(1989年 アメリカ)イーストウッドがアクション・コメディから足を洗うきっかけになった大コケ映画。アクションとしてもコメディとしても中途半端で、決して面白い映画ではないが、さくっと見るには程よい温度感なので、特に嫌いになることもなかった。
極限にまで追い込まれた主人公の元に到着した救援。アクション映画においても特に盛り上がるくだりだが、そんな中でも最高に素晴らしかった作品をピックアップして紹介したい。かっこよかった救援シーンジュラシック・パーク(1993年)/千両役者T-RE
【凡作】グレートウォール_東西折衷闇鍋怪獣映画(ネタバレあり・感想・解説)
(2017年 アメリカ・中国)中国の時代劇×モンスターパニック×マット・デイモンという闇鍋映画。最後まで絶妙なブレンドには至らなかったので、映画としての出来はイマイチと言える。しかし巨匠チャン・イーモウの持てる技術を駆使した見せ場の迫力は圧
【良作】猿の惑星:創世記_人間より猿を応援したくなる(ネタバレあり・感想・解説)
(2011年 アメリカ)架空の戦記ものとしては破格の完成度を誇っている。猿達を組織化して人類に対抗しうる軍隊を作り上げる過程や、不意打ちで勝利を収めるという戦術など、シーザーの策士ぶりが最高だった。作品解説『猿の惑星 征服』のアップグレード
【傑作】猿の惑星:新世紀_戦闘と独裁のリアル(ネタバレあり・感想・解説)
(2014年 アメリカ)モロにイラク戦争をモチーフにしたガチ路線に恐れ入った。現実社会の写し鏡だった猿の惑星シリーズは、本作でついに戦争のメカニズムを解き明かすことに成功した。感想正義が起こした戦争前作ラストではシーザーによる猿達の蜂起と、
【凡作】猿の惑星:聖戦記_迷走するシーザーと脚本(ネタバレあり・感想・解説)
(2017年 アメリカ)リーダーの責任を放棄するシーザーと、反撃されたくてやってるとしか思えない人間の軍隊の泥仕合。素晴らしいクォリティで来ていた新シリーズも、3作目でコケた。感想戦闘場面は驚異的な完成度開始早々戦闘場面から始まるが、これが
【凡作】ドミニオン_内面描写に特化した前日譚(ネタバレなし・感想・解説)
(2005年 アメリカ)ホラーの名作『エクソシスト』(1973年)の前日譚だけど、人間ドラマの方が面白すぎて相対的に悪魔の登場場面がつまらなくなっている。悪魔さえ出さなければ面白かったんだけど、それをやるともはや『エクソシスト』ではなくなる
【凡作】エクソシスト ビギニング_ゴア描写に特化した前日譚(ネタバレなし・感想・解説)
(2005年 アメリカ)ホラーの名作『エクソシスト』(1973年)の前日譚だけど、ゴア描写に特化してドラマ部分はかなり置き去りになっている。見て損をするレベルではないが、見なかったからと言って損もしない。そういう凡作。作品解説いろいろ大変だ
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(1989年 アメリカ)イーストウッドがアクション・コメディから足を洗うきっかけになった大コケ映画。アクションとしてもコメディとしても中途半端で、決して面白い映画ではないが、さくっと見るには程よい温度感なので、特に嫌いになることもなかった。
(1993年 アメリカ)ビデオスルーのB級SFだが、かと言って切って捨てられない魅力がある。前作とちゃんとつながった設定、世界規模の背景を持った物語など、よくぞこれだけ大風呂敷広げられたなぁと。低予算なので多くは期待できないが、やれることは
(1984年 アメリカ)懐かしの映画だけど、あらためて見ると記憶以上に作り込みの細かい良作だった。SF好きほど騙されそうな意外性あるストーリーに、地に足の着いたドラマ。総合的に完成度が高く、VFXのショボさには目を瞑りたくなる。 感想 子供
(2023年 アメリカ)3億ドルもの製作費がかけられた空前絶後の10作目。ストーリーにまとまりはないが、ジェイソン・モモア、ブリー・ラーソンら新キャストの魅力と、途方もないことになった見せ場の物量・熱量で何とかなっている 感想 今回が初鑑賞
(2021年 アメリカ)ついに宇宙にまで飛び出した第9作目だけど、ここまでくるともはや車である必然性がなく、ド派手な見せ場の連続にもちょっと引く自分がいた。ドム&ジェイコブ兄弟の確執も分かったような分からんような微妙なものだったし、
(2017年 アメリカ)ドムが敵の手に落ちる第8作。お話の方はいつもに輪をかけて適当だが、新監督F・ゲイリー・グレイのアクション演出が冴え渡っており、見せ場の楽しさはシリーズ随一と言える。 感想 これも映画館に見に行ったけど、特に面白いとは
(2015年 アメリカ)シリーズ第7弾にして、現時点で最大のヒット作。話は相変わらず適当で、都合が悪くなると方向転換を繰り返すが、ジェイソン・ステイサムを悪役に据えたことで戦いには緊張感が漂っており、アクション映画しては筋が通っている。また
(2013年 アメリカ)ミッションもののフォーマットを確立したシリーズ第6弾。ただしお話の方はいつも以上に適当で、敵を仕留められるチャンスを何度も逃し、何のために戦ってんだかも次第に分からなくなってくる。派手な見せ場は楽しいけど、所々やりす
(2011年 アメリカ)シリーズの超大作化のきっかけとなった第5弾であり、過去作品の仲間を集合させてファミリー化していくのも本作から。シリーズ中興の祖ともいえる重要作だが、ドムにあまりにも大義がなさすぎることは気になった。ほぼ金目的で動いて
(2009年 アメリカ)右肩下がりだった興行成績を上向かせたシリーズの起爆剤的4作目。カーアクションにはさらに磨きがかかり、シリーズのルックスは本作で完成されたと言えるが、お話の方が…。ドムが狭量すぎて感情移入できなかった。 感想 ソフト化
(2006年 アメリカ)シリーズ最低作品。主人公を高校生の年齢にまで引き下げた割に、その成長譚としてまったく機能していないし、しかも主演が老け顔でまったく17歳に見えない。また日本人が重要な役を演じていないので、東京を舞台に移した意義も感じ
(2003年 アメリカ)ヴィン・ディーゼル抜きの第二作。前作以上に話は面白くなかったけど、予算倍増でカーアクションの迫力は向上しており、特に大スケールのチェイスが繰り広げられるクライマックスは大いに楽しめた。 感想 第一作に引き続き、ソフト
(2001年 アメリカ)アクションフランチャイズの第一作目だが、直近作品とは比較にならないほどこじんまりとしている。主人公ドミニクは魅力的ではあるけれど、この時点での彼の言動にはツッコミどころも多く、また潜入捜査ものらしいスリル感もなく、作
(2023年 アメリカ)アクション映画界のレジェンドたちが出演しなくなった『エクスペンダブルズ』。ジェイソン・ステイサム一人が走り回っている状態で集団アクションでもなくなっており、もはやシリーズの維持が難しくなっていることがはっきりとわかっ
(1990年 日本・アメリカ)バブル期の日本がハリウッドにぼったくり価格で作らせたSF超大作。標準的なハリウッド映画2本分の予算をかけて、よくここまで面白くない映画を作れたもんだと感心するほどの仕上がりで、現場の誰もやる気がなく、ただただ金
(1991年 アメリカ)カルト的な人気を博した『ハイランダー 悪魔の戦士』(1986年)の続編だけど、急な設定変更により"ハイランダーの悲劇の物語"はぶち壊しだし、チャンバラも随分と雑になった。余計なことしかしていない、
(1987年 アメリカ)いかにも80年代らしい緊張感皆無のSFアクションコメディだけど、クセ強めのキャラクター達による気の抜けたやり取りが楽しい。作品全体の温度感とは裏腹に気合入りまくりのVFXにも一見の価値がある。 作品解説 本作は『グレ
(1990年 アメリカ)世間的には不評とされる続編だけど、個人的には大いに楽しめた。ジョー・ダンテの悪ふざけが頂点に達した怪作で、前作をもメタ的に破壊するという高度なジョークが炸裂する。無駄にストップモーションを使った特撮魂にも恐れ入った。
(1984年 アメリカ)クリスマス映画の定番だけど、コメディにしては毒が強すぎるし、ホラーにしては刺激が足りないし、なんだか中途半端な印象。ギズモの奇跡的なデザインに救われているだけで、実はそれほど大衆にフィットする作品でもないような気がす
(2018年 フランス)80年代B級アクションのパロディ映画。「あの頃の映画が大好きなんだろうなぁ」ということは十分に伝わってくる内容だし、元ネタのチョイスも結構ツボで、趣向が近い人は楽しめると思う。ただし内輪のパロディの域は越えていないの
(1979年 アメリカ)モンスター映画の金字塔であり、現在の目で見ても、何度見ても、怖くて面白い。スラッシャー映画としての演出がよく出来ている上に、エイリアンの設定や美術デザインなども優秀で、死角が全くないのが凄い。作品解説新人脚本家ダン・
(1998年 アメリカ)全盛期のジョン・ウーが監督したテレビ映画だが、これが驚くほど面白くない。キャラクターの設定は雑だし、戦力描写は安定していない。ストーリーはいい加減で必要なエピソードがいくつも抜けているような状態だし、肝心のアクション
(1998年 アメリカ)ダメな方のポール・アンダーソンの悪いところがドバっと出てしまったSFドラマ。解任されたソルジャーのその後というドラマ性の高い作品であるにも関わらず、ソルジャー自身も、ソルジャーに関わる人々もうまく描写できておらず、彼
(2009年 アメリカ)SFアクションの凡作。テクノロジーを扱ったSFの割に世界観に魅力がないし、アクションにもこれと言ったものがない。浅いドラマに重いメッセージを乗っけたことで作品全体が崩壊気味で、90分未満というかなり短い上映時間にも関
(1994年 アメリカ)前半は面白いのに、後半に向けて計ったようにつまらなくなっていくという、いつものエメリッヒ作品。お膳立てはいいんだけど、ドラマをやりきる演出力がないということなのだろう。作品解説若手スタッフ多数起用公開当時は「構想12
(1999年 アメリカ)諜報員の男が、サイコキラーの女のストーカーになるという、着想の時点では面白そうな話なのに、ミスキャストやら細部の詰めの甘さやらで、違和感しかない映画になっている。アシュレイ・ジャッドは魅力的に撮られているので、美人を
(1997年 アメリカ)アクションスリラーの中では一番かもしれないほど好きな映画。世間一般からはほぼ忘れ去られている作品だが、圧巻の構成力と素晴らしい演技力に支えられた傑出した映画だと思う。感想おすぎと私が愛した映画高校時代に金曜ロードショ
(2002年 アメリカ)ドラゴン、文明崩壊後の世界、クリスチャン・ベールと、男子の好きなものがぎっしり詰まった作品のはずが、驚くほど盛り上がらずに終わった企画倒れ映画。好きなものをいくつ積み重ねても、面白さが数倍になるわけではないということ
(1989年 アメリカ)日本へのリスペクトが感じられるハリウッド大作ながらも、バディ刑事ものとしては類型的すぎるメインプロットや、主人公ニックの物語が脆弱すぎることなど、明らかな弱みもある凡作。日本人以外が見ると、きっとつまらないと思う。作
(1997年 アメリカ)90年代のサイコスリラーブームの折に製作された駄作の一つ。脇役では魅力的なモーガン・フリーマンも主演になった途端に精彩を欠くし、主人公アレックス・クロスの異能が筋書きに生かされていない。そしてとある事情から、吹替版で
(2003年 アメリカ)刑事ものとしてもサスペンスとしてもコメディとしても中途半端で、全部一緒にやろうとして何一つモノにならなかったという作品であり、暇つぶしであっても見るんじゃなかったと後悔した。感想駄作・オブ・駄作公開当時からめちゃくち
以前から気になっていたドルビーアトモスを我が6畳間に導入したので、そのプロセスについて備忘的にまとめてみた。Google DiscoverにしてやられるGoogle Discoverは恐ろしい仕組みだ。なぜなら、ほんの些細な興味でも本格的な
(1995年 アメリカ)最低映画の称号を欲しいままにする作品だが、腰を据えて見てみるとそんなに悪くない。エンタメ業界の魑魅魍魎をかなり極端な形で描いた作品で、一定の真理を突く鋭さはある。作品解説『氷の微笑』トリオ再び『氷の微笑』(1992年
(2022年 アメリカ)並みの大ヒットどころでは回収できないというシャレにならない製作費を投じた大作中の大作であり、金とこだわりを炸裂させた映像美は圧巻の一言だった。ただしお話自体は前作とほぼ同じなので、映画館以外で見るとすんごいつまんない
(2022年 アメリカ)『アバター2』に関しては凄い凄いという評判の一方で、各地で機材トラブルが多発している。運悪く私もそのトラブルに巻き込まれて初日に観る機会を逃したので、備忘的に当日の様子を書いておく。アバター2への思い『アバター』(2
(1982年 アメリカ)古典のリメイクだが雰囲気作りに全力を投じたのか、ショックシーンは少ないし、ドラマは盛り上がらない凡作だった。主演のナタキンは素晴らしかったが。作品解説往年のホラーのリメイクホラー映画の古典『キャット・ピープル』(19
(1989年 オーストラリア)海洋サスペンスの一作で、犯人の設定など首を傾げざるを得ない点はいくつかあるものの、まぁそれなりには見ていられる水準には達しています。若い頃のニコール・キッドマン(撮影開始時点で19歳)を堪能できる作品ではあるの
(1997年 アメリカ)ホワイトハウスの陰謀に若い大統領補佐官とジャーナリストが挑むという大風呂敷広げまくったポリティカルアクションなのですが、持たざる主人公でも太刀打ち可能なよう陰謀側の行動がユルユルになった結果、どうしようもなく緊張感の
極限にまで追い込まれた主人公の元に到着した救援。アクション映画においても特に盛り上がるくだりだが、そんな中でも最高に素晴らしかった作品をピックアップして紹介したい。かっこよかった救援シーンジュラシック・パーク(1993年)/千両役者T-RE
(2017年 アメリカ・中国)中国の時代劇×モンスターパニック×マット・デイモンという闇鍋映画。最後まで絶妙なブレンドには至らなかったので、映画としての出来はイマイチと言える。しかし巨匠チャン・イーモウの持てる技術を駆使した見せ場の迫力は圧