アガサクリスティー『春にして君を離れ』を読んで、家族のあり方について考えてみました
「もし僕が無人島に持っていくなら、この一冊ですよ」 と、友人が教えてくれたのが、アガサクリスティーの『春にして君を離れ』でした。 アガサクリスティーのミステリー小説は有名ですが、この小説は、彼女が当時、別のペンネームで書いていたものなのです。しかも殺人事件のない小説なのです。 本のタイトルに目を奪われました。春にして君を離れ… 一瞬、高校時代、春なのに別れてしまった彼を思い出しました。 春な〜のに〜お別〜れです〜か〜♬を、歌っては泣いていたものです。 ところが、この本は、そんな軽々しい単純な恋愛小説、ではなかったのです。 これから読むご予定の方は、以下、ネタバレしますので、ここまででね。 主人…
2019/06/30 01:54