人公にした一風変わったサスペンス・アクションだけど、硬派な政治劇とウェズのやりすぎアクションの喰い合わせが悪く、黒幕の正体もバレバレで、いろいろとうまくいっていない。感想Netflix配信版は新
(1999年アメリカ)虚構と現実、無機物と有機物が混濁とした作風は紛れもなくクローネンバーグで、骨から組み立てる銃など印象に残る場面もいくつかあるが、全体としてはまぁまぁ。娯楽作にしては盛り上がりに欠けるし、同じことを何度も繰り返しているだ
(1989年アメリカ)肝心の深海モンスターのお姿はほとんど拝めず、大半の問題は特定のクルーが引き起こしているという、何とも壮絶なモンスターパニック(実は人災)だった。ただしこの問題児のキャラに妙な味があるので、駄作とは切って捨てられない魅力
(1989年オーストラリア)一般的には評判の悪いドルフ・ラングレン版パニッシャーだが、終わりなき暴力の連鎖の不毛さを描いた、実は奥深い映画。「みせてやる、オレの必殺猟法。」という勇ましい宣伝コピーから連想される内容ではない点には留意が必要。
(1975年カナダ)ヒットはしたが、そのエログロな作風に抗議が殺到したデヴィッド・クローネンバーグの商業デビュー作。肉体と精神の変容というテーマや、妙に合理的な背景など、その後のクローネンバーグ作品の構成要素がデビュー作の時点でほぼ網羅され
(1980年 アメリカ)良くも悪くも漫画レベルの映画。お話も見てくれもチープで、大予算をかけてなぜこのようなものを作ろうと思ったのか、ラウレンティスがこの企画のどこに勝機を見出していたのかはサッパリ分からない。あまりにも愚直すぎて唯一無二の
(2002年 フランス)ステイサムのアクションはキレッキレなんだけど、お話の方は全然キレッキレではない。職人気質風なのにすぐにルールを破る主人公とか、途中から運び屋要素ゼロになるとか、最終的に何のために戦ってるのか分からなくなるとか。感想簡
(2023年 アメリカ)ず~っとアクションをやってて飽きは来ないけど、話は妙に込み入ってて分かりづらいし、二部作の宿命で未消化の構成要素も多いし、満足度はイマイチだった。来年公開の続編の出来次第だと思う。作品解説製作自体がインポッシブルなミ
(1991年 アメリカ)ヴァンダムが製作・脚本にまで口を出した結果、「俺をかっこよく撮れ」だけになってしまった凡作。滅茶苦茶ひどいわけでもないが、インパクトはダブルになっていない。感想ヴァンダムの俺様映画中学生の頃に金曜ロードショーで見たけ
(1988年 日本・香港)日本の漫画を日本・香港合作で実写化した作品だが、本来は緻密に構築すべき物語を、基本的に脚本を作らない時代の香港で作ってしまったために、ハチャメチャなことになっている。バブル全盛期の日本社会特有の、何か新しいことにチ