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DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記 https://www.daveperth.work/

2000年からオーストラリアに移住したDavePerthのオーストラリア生活記・および海外旅行記。ブログ内にはオーストラリア永住権取得までの道のりや、ディープな海外旅行記・趣味のサーフィン情報なども今後アップしていきたいと思います。

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2019/05/04

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  • 海外在住者(オーストラリア)の海外旅行術(私が利用している個人旅行者向けの便利なアプリ・サービス)

    海外旅行で便利なGrabやWazeを上手くこなせば、アジアのタクシーでぼったくられることはもうない❕❓ 近年個人旅行と言ってもひと昔前のバックパッカーの旅と違って、皆色々な地図アプリや観光まとめサイトなどを使って旅するようなスタイルになって来ていて、旅慣れしていなくても簡単に色んな所に行けるようになりました。 僕自身もスマホ持つ前の2011年まではネット情報やアプリなどに一切頼らない、その場その場で動いて切り開いていくような旅をガンガンしていましたが、近年ちょっと便利なアプリなどを利用して旅したりするようになりました。(それが良い事かどうかは別として。。) 日本から海外旅行に行く人達も色々な目…

  • 海外在住者(オーストラリア)のホリデースタイル~海外旅行の仕方

    オーストラリア在住者視点からの海外旅行・ホリデーの形・情報収集 オーストラリアに移住して長い時間が経ちましたが、元々自分は旅好きが高じて有給制度も充実しているこの国への永住を決断しました。 なのでオーストラリア在住の多くの日本人やアジア系の人達がほぼ毎回ホリデーを日本や自国に帰省するのに反して、自分はたまに日本へ、他のホリデーは基本海外旅行をする、というスタンスでやっています。 オーストラリアでまともな企業で働いていれば普通は年4週間くらいは休みが取れますし、当たり前ですが皆有給は全て消化します。僕自身はまとめて取る時と分けて取る時がありますが、ガツッとどこかの国にディープに気合い入れて行きた…

  • 西オーストラリア郊外の観光地 ~ラクダがいる北の大地・Broome(ブルーム)~

    西オーストラリアの果てのビーチリゾート・Broome旅行のお勧め 西オーストラリア(WA)は広い❕❕ 西オーストラリア州だけで面積は日本の7倍近くにもなりますが、ちゃんとした規模の街は州都のパースだけ。ビルがあるのもパースの街の中心地のほんの一角だけ、という極端な地理で殆どの土地が荒野や砂漠なのです。 なのでパース近郊のみでなく、広ーいWAのあちこちに自然系の絶景スポットなどが広がっているので、時間がある人は是非パースの街中から離れてそういった、WA本来の底力を見られるパワーあふれる迫力満点のスポットに行く事を強くお勧めします。 今回はその中でも”月の階段”や”キャメルライド”などで人気の、パ…

  • パースサーフィン ~久々のパーフェクトコンディション~

    サーフィンシーズンも後半のパース近郊で久しぶりに”天気良し❕風無し❕波サイズあり❕” 今日はめったにないサーフィンにパーフェクトなコンディションだった❢❢🌊 まず9月にしては今週から暖かい日が続き、天候も安定している。ここ3日間くらいは殆ど風もなく、昨日もサーフィンしたのだがサイズもまずまずあって平日だけど人も多かった。 そして今日は元々予報で波もサイズが上がり、風も引き続き殆どなし❕となっていたので人が多いことが予想された。 なので今日はこの時期良く入っていて、昨日も入っていたコテスローリーフのポイントブレイクではなくその南のLeighton Beach周辺をチェックしてみることにした。 普…

  • 今年もパースにワイルドフラワーシーズンが到来❕❕

    <パース&西オーストラリアには独特の固有種の植物も多く、ワイルドフラワーはこの季節限定の観光の目玉❢> <パース&西オーストラリアには独特の固有種の植物も多く、ワイルドフラワーはこの季節限定の観光の目玉❢> 《中心部近郊のスポット》 【キングスパーク】 【Wireless Hill Reserve】 《他の郊外のスポット》 【Ellis Brook】 【Lesmurdie Falls National Park】 【John Forrest National Park】 《ツアーが出ているスポット》 《日本と真逆のお花前線》 そろそろ冬の雨期が終わりに近づき、今年もパースには季節限定の観光の目…

  • 留学や移住をプランしている人へ効果的な総合英語勉強法② なぜ日本での準備が大事か、そして現地に行ってからどう語学力を伸ばしていくか

    日本でやって来た事をベースにして、現地に行ったら+(プラス)を増やして行く 前回の記事で日本で英語(語学力)の基礎を作って来た方が、現地に来てからの伸び率が全然違う、という話をしました。 それを踏まえて現地に来てから更に効果的に語学力を伸ばすためのポイントは色々あると思いますが、今回は僕が今まで色んな人を見て来た中で感じた、どういった事が大切かいくつかのポイントに絞って書いて行こうと思います。 日本でやって来た事をベースにして、現地に行ったら+(プラス)を増やして行く 《例証:日本でやって来たかどうかの差はこうやって現れる》 《勿論来てからも遅くは無いので今から始めよう!》 《渡航の目標を”語…

  • これから留学や移住を考えている人へ~効果的な総合的英語勉強法について~

    ~語学は日本で出来る限りやっておくべき!そこから移住は始まっている!!~<日本を出る前に移住先の語学を勉強する・しないは、渡航してからの新生活を大きく左右する!!> 今回は留学や移住をプランしている人達に現実的でシビアな事を書きます。 ~語学は日本で出来る限りやっておくべき!そこから移住は始まっている!!~<日本を出る前に移住先の語学を勉強する・しないは、渡航してからの新生活を大きく左右する!!> 英語(現地語)は日本にいる間に基礎を作っておくべき理由 渡航前:日本で自分で英語を勉強する方法 英語の勉強に対しての偏った認識が多い 単語・文法・リーディング・スピーキング・リスニングを同時に総合的…

  • 海外(オーストラリア)移住へのアドバイス③~狙い目の職業からまだまだ移住・永住権の可能性はある!~

    <狙い目はやはり地方雇用主スポンサービザか❕> <狙い目はやはり地方雇用主スポンサービザか❕> Independent Skilled Migration Visa (独立移住ビザ) RSMS(地方雇用主スポンサービザ)で永住権取得の可能性が今年11月に広がる❕❕ 今狙い目の職業は? 自ら事業主となって移住する IELTS(英語テスト)はビザ申請に必要なので早めに準備しよう! 結局は結婚が一番手っ取り早い まとめ 今回は前回からの続きですが、学校のコースが終わった後にいよいよその後のビザの申請に行く話をして行きます。 この記事を書くにあたって政府のホームページやビザに関する関連記事を見て少し情…

  • 海外(オーストラリア)移住へのアドバイス②~移住のプロセスと準備をする~

    <まずは最初に滞在するビザを選び、その後のプランを立てよう❕> <まずは最初に滞在するビザを選び、その後のプランを立てよう❕> 最初はワーキングホリデーか学生ビザどちらで行くべきか? 語学学校の次はいよいよ移住に繋がるメインコースに行く 今回は前回からの続きで、海外(オーストラリア)移住へ向けて取得しなくてはならないビザの件などをざっくり話して行きたいと思います。ここではオーストラリアを基準に考えて行きます。 ただ僕は専門家でも何でもないので、アップデートされたオーストラリアや各国の移民法や自分の経歴が具体的にどのように役に立つか知りたければ、前回記事で挙げたように移民エージェントなどに問い合…

  • 海外(オーストラリア)移住へのアドバイス①~移住したら幸せになれるのか~

    <海外移住に向けての第一歩はとにかく行動せよ!> <海外移住に向けての第一歩はとにかく行動せよ!> 海外移住の動機や手段は本当に人それぞれです!共通の正解なんて無い❕❕ 無責任なアドバイスや情報に振り回されるな!ポジティブで具体的な事だけ耳を貸そう! 移住先を考える 情報を具体的に調べてみる(移民エージェントの無料サービスを上手く利用する) 海外移住のアドバイスや情報の記事なんかはあちこちネットでも溢れてると思いますが、僕自身も自身の生の経験や周りの移住者達を見て来て、自分なりの視点で本音で綺麗ごと無しで書いてみたいので、これから考えている人達に少しでも参考になればいいと思います。 尚、僕自身…

  • パースのサーフィン本番の時期は今、久々にコンディションが良かった!

    <実はパース近郊のサーフィンのシーズンは冬、今が本番> 海と言えば夏!という人も多いと思いますが、ここパース近郊のサーファー達にとっては今の冬の時期がハイシーズンです。 基本的に12月~1月は波も小さくなり、2月に至ってはビーチがどこもほぼ湖状態になってしまいます。海水浴には持ってこいですけど。。 4月頃からストームがやってくればそれくらいから波が入り始めるので、4月に良い波が来る年は当たりの年かもしれません。通常5月くらいから9・10月くらいまでコンスタントにサーフィンが出来るので、ちょうど今がシーズンど真ん中ですね。 水は冷たいけど。。。 ただもしこっちでサーフィンを始めたいという人には夏…

  • オーストラリア人の働き方&ホリデーの取り方~ライフバランス

    <オージーの働き方を見習って個人的働き方改革をしよう!!> 昨今日本では働き方改革という言葉が飛び交っていて、少しずつ労働環境の改善が進んで行くような風潮が広がっています。ただそれでもやっぱり長年根付いた強い文化というか古い非国際的な体質が簡単に変わる事はないと思います。 日本にいたらそれが当たり前になっていて、体育会の部活動のように奴隷のような思考停止した殉じ方が正しい事・或いは唯一の選択肢だと妄信してしまっている人も結構いると思います。 ただそもそも日本の組織と個人の距離感って普通の先進国の感覚からしたら、特殊というか異常なんですよね。大学生が全国一斉に就職活動して、この21世紀に似たよう…

  • オーストラリアでの仕事探しについて④(最新アップデート)~ローカル系で働くために~

    <折角オーストラリアに来たからにはローカル系の仕事にチャレンジ!!> 新しい環境にチャレンジする事は絶対にマイナスにはならない!! アウェイの環境は人間を必ず成長させる では実際どんな仕事ならゲット出来そうか? 仕事をゲットするために短期でとれる資格 自己アピールを効果的にすることが仕事獲得の大きな一手になる!! まとめ 新しい環境にチャレンジする事は絶対にマイナスにはならない!! ワーキングホリデーや語学留学などでオーストラリアに来た多くの人達が、ある一定のパターンで1年ないし2年余りを過ごしている傾向があります。 まず語学学校に通ってその後日本食レストランなどで働き、ファームに行ってセカン…

  • オーストラリアでの仕事探しについて③ ~優良な会社の見分け方・こんな会社はいやだ!!編~

    <労働条件&環境は大事だ!!> 世界どこで働こうが労働条件や環境が良いに越したことはないでしょう。 私自身もオーストラリアで色々な職場で働き、それなりに良い所・悪い所がありましたよ、当たり前ですが。。 自分自身の経験や今まで出会った様々なバックグラウンドの人達の体験談などから、何点か違った角度から働く前に見極めたいポイントなどを今回は書いてみたいと思います。 *あくまで個人の経験から来る認識や見解なので、勝手な事も書いてますが一意見やひとつの情報として捉えて下さい。 比較的優良企業かそうでないかを見極める視点は色々とあると思いますが、今回は求人広告・雇用主のバックグラウンドなどから考えたいと思…

  • オーストラリアでの仕事探しについて②(最新アップデート)~Job探しサイト活用編~

    <自分の状況や探している職種に合ったJob seeking siteを上手く活用しよう> 前回は履歴書などオーストラリアでの仕事探しに必要な書類の準備についての記事を書きましたが、今回はその続きで実際に仕事探しを始める時に利用するJob seeking sitesの利用法やワーホリや学生の人達にも探しやすい職種などに便利なサイトなどを紹介したいと思います。 *あくまで個人の経験から来る認識や見解なので、勝手な事も書いてますが一意見やひとつの情報として捉えて下さい。 リクルートサイトの種類 SEEK(幅広い層に利用価値が高い王道) ☆履歴書やカバーレター・他の資格の関連書類などをサイトに保存出来…

  • オーストラリアでの仕事探しについて①(最新アップデート)~必要書類準備編~

    <久々のパースでの就活は骨折りだった> 今年3月初めにしばらく日本に滞在するために前の職場を退職して、すっかり日本の滞在を満喫してパースに帰ってきてから、当たり前だが職探しをやらなければならなかった。 数年ぶりのパースでの職探しをするに当たって自分に課していた条件は、まず焦ってしょうもない仕事をゲットしない事だった。仕事探しがスムーズに上手くいかないと人間誰でも焦ってくるので、とかく目の前にある仕事に手っ取り早く行きがちになってしまう。 過去にそれで失敗もしているので、今回はちゃんとした労働環境の良い会社をじっくり選ぼうと思いそういう仕事から探す事にした。 まず自分に出来る事・出来ない事がある…

  • ボルネオ島 野生動物(ど素人)写真館 ~ジャングルで出会ったワイルドライフ~ Version②2018

    <ボルネオ島・ワイルドライフ写真館Version 1> 過去4度のボルネオ島の東マレーシアサバ州のジャングルで出会った野生生物の写真をまとめて見ましたので、興味ある人は見て下さい。パート2は2018年のトリップの時の写真&動画です。 《野生の王国・キナバタンガンで見れた動物》 2018年は野生動物探しは、キナバタンガンという地域のみで行いました。 キナバタンガンという川沿いの地域はボルネオ島・サバ州の中でも野生動物の宝庫として知られていて、世界中から多くの研究チームなどがこの場所を拠点に絶滅危惧種などを初め様々なワイルドライフを研究している。サバ州で野生動物の観測するならここが一番見る確率が高…

  • ボルネオ島 野生動物(ど素人)写真館 ~ジャングルで出会ったワイルドライフ~ Version①2016

    <ボルネオ島・ワイルドライフ写真館Version 1> 過去4度のボルネオ島の東マレーシアサバ州のジャングルで出会った野生生物の写真をまとめて見ましたので、興味ある人は見て下さい。 まずは2016年に出会った生物から。 *ド素人が安っすいカメラで撮ったものなので、画像の質やスキルの無さはご了承下さい。 《Lupa Masaというジャングルロッジ付近で見れた物》 コタキナバルから車で約2時間半の温泉の村・Poringからジャングルトレッキングをして辿り着いた、数キロ四方何もないジャングルの真ん中にあるLupa Masaというジャングルロッジに宿泊した時に出会った生物達です。 ナイトウォーキングで…

  • ボルネオ島初上陸2016 ~目指せオランウータンとジャングル~⑧ ダナンバレーでついに野生オランウータンに遭遇編

    <恐竜時代のジャングルでついに野生のオランウータンに会えた!> Tip of Borneoの隠れ家ビーチに後ろ髪を惹かれながら戻った翌日、このボルネオ島の旅も終盤なので最後のオランウータンに会うチャンスのある場所・ダナンバレーに向かった。 朝早くからコタキナバルの空港へ行き、サバ州内のフライトのゾーンに入っていき、ダナンバレーに行く起点の町となるLahad Datuまで、これで本当にたどりつけるんだろうか??といったオンボロのプロペラ機で向かった。 フライト時間は1時間程で、そこまで揺れる事なく無事に辿り着いた。 さびれたLahad Datuのエアポート。あんなプロペラ機でやって来た 町も特に…

  • オーストラリアとワイルドライフ ~オーストラリアで出会える野生生物について~

    <ワイルドライフ・オーストラリア> 今回はふとただ思いついたのだが、オーストラリアで今まで出会ってきたり、触れ合えたりする、あくまで野生の生物について紹介したいと思う。 サンゴ礁の島に行くと、浅瀬でもこんなに魚がいる。気持ち悪い <ニモの親子!?> Nimo at Lady Elliot Is. from Dave Yanagiba on Vimeo. オーストラリアと言っても広いし、季節や場所によって出会える野生生物は違うんだけど、自分がたまたま見れた物やカメラに収めることが出来たものを紹介したいと思います。 勿論他にも色々と見た事はあったけど、全てがカメラに収める事が出来たわけではないので…

  • ボルネオ島初上陸2016 ~目指せオランウータンとジャングル~⑦ 隠れ家的ビーチ編

    <隠れ家的ビーチでまだ見ぬ波を探せ!> 山から帰ってきて一泊コタキナバルでした後、翌日早々また別の場所を目指した。 そこはTip of Borneoと呼ばれるポイントで、名前の通りまさにボルネオ島の北東の先端にポツンと出っ張っている所である。 地図でピンが刺さっている場所で、フィリピンと目と鼻の先 今回レンタカーを借りたりしていないので、ここまでの足はまず起点になるKudatという町まで行かなければならない。そこまでお馴染みの乗合いバスで3時間ちょっとかけてそこに着いてから考える事にした。 一応Poring近くのジャングルロッジ・Lupa Masaと同系列のロッジがこの近辺にあるという事でコン…

  • ボルネオ島初上陸2016 ~目指せオランウータンとジャングル~⑥ キナバル山登山編

    <東南アジア最高峰の山へチャレンジ!> キナバタンガンでオランウータン発見のミッションは達成出来なかったが、この旅行の最後の数日間はまだ何も決まっていないので、最後のオランウータンチャンスにかけて、ダナン・バレー国立公園という恐竜時代からそのまんまの本物のジャングルに行ってもう一度執念でオランウータンを探す事にした。 その為にはそこに行く許可証やそこまでの車を手配しなければならなかったので、政府系のオフィスに直接行き申請をして入域許可を貰ってきた。 ようし、これであと一度チャンスがある!心置きなくこれから山に登れるぞ! キナバル国立公園に向かう当日、チェックアウトをしていつもの乗り合いバス乗り…

  • ボルネオ島初上陸2016 ~目指せオランウータンとジャングル~⑤ オランウータンの生息地・キナバタンガン編②

    <はたしてオランウータンに出会えるのか?> 《朝から動物達の宴が繰り広げられる》 虫やヒルが心配された夜だったが、Lupa Masaの時と同様にここでも完全な静寂の中、虫や鳥の音を子守唄にぐっすりと眠る事が出来た。 朝はシャワーではなく、現地スタイルのマンディ(要するにただの水浴び)で汗を流しすっきりした。そして朝一で周辺のジャングルウォークに向かう。 この辺は湖に霧が立ち、朝もやの中に鳥類や動物の鳴き声が響いて来て、今ジャングルにいるんだと実感が湧いてくる。結局大物は見られなかったが、ロッジ近くに戻ってくると近くの木にGiant Squirrelという、リスの最大種が現れたりした。また湖には…

  • ボルネオ島初上陸2016 ~目指せオランウータンとジャングル~④ オランウータンの生息地・キナバタンガン編①

    <ついにオランウータンの生息地のジャングルに上陸!> 陸の孤島のジャングル・Lupa Masaで2泊した後、下界の村・Poringまで荷物を持ち歩いて出た。そこでニックの知っているおばちゃんドライバーにRanauという中継地点まで行った。 世話になった自然オタク・ニックと一枚。これからも自然オタクを追求してほしい そしてそこからバスを捕まえて次のジャングルの中継地点である、コタキナバルに次ぐサバ州第2の町・サンダカンに向かう。 ハイウェイに出てバスを待つが中々来ないし、来ても満席なのか通り過ぎて行ってしまう。。そこで次来たバスに止まってもらえるように早めに大きくジェスチャーでアピールしていたら…

  • ボルネオ島初上陸2016 ~目指せオランウータンとジャングル~③ 陸の孤島・無名のジャングル編

    <Lupa Masaという無名のジャングルロッジで自然にどっぷり浸る> ブルネイからコタキナバルに戻った翌日、今日はLupa Masaという個人経営の、ジャングルの奥にひっそりとある小さな小さなロッジに泊まるために朝から荷物をまとめバタバタしていた。 取り合えず乗り合いバス乗り場まで行くが、目的地の途中まで行く朝の便は既に出発してしまったために、次のバスを待つが一向に人が集まらないので出発しない。。 そう、こういう国の乗合いバスというのはそもそも出発時間なんてあってないようなものである。未だに人がパンパンにこれでもか!と隙間がないくらい集まるまで絶対出発しない。今日行くLupa Masaという…

  • ボルネオ島初上陸2016 ~目指せオランウータンとジャングル~② ブルネイ編

    <小さな小さな王国ブルネイに上陸!> 《国際船でブルネイに向けいざ出発》 コタキナバルに2泊した後、友人の日程が数日しかないので翌日には弾丸のブルネイ行きを決行した。 ブルネイの正式名称はブルネイ・ダルサラーム国で、王様が国を仕切る王国で、国土は三重県と同じくらいしかない。 しかし石油や天然ガスが豊富で一時期はこの国の王様は世界一の金持ちと言われ、日本とも天然資源の輸出で深い関係があったりする。 そしてこの国はマレーシア以上にイスラム・イスラムした伝統的な一面がある。 朝、コタキナバルの街はずれのJesselton Jettyという桟橋から毎日朝8:00にブルネイ行きの船が出ているので、7:0…

  • ボルネオ島初上陸2016 ~目指せオランウータンとジャングル~① コタキナバル編

    <初上陸!憧れのオランウータンと野生の島> 2016年、ついに以前から気になっていた、ジャングルと海の大きな島・ボルネオ島に行ってきた。 以前はジャングルとかワイルドな環境は好きだったが、そこまで野生動物に対して強い興味は持っていなかった。 だが、その2年前ネパールでヒマラヤトレッキングをした後何となくにジャングルの方に移動してそこでトラを探したり、巨大なサイに追い掛け回され危うく殺されそうになったりと、そんな経験をしたらワイルドライフを求めて探検する面白さに今更ながらに気付いてしまった。 そこでこのボルネオ島と隣のスマトラ島にしか現存生息していない、絶滅危惧種の野生のオランウータンにジャング…

  • 久々のサーフィン第2弾はCOTTESLOE REEFポイントで野生のアシカとサーフィン

    <久々のリーフポイントでのサーフィンでアシカに遭遇> オーストラリアに帰国して久々のサーフィンの第2弾は、前回のビーチブレイクのTrigg beachではなく、少しだけサイズも上がったのでリーフポイントのCottesloeに向かいました。 駐車場の上から見たCottesloeのリーフポイント ここも小さな駐車場があり、また海岸線の道沿いの両脇がずっと駐車スペースになっているので、よっぽどの時でないと全て埋まる事はないので、基本ここも無料で駐車出来ちゃう。 さて、ここはオープンビーチではなくてリーフのポイントなので込み具合とかを見てはいるのだが、基本ここは陸から見て右のライトブレイク、中央のレフ…

  • オーストラリアに帰国して久々のサーフィン!!

    <ひっっさしぶりのサーフィンはぐだぐだで、感覚取り戻すのに一苦労> ここしばらく日本に滞在していて帰りにボルネオ島にも寄っていたので、オーストラリアに3日前帰国して久しぶりにサーフィンに行った。オーストラリアを出る前はサーフィンシーズンではなく波も毎日小さかったので、帰ってきてここからはサーフィンシーズン本番だ!! ここ西オーストラリアの州都・パース近郊のサーフィンシーズンは雨期に当たる5~10月くらい。12月に入ると横風だけが強くなり波は小さくなる。それから3月前半くらいまでは波は平均的に小さい日が続き、だいたい1~1,5フィートくらいの時にサーフィンし、それ以下だとサーフィン不可。 西オー…

  • 中国から中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑰

    <タシュケント~空港> ~夢の時間の終わり、様々な思いを残して現実の世界へのカムバック飛行~ 翌朝は早く起きて宿で朝食を食べチェックアウトをした。 今朝のフライトで俺はタイのバンコクに向かうので、陸路でずっと来たシルクロードの旅もここで今回は終わりを告げる。 空港にはちょどう例のスイス人の折り紙おばちゃんが俺と同じようなタイミングのフライトで帰るので、タクシーをシェアすることにした。 空港にはかなり早く着きおばちゃんと別れ一人になった。 今回のこの中央アジアでは、今まで行った色んな過去の旅には無かった経験を沢山し、史上最もインパクトの強いエキサイティングな旅となった。 色んな人に出会い、別れ色…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑯

    <寝台列車!~タシュケント> ~戻って来た首都で新たな同国人との出会い、そして中央アジア最後の時を静かに謳歌する~ 翌朝電車はタシュケントに着きすぐメトロに乗り換えると一本でチョスルーマーケット駅に行くので便利だ。 もうここのメトロも慣れたものだ。タシュケントは一国の首都にしては小さいけれど、それでも今まで砂漠のオアシスのような所を転々としていたのでここでも立派な騒々しい都会に映る。 少し迷ったが無事前に泊まっていた宿、Gluna Guest Houseを見つけ主人も覚えていてくれて4人部屋ドミトリーにチェックインした。 すると宿にはサマルカンドで一緒だったあのスイス女性2人組もいた。一人はあ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑮

    <ヒバ~ブハラ~寝台列車> ~砂ぼこり舞う大地を一気に駆け抜け再びあの聖地へ~ 翌朝朝食を宿で取った後、チェックアウトして9:00前に出発した。 今回は電車でもなくバスでもなくチャーターした車だ、いえ~い! 4人いるのでブハラまでそんなにチャーター代は高くない。 何故ブハラに戻るのかというと、俺を覗く3人はブハラから国境を越えてタジキスタンに行くらしい。俺もいつか行ってみたい国だ。俺は20日にタシュケントからタイに向けてのフライトを取っていて、まだ時間があるので是非好きなブハラにもう一度寄って行きたかったので都合が良かった。 今回は地獄電車じゃないぞ、車だぞ! 今日は車で快適かと思ったが、エア…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑭

    <ヒバ~カラ巡り~ヒバ> ~砂漠の真ん中の、朽ち果てる寸前の遺跡を巡り、大自然の中に古代の息吹を感じまくった一日~ 《砂漠へのドライブ》 翌朝は少し早起きの7時起きで朝食後、4人でチャーターした車で一日ツアーに出かけた。 今日の目的地はカラと呼ばれる砂漠地帯に点在する遺跡だ。車が町を外れどんどん郊外に進んで行くと辺りは一面砂漠になっていった。この辺りの砂漠は中国敦煌のような完全な砂地ではなく、砂の上に細い草が生えているスタイルだ。 ただただまっっっ直ぐな道を突っ走る 1時間半くらい走ると何もない平原に急に丘の上の遺跡が現れた。 それが本日最初の目的地のアヤズ・カラだ。 何もなかった平原から突如…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑬

    <ヒバ滞在> ~保存が素晴らしいイスラムの古都を観光、そしてアラビアンナイトの最高の夕日に萌える~ 《とある本との運命の出会い》 翌朝起きて宿で料金に含まれている朝食は、??というような何もない内容で全く満足のいくものではなかったので、クレーマー体質のピーター&エリアナカップルが怒り出し2,3泊すると宿には伝えていたが、今出ると言い始め例の長女ともめ始めた。 結局押し切って俺達も付き合い4人で宿を出た。確かに長女の態度は非常に悪く、あれでは宿泊客はあまりリラックスした時間を過ごせないだろう。俺とクムは正直どっちでも良かったが、付き合って出ることにした。 そして正門である西門のすぐ外側にあるラリ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑫

    <寝台列車~ヒバ> ~狭く砂にまみれるおぞましい恐怖のベッドに耐えた後には最後の楽園が待っていた~ 《地獄列車と砂まみれ》 夜は横の窓が開いているせいか昼の激しい暑さが一転して震える程寒くなっていたので、改めて砂漠気候の極端さを思い知らされていた。 おまけにこの狭さのせいで寝ながらも、無意識のうちに落下を避けるために緊張していたせいか全く熟睡できなかった。特にやることもないので無理やり寝ていたが、ふと気づくとなんとベッドの上は俺が寝ていた箇所を除き、窓から入り込んだ砂がびっしりと敷かれて、砂がない箇所に沿って人型が出来ていた。。。 要するに空きっぱなし窓の横に俺達の縦列ベッドがあるので、砂が外…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑪

    <寝台列車~ヒバ> ~この旅初の発熱に心も体もぐったりとして、まったりした時間をサマルカンド出発前に過ごす~ 翌朝は起きるとすぐ体調の悪さに気付き一日中部屋にいた。 熱もあるみたいだ。 ここに来て暑さと疲れにやられとうとう風邪を引いてしまった。部屋といっても冷房もないドミトリーのベッド。こういう時安宿はつらい。この暑さで冷房がないのはこういった熱がある時は地獄だ。 それでも少しでも休んだ方がいいのでひたすら寝ていた。食欲がない俺の為にピーター達がマーケットで果物を買って来てくれたので、日中はそれくらいしか口にすることが出来なかった。夜もインスタントラーメンとヨーグルトで済ませた。 翌朝起きると…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑩

    <サマルカンド滞在④> ~悪ガキ達との再会!そして奇妙な風習のローカル結婚式に乱入!!ウズベキスタンでテンションMaxの一日~ 《突如あのコンビとの再会》 翌朝はだらだらとして宿で朝食を食べた後マーケットにもう一度行きブラブラした。前にも行ったカワイ子ちゃんがいる薬局に行ってコーヒーを買いながらデートに誘ってみようと試みるが、何せ全く言葉が通じないので拉致があかない。 向こうも興味を示してくれて一生懸命俺の言ってることを理解しようとしてくれるのだが、いかんせんこれでもしデートに行けたとしても実際会話に困るな、などど余計な事を考えてしまい、そのままちょっと話して店を離れてしまった。 そしてなぜ今…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑨

    <サマルカンド滞在③> ~郊外の古い王国に日帰りトリップ、独特の雰囲気の町は落ち着く~ 《日帰りトリップシャフリサーブス》 翌朝は朝起きて朝食を食べて、宿でチャーターをお願いしていた車が9:00にやって来た。 今日はシャフリサーブスという昔の王朝があった町にデイトリップする予定だ。メンバーは俺とピーター&エリアナカップルに加えこの宿で仲良くなったオランダ人の男クム・26歳。 途中の景色は思ったより素晴らしい山道で、カザフスタンを思い出した。ルックアウトポイントから見下ろすカーブの山道とシャフリサーブスの町は独特の風景だった。ドライバーが飛ばしたおかげでシャフリサーブスの町には11:00頃着いた…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑧

    <サマルカンド滞在②> ~男達の社交場にお邪魔、そしてまたまた古い街並みにタイムスリップを堪能~ 《サマルカンドの路地裏で》 翌朝は朝食を食べた後宿からレギスタン広場とは逆方向の、裏路地のオールドタウンの方を散策し始めると近くのモスクに男達が沢山集まっており、少し英語のしゃべれる人が中に招き入れてくれた。 どうやら近所の男達の社交場らしく、テーブルがセットされており中で久々のプロブをご馳走になった。フルーツなども出て来てお茶や御菓子などもふんだんにあり、全て勿論無料で頂いてしまったといういきなり香ばしい展開である。 久々のプロブは嬉しかった! ライス万歳!! 路地裏のモスクは男達の社交場。ただ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑦

    <サマルカンド滞在①> ~ダメな警察官との怪しいディールと夕日に染まった美しい旧王朝の町に再びハマる~ 翌朝はのんびり起きて宿で朝食を済ませたが、悪くはないがやはりあのブハラの女将さんの飯にはかなわない。 朝の散歩に最適な旧市街の路地裏 朝はまだ静かなメイン通り 《警察官とのディール》 そしてまずは中心的存在のレギスタン広場に行ってみた。中に入ろうとしたら正面から行かなければならないのだが、近々何かのイベントがあるらしく、中央部に観覧用のスタンドとその下にはステージが出来てしまってる。 レギスタン広場。ステージが景観をどうしても壊してしまう。 レギスタン広場を別角度から。 写真を綺麗に取りたい…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑥

    <ブハラ~サマルカンド> ~地獄のサウナバスに耐え、新たなおとぎの世界にますますイスラム酔いが深まる~ 《地獄の灼熱バス移動》 翌朝は最後のこの素晴らしい宿での朝食をたらふく食べチェックアウトして、ピーターカップルと一緒に3人で引き続き旅を続けていく。 ギュウギュウのマルシュートカ(乗り合いバス)で長距離バス乗り場までいったら乗り場は混雑していて、結局1000CMで目的地のサマルカンド行のバスを捕まえた。 宿の主人アブドゥルと一枚。彼の献身とママの食事はブハラの真のオアシスだった バスはおよそ40人乗りくらいのサイズだが、立っている乗客も多く推定60~70名くらい乗っている。そして町を出ると周…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編⑤

    <ブハラ滞在②> ~夢の世界の続き、複雑に入り組んだ路地に迷い込むと、奥には更なる幻想的な世界が広がっていて、引き寄せるようにハマって行く~ 《中央アジアのネット事情》 翌朝も宿の美味い朝飯をたらふく食べてから、ゆっくり洗濯やらネットをしに行った。 この中央アジアのネット事情だが、とにかくスピードが問題である。中国もあれだけネット依存の若者が多いのに、ネット速度のあまりの遅さにびっくりしたが(Hotmail)を開くまでに5分以上は裕に掛かった。)、中央アジアはそれ以上でキルギスタンでネットした時も本当に一時間やって殆ど何も出来なかった有様。Eメール2つ送るのが精いっぱいだった。 そしてここウズ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編④

    <ブハラ滞在①> ~あっさり散ったイスラムハーレムの夢と、夢の世界を町を当てもなく熱に浮かされたように歩きまくる~ 《期待→空振り三振》 翌朝起きて宿で朝食を食べた。ここの食事は最高で、ポリッジ(西洋風おかゆ)は少し甘めで舌触りが良く、他の料理も味も量も十分でこの町で唯一美味しい物が食べられる場所である。 そして今朝は昨晩会ったウズベク人の女の子達と会う約束してるので、ちょっとウキウキしてる。 何か起こるのかな?とスケベな淡い期待を隠す事が出来ず、普段はまずしない鏡を見てチェックをしてみたり、ガードの固いイスラムの女子をどう口説こうか、など一人頭の中でシュミレーションを繰り返していた。 が、結…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編③

    <寝台列車~ブハラ> ~列車を降りたら別世界が広がっていた!夢のイスラム世界に完全に陶酔仕切る~ 翌朝目が覚めてもまだブハラまでは時間が掛かるらしく、窓の外を眺めていると砂漠が広がっていた。 そんな中でも遠方にオアシスのような湖らしきものも見え、こんな乾いただだっ広い砂漠にもどこかに水源でもあるのかと不思議に思った。 ブハラまでの車窓から。中国以来の砂漠にテンションが上がり、奥にはオアシスが!! ブハラ駅に着くと何もない荒野にある駅といった感じで、広い空間が広がっている。 そんな中暑さをしのぐため長袖の白い服を着た男達や、カラフルな民族衣装を来た女達がホームに溢れており活気立っている。外に出る…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編②

    <タシュケント~寝台列車> ~ウズベキスタンの首都で水のテーマパークを楽しみ、中央アジア初の列車の旅へ出発~ 翌朝はゆっくり起き、荷物をまとめてチェックアウトをしてマタンとついにお別れした。 彼とは色々とあったが、今までの人生でこんなにもイスラエル人とガップリ四つで向き合って旅することもなかったし、これからも無いかもしれないので本当に良い経験になった。 そしてここまで食に対する違いがありながら、こういう国を一緒に旅する難しさも痛感した。俺は絶対ベジタリアンにはなれない、ただもし何か肉が食えなくなるような経験したらなるかもしれないけど。。 ちなみに彼らは少しこのタシュケントに残り何かユダヤ教のイ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ウズベキスタン編①

    <国境~シムケント~タシュケント> ~中央アジア最後の国ウズベキスタンへ突入!そして別れと再会を繰り返す~ 《国境の混沌再び》 翌朝バスで眠りから覚めてもまだ疲れが残っていた。 昨晩の国境での悪夢はなんだったのだろう、夢でも見ていたのだろうか。ただ道路で寝転がっていたせいか背中などが痛い。 窓の外を見ると周りの景色は草原が広がっており、またうつらうつらと繰り返しているうちに、気付くと薄茶色のレンガ造りの家が並んでいるのが見えて来たと思ったら、それがこのバスの目的地のカザフスタンでのトランジットの町、シムケントだった。 思ったより大きな町で、家がずっと並んでいた。この辺りはとても治安が悪く強盗な…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編⑩

    <タムチ―~ビシュケク~国境> ~ビシュケクの怪しい宿と一瞬の慌ただしい再会に歓喜!~ 《ミステリアスな都会の隙間の宿》 翌朝は起きてライアとお別れの挨拶をしてから表通りに出て、朝飯を食べてながら車をヒッチハイクしていたら割とすぐに捕まった。 そしてそのまま快適にビシュケクまで戻ってきた。ビシュケクは一国の首都としてはかなり小さく静かな感じだが、今まで小さな村や山などを回って来たので、ここがかなりの都会で忙しい街に映ってしまう。 もうさくらゲストハウスに行くつもりは毛頭無いのでマタンが噂で聞いていた、ビシュケクゲストハウスという所に向かう事にした。住所があるところは大きな建物で、古びた団地とい…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編⑨

    <カジサイ~タムチ―> ~タムチー再び!ライアとの再会、が、あの美少女には会えず~ 《ユダヤ人の憂鬱とマタンの秘密を考察》 翌朝起きるとマタンが頭にちょこんとユダヤ帽をのせ、部屋をうろつきながら聖書をブツブツ音読していた。 その姿は狂気的で朝から不気味だが、こいつはここ数日何故か一日おきに悪夢にうなされるらしく、よって一日おきに殆ど眠れない日が続いているらしい。そして彼の2年間にわたる旅の終わりが近いからか、このように時折前触れもなくプッツンとなり、精神が不安定になる状態が目立ち始めた。 そういう時は自身を落ち着かせる為に、このようにユダヤ帽を被り聖書を読んでブツブツいいながら一人の世界に入る…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編⑧

    <名も知らぬ村~カジサイ> ~小さな村から村へとヒッチハイク&民泊のミステリアスな旅は続く~ 《ヒッチハイクはお手の物》 翌朝はゆっくり寝て(この頃マタンはすぐ疲れたを連発するようになり、活動的にならず眠っている事が多くなった)11:00頃家族と記念撮影をして出発した。 泊めてくれた家族と一枚。一泊にしては思い出深い滞在になった そして表通りに出て当たり前のようにヒッチハイクをしていると、一台の車が停まってくれた。 乗っていたのは気の良い若いカップルで、ポロい車だったので途中ガソリンを入れる時に少しガス代を渡すととても喜んでくれた。 車はボロイが、懐は深いカップル。色々と気を使ってくれた そし…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編⑦

    <カラコル~名も知らぬ村> ~再びヒッチハイクの流れに身を任せ、名も知らぬ村でまたまた不思議な民泊体験~ 《油断から危うく荷物が!》 翌朝起きてからお世話になったホテルの親方達に挨拶をして、9:00過ぎに近くでマルシュートカというローカルバスで乗合いバス乗り場まで行った。 お世話になりっぱなしの親方と一枚 乗り場に着いてお目当てのバクスーンという町行きのバスを探して人に聞いても、皆それぞれ違う事を言うので右往左往してしまった。これは途上国の田舎のバスターミナルでのお約束である。 それから何とかバクスーンという町までの乗合いバスを見つけ、10時出発だというのでまだ時間があるので荷物をトランクに入…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編⑥

    <アルティン・アラシャン~カラコル> ~美しい山を下るとローカルのパーティーに出くわし、またウォッカ攻撃をくらう~ 《桃源郷との別れ》 翌朝は泊まったところで朝食を食べて9:00頃出発した。本当はもっと奥までトレッキングしていきたかったが、マタンの金と帰国の日程が押し迫っていたので一泊しただけで下山することになった。 朝の山の風景。まだ桃源郷にいるのを実感する 天気が良いと奥の雪山まではっきり見える 天気も快晴で人も全く歩いてなくすいすいと進んで行く。 途中振り返ると泊まったハイジの村が遠くに見え、その奥には煌々とそびえ立つ雪山が見える。この素晴らしい景色ともお別れし、また前を見て進んで行く。…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編⑤

    <カラコル~アルティン・アラシャン> ~突飛な行動でついに馬をゲットした俺達、人生最高の美しい山の景色に出会い温泉で癒す最高の一日~ 《ベジタリアンの苦悩》 翌朝は早めに起きてすぐ宿を出た。 前回カザフスタンでの教訓も踏まえてトレッキングに持って行く荷物を最小限に抑えるため、図々しくも今回のトレッキングにはいらない荷物を無料で泊めてくれたホテルに置かせてもらい、担いで行く荷物は最小限にしたのですごく軽くなった。 朝は昨日もランチに寄った定食屋に行ったのだが、俺はラグメン(中央アジアのトマトコンソメ風味の手打ちうどん)を例の如く美味しく頂いたので良かったが、マタンのベジタリアン野郎は勿論肉の入っ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編④

    <タムチ―~カラコル> ~ヒッチハイクから始まった奇跡のホテル滞在、新たな怒涛の展開の始まり~ 《早朝の湖畔と静かに散った小さな恋》 翌朝は寝てるマタンを放っておいて、俺は昨日レストランで出会った、19歳JDアイジャマールちゃんとのジョギングデートの約束があったので6時に待ち合わせの場所に向かった。 しかしいくら見渡しても彼女の姿は無く、こんな小さな村で待ち合わせの場所を勘違いしてた~、なんてことも当然ないので、俺のジョギングデートプランは無残に散っていった。。。(確かに彼女は昨日の時点で翌朝寝坊するかもしれないから、そうなった時の為に先に誤っておく的な事は言っていたが。。) 振られたショック…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編③

    <ビシュケク~タムチ> ~いきなりキルギスの深部・小さなローカル村に入り込み、キルギス美少女との出会い~ 翌日マタンと田舎の方に向けて出発することにした。 実はカザフ大使館にパスポートを預けっぱなしになってしまうのだが、地方はパスポートを提示することなどないだろう、という浅はかな考えで2人共パスポート無しで出発することにした。 オランダ人のおばちゃんコンビと朝食を食べて、バスターミナルまで向かったが、ローカルバスは朝のせいかギュウギュウで狭くほぼスペースがなかった。ターミナルでチョロンボンという町まで250ソムであったので、その手前のタムチーという所まで行きたかったので、230ソムで合意しバス…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編②

    <ビシュケク滞在> ~つかの間の休息と新たな旅人達との交流~ 翌日は同じ宿に泊まっているオランダ人のおばちゃん2人組とマタンと4人でタクシーをシェアしてカザフスタン大使館に行く事にした。 なぜ俺は既に行って来たカザフスタンの大使館に用があるかというと、キルギスタンを回った後俺もマタンも次はウズベキスタンに行く予定である。そしてウズベキスタンに北回りで入る場合は、再度カザフスタンに一瞬だけ入国する必要があるのでトランジットビザが必要なのである。 このオランダ人のおばちゃん達はまだカザフスタンに行っていないのでこれから行くらしい。途中ビザ用の写真が無いことを思い出し、町に戻り写真を撮ってから大使館…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編①

    <アルマティ―~ビシュケク> ~ついにカザフスタンを離れミステリアスなキルギスタンに突入、そして別れ&再会~ 翌朝は7:30頃起きてElranとお別れをして、ヘイドリアンとビクトールと共にキルギスタン行きのバスターミナルに向かった。 それにしても最後の最後までElranにはお世話になったな。 彼に反対されながらも絶対あの国境を越えてみせる!と息巻いて出て行って、結局ホウホウの体で帰って来た俺達を再び暖かく迎え入れ、最後まで色々と世話を焼いてくれた寛大さと友情には感謝してもしきれない。 そしてこのスイスコンビは“おう、またな!”的な軽いノリでお別れしているが、一体どこまで感謝をしているのだろう?…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ カザフスタン編⑥

    <2度目のアルマティ滞在> ~帰って来てもまだ優しいアルマティーの友人達と落ち着く空間で英気を養う~ 翌朝は朝起きてすぐに皆で街に出た。 そして博物館に行ったらそこはすごいデカい所で、入場するといきなりだだっ広いホールがでーんとあり、驚いたことにその中央の天井から大きな何メートルもある幕が2つ左右に垂れ下っていた。 その幕は右はカザフスタン、何と左が我が日本の国旗が入った垂れ幕だった。 いやー、こんな所にも日本の影響があるとは思わなかった。どうやら友好の為にこの博物館には日本政府がかなり多く出資しており、中の展示には日本の人形などが展示されていた。 ここでも日本のODAの影響力を目の当たりにす…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ カザフスタン編⑤

    <郊外の村~国境封鎖~アルマティ> ~旅のハイライト・ヒッチハイク攻勢から国境封鎖と警備兵との対峙、そして放牧民に 助けられ一命をとりとめる~ 《ヒッチハイクで奥へ奥へと国境へ》 翌日は朝5:00前に起きて家の前に出てみると、何とも喉かな村の集落の雰囲気で、そこらじゅうに牛やヤギが歩いていた。 泊めてもらった村の朝の風景。のどかとしか言いようがない。。 牛・馬・ヤギがどこでも自由に歩いている なぜこんなに早く出ていくのかというと、俺達は今日更に奥へ行き、キルギスタンとの国境まで行ってそのままトレッキングをしながら、国境を越えてキルギスタンに入国しようという計画なのだ! が、そんな国境など一般の…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ カザフスタン編④

    <アルマティ―~奥地トレッキング②> ~人に全く合わない、奥地へのトレッキングで大自然にどっぷり浸かる~ 《ワイルドキャンプ・全て自然の物を使う》 少し休んだ後、荷物をしょってトレッキングを開始した。 まずは湖の方向に山をぐるっと回って行く。とにかく俺の荷物が重い。ヘロヘロになりながら、湖の右側の方に出ると本当に綺麗な青で、以前バヌアツ共和国で見たブルーホールの巨大版といった感じだ。 とにかく上り下りが大変で、背中の重みがズシリズシリと一歩一歩堪える。それでも湖の奥側まで行く事が出来、川を渡りその付近で今晩はキャンプすることにした。川の水も冷たく入ると腰くらいまでは来るので、バックパックが濡れ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ カザフスタン編③

    <アルマティ―~奥地トレッキング①> ~アルマティを脱出して一気に大自然の彼方へ・豪雨のヒッチハイク~ 翌朝は朝5:30に起きて出発の支度をした。 ついにここまで散々お世話になったElranとお別れだ。彼は本当に良く面倒を見てくれてメチャクチャ世話になった。またいつの日か会える事を願う。 白タクを捕まえバスのターミナルに行くと、そこで東方面の乗合いバスを捕まえた。例の如くハイエースサイズの車に人がギュウギュウに詰め込まれ荷物もパンパンなので、スペースが全くない。 後ろも荷物でいっぱいなので一体ドライバーはどうやって後ろを確認するのだろう? いや、確認なんてしないのか。。 乗合いバスという名の地…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ カザフスタン編②

    <アルマティ滞在> ~早くも中央アジアのホスピタリティーの洗礼を受け、怒涛の日々が始まる~ 《ローカル生活と新たな出会い》 あんなに疲れていたのにも関わらず、興奮していたためか翌朝7:30頃スッキリと目が覚めてしまった。 皆起きて来たので朝飯食って家の目の前の丘の上に行こうという事になったが、ここでもスイス2人組の提案でキテレツな行動に出る我々。 丘の頂上にはぐるっと回って歩いて行くか、ロープウェイで上がるかの方法があるのだが、どちらもとらずにショートカットをしようという事になり、目の前の斜面を無理やり歩いて登って行くことにした。 俺達はまるで”魁!男塾の羅俱美偉(ラグビー)”のように、とにか…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ カザフスタン編①

    <国境~カザフスタン・アルマティ> ~カオスなバス移動で感じる国境の混沌と別世界中央アジア~ 《クレイジーなホスピタリティの洗礼を浴びる》 そして入国が済んでもバスの方が列を連ねているため、ここでもかなり待たされる。 ここで出入国してる間にも、かなり色んなカザフ人達から声を掛けられお前たちはこっちに並べ、次はこの手続きだど、色々親切にされた。 ただ驚くべきことは、自分が乗っていない全然違うバスの乗客達が何故か俺・ヘイドリアン・ビクトールと3人の旅人の名前を知っていることだった。 なんていう情報伝達の早さだろう。。珍しさもあってか注目度も高く、そこらじゅうで“ヒロ!ヒロ!こっちだ、こっちへこい!…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑳

    <ウルムチ~国境> ~中国にさようなら、そして怒涛の30時間バス移動の始まり~ 翌朝は眠たかったが8:30頃には起きて例の”地獄のカザフビザセンター”に行った。今日は前回程のカオスな地獄絵図、ではなくそこまでの戦いをせずに無事に建物に入り、申請していた待望のカザフスタンビザをピックアップした。 そして宿に戻り、仲良くなってたピーターカップルらとウィグル地区近くに行きウィグル系の飯屋に入った。店の人々は感じよく、ナンの上にラム肉がドカンと乗った料理やケバブ、ライスとどれも美味かったが注文の数がうまく伝わってなく一人一皿来てしまい食べきれない程の量だった。そしてこんな感じの料理がこれからの主食にな…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑲

    <ウルムチ滞在②> ~中国の最後はしみじみとしたものだった~ 翌日は朝起きても2度寝してしまい、結局動き出したのが昼過ぎだった。 宿でぼーっとしていたら韓国人の女一人旅がいて、イスラエル人のマタンも含めて3人で街をブラブラしに行ったまたウイグル地域の近くに行ったりして、途中ローカルの麺食堂に寄るが中国語しか通じないところだった。 このマタンはベジタリアンで彼は常に中国人に書いてもらった、漢字で”私はベジタリアンです“というメモを持ち歩いており、それを店の親父に見せて特別アレンジをしてもらっていた。 おまけにずうずうしく厨房に入り食材を指しあれはダメこれがいいとか我がままを言っていたが、親父は気…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~⑱

    <ウルムチ滞在①>~地獄に突っ込むカザフビザ申請と巨大ディスコでダンスコンテストに飛び入り参加~ パート2 そのまま宿で他の旅人達と談笑しながらゆったりしていると、昨日知り合ったスイスから来た若者二人が戻って来て、街のどこかでクラブを見つけたというので一緒にそこに行こうという事になった。 あともう一人、あの敦煌の宿”Zepher”で一緒だったマタンと共に4人でクラブに行く事になった。マタンは実はフランス人ではなくイスラエル人だった。そして2人のスイスからの若者は、20歳のヘイドリアンと22歳のビクトールという大学生だ。 中々タクシーが捕まらず、結局白タクを捕まえることが出来、スイス人達の記憶を…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~⑰

    <ウルムチ滞在①> ~地獄に突っ込むカザフビザ申請と巨大ディスコでダンスコンテストに飛び入り参加~ パート1 《カザフビザ申請・そこは戦場だった》 翌日カザフスタンのビザを取るために在ウルムチ・カザフスタン出張所に行った。 ちょっとバスの乗り継ぎなど行き方がややこしいので、既にここでビザを申請済みのジュンミンが近くに行く用事があるので一緒に来てくれるという。 西安のパブで知り合ったアイリッシュのイボンや他の情報からも、ウルムチのバスにはスリが多いと聞いていたので警戒しながら乗っていたが、あまりそんな気配は感じられない。 ジュンミンと話しながらバスに乗っていたが、彼女はこれから中央アジアを回りそ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑯

    <西安~ウルムチ> ~砂漠の中の天然の不思議なオアシスに出会い、そこから民族の紛争渦巻く中国最後の州へ~ 《宿のすぐ隣に幻想的な光景が広がっていた》 翌朝はのんびりと昼までネットしたりして過ごした。そしてチェックアウトした後、歩いて宿のすぐ隣の砂漠にある、月牙泉という観光スポットにいった。 120元という高い金を払って中に入ると、そこはイキナリ一面白砂の砂漠地帯が広がってた。ここの場所を有名にしている理由は、この砂漠地帯にポツンとある三日月型の自然の泉である。実際になぜこんな乾いた砂漠の中にそこだけポツンと水があり、また何万年も乾かずそして全く形を変えずに泉が存在するのか、未だに謎は解明されて…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑮

    <敦煌奥地の砂漠一日観光> ~中国奥地の砂漠で過ごしたこの旅最高の一日と中国人旅行者との珍交流~ 翌朝起きて宿の周りを散歩していると、砂漠の感じが何とも言えず雰囲気が良く、またラクダ使いがラクダの列隊を率いているところに出くわしたりと、のんびりと充実した時間を過ごせた。 そして宿のハンモッグでまったりしていると昨日お願いした、車で砂漠ツアーの時間になったのでフロントに向かうと、5分前にも関わらずもう皆集まっていて出発出来る感じだった。 昨日は眼鏡君は、”明日の出発時間は一応12時なんだけど、中国人は時間にルーズだから他の人達が少し遅れても大目に見てね“みたいに言っていたのだが。。 《中国人旅行…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑭

    <西安~敦煌> ~ようやく旅の暗いトンネルを抜けるとシルクロードのオアシスが待っていた~ 《再び一人に。そして旅は一気に加速して行く》 翌日はフランス3人娘とイボンの4人で俺が昨日行った秦の始皇帝博物館に行くというので、列車の駅に向かうついでに一緒にバス乗り場まで行って、どのバスに乗ればよいか教える約束になっていた。 結局フランス娘達は寝坊しギリギリで向かう。 ローカル路線のバスがすぐつかまり、昨日人に聞きまくって苦労して1時間掛けて見つけた博物館行の306番バスを今回は労せず見つける事が出来たが、何か悔しいぞ。 俺が昨日一人で苦労してやっと見つけた306番のバスを、イボンは何の苦労もせず手に…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑬

    <西安滞在> ~かの有名な兵馬桶観光で孤独を深め、夜の出会いから一転の旅の転換期へ~ 《西安随一の名所へ》 翌日は朝起きて昨日インフォメーションセンターで聞いた行き方で秦の始皇帝博物館に行くためバス乗り場の方に歩いて行ったが、バス乗り場につくとそこには色んなバスでごった返しており、人に聞けども見つからずようやく1時間くらい探し回ってお目当ての306番のバスが見つかった。 バスで1時間掛けて目的地のテラコッタに着いたが、結構たくさんの人が周囲を歩いており、また混雑が予想される。それにしても中国の都市部付近の観光地は平日だろうがどこに行っても人で溢れている。 今は観光ブームなんだろうか。 博物館の…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑫

    <北京~西安> ~長かった北京を離れ古都西安へ、退屈はまだ続く~ 翌日朝チェックアウトをして、すぐにウズベキスタン大使館に向かった。ここら辺は3回目なので以前よりは迷わずにすんなり着いた。そして10:00の開館まで待ったが、案の定俺のビザはまだ出来ていなくて、今発行しているとぬかしやがる。 どんだけ待たせんだ! ウズベキスタン!! 更にちょっと待ってようやくもらえた。 これで退屈だった北京からおさらば出来るぜ!ようやく西安だ!! そして電車まで時間があるので昼前に最後のランチとしてDianaと会い飲茶をした。彼女は予想以上に忙しく、期待してたよりは会えなかったな。。 これでまたここから旅を続け…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑪

    <北京滞在③> ~旅の疲れと寂しさのピークから学び、再生へ~ 翌日はウズベキスタン大使館に朝から行った。おそらく金曜日には出来るだろうと申請した時に職員がほざいていたが、いってみると当たり前のようにまだ出来てないわよ~とぬかしやがる。バカ!! これで月曜日までここを出れない事が決定。 あ~~ん、早く北京出たいよ~。 気を取り直しまだ訪れていない他の名所に行ってみる事にした。 Summer Palaceという昔の王族の保養地か何かだったらしい所に行く事にしたが、行ってみると相変わらずすごい人で日本人や中国人・欧米人の旗を持った団体で溢れている。その瞬間またテンションが下がった。。 しかし高台の寺…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑩

    <北京滞在②> ~天安門広場からの怒涛の観光、そして孤独感と空虚感に苦しむ~ 翌日は、昼くらいまで宿でゆっくりして午後はあの天安門に行ってみる事にした。 前門に通じるメトロの前門駅で降り地下道を抜けて、セキュリティー検査を通過するとそこが自動的に天安門広場である。やたらデカい敷地で、目の前には色んな記念碑やモロ社会主義丸出しの彫像があったりするのでぐるっと裏側に行かないと例の有名な天安門の象徴の毛沢東の赤い壁が見えない。 広場を北に向かって歩いて行くと、前方にイキナリ毛沢東が目に飛び込んで来た。TVなどの映像や写真などでもよく見る、あの毛沢東の肖像画を真ん中に据えた大きな赤い壁・天安門である。…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑨

    <北京滞在①> ~大都市北京で麗しの女子大生と再会と地下鉄での衝撃~ 翌朝は早くから宿の周囲をブラブラしてみると、ここが本当に大都会北京かと思うくらい路地裏は小ぢんまりとして静かだ。 少し歩くとローカル風な食堂が空いていたので小籠包を指差し頼む。 するとおそらく俺が間違って団子もオーダーしてしまったらしく、朝飯からすごいボリューム。腹いっぱいで会計ではそれなりに覚悟していたが、何と7元という。これだけ食って100円ちょっとか。 北京では物価が高いと聞いていたが、食べ物はここ北京でも安いようだ。中国来て初めての小籠包も満足の一品。 宿の近くの路地裏。北京でもちょっと裏に行くとまだこんな所もあるん…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑧

    <広州~北京> ~温泉でリフレッシュして首都北京に乗り込む道中、再び中国人の親切心に感動する~ 香港から帰ってきた翌日、その日は中国の”温泉センター”に行ってみる事にした。 バスターミナルに行き温泉方面行きのバスに乗ると、昼前には目的地の温泉リゾートに着いた。ここは綺麗な作りでまだ新しく、入園料106元と少々高いが、スタッフがきびきびと動きまるで日本のビジネスのように教育され、お客様!といった感じだ。 いざ着替えて外に出ると、施設には色んなタイプのお風呂が有り、大きなジャグジープールに小さな各種・変わり種のお風呂(お茶・ワイン・ミルク・酒・ジンジャー風呂など)からドクターフィッシュ風呂まである…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑦

    <シャオガン~広州~香港~広州> ~かの有名な香港にて地獄の超圧迫部屋と意外に知らない本土との確執を目の当たりにして驚く~ 翌日は朝のんびりして、電車で広州まで戻った。 広州に着いてメトロで家に戻る際、チケットを買うのに長蛇の列に並ばなくてはならない。やっぱりここは大都会で、人口の多さをすごく実感する。 ディナーはクレアーがどうしても行きたいという日本食の食べ放題レストランに行く事になった。 いってみると店内は無理やり日本庭園風にしてあり、また値段がバカ高い。168元もするのだ。俺が普段に御世話になっている1杯6元のヌードルが一体何杯食えるのだろう。。 ただメニューはやたら豊富で、食べ放題には…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑥

    <広州~シャオガン> ~クレアーの生まれ故郷・ガイドブックに載っていない小さな町で更なるディープな中国へ~ 翌日はクレアーの実家があるShauguanという町に行く事になっていたので早起きをしたのだが、クレアーはまだ時間に余裕があるからちょっとゆっくりしてから出よう、というのだが、電車のチケットを広州中央駅からShauguanに向けて7時に出発する特急を既に買っている。俺は自分で計算して今出ないと間に合わないんじゃないかと思ったが、地元の人間をリスペクトして彼女のタイミングで出ることにした。 すると案の定余裕で30分以上遅れて電車はとっくに行ってしまっていた。。 やはり時間の感覚が不思議な人だ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編⑤

    <麗江~広州> ~悪夢再び・クレアーの本拠地に乗り込み中国人の生の生活を垣間見たディープな滞在~ 翌朝は麗江出発の日。 ハイキングツアーを申し込んだバーコード親父の所でタクシー?を呼んでもらい空港へ。ここでもプリスに感謝。 ガイドブックも持っていなく、宿も言葉が通じないので相変わらずここから空港までどのくらいあるかすら知らなかった。どうせ田舎だし近いだろうと思っていたら、なんとここから車で1時間くらい掛かるという。 乗ってみたらすごい悪路のガタガタ道でやはり1時間くらい掛かった。プリスからこの事を聞いていなかったら飛行機に乗り遅れていたかも知れない。。 ところでプリスとはそのハイキングツアーを…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編④

    <ハイキングツアー> ~憧れの千と千尋の世界が広がる町で新たなチャイニーズガールと過ごしたロマンティックな4日間 パート2 野人と中国人に囲まれるハイキングツアーに潜入~ 朝部屋をドンドンとノックする音で起きドアを開けると、プリスが準備出来たらすぐ出発しよう、とせかしてきた。何でも昨日の夜にツアー会社から連絡があったらしく、出発が30分早まったらしい。 急いで支度して集合場所に行くが、人やバスが多すぎて分からない。プリスが我がガイドと思われる、サッカーの元日本代表の野人・岡野をちょっと小太りにさせて極端に悪人面にしたような野蛮そうな奴にどのバスか確認してようやく乗り込むが、やはり乗っていたのは…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編③

    <昆明から古城の町・麗江へwith Pris> ~憧れの千と千尋の世界が広がる町で新たなチャイニーズガールと過ごしたロマンティックな4日間 パート1~ 夕方前、宿で荷物をピックアップして、長距離バスターミナルに向かおうと路線バスを待っても来ないのでタクシーを捕まえた。 メモを見せ西バスターミナルに行きたいというがドライバーは良く分かってない様子で、中国語でまくしたてる。まったくかみ合わない応酬のあとドライバーはとにかく向かってくれる。でも渋滞がひどくなってくる。 そしてドライバーがまた何やら喚きだした。どうやら渋滞がひどいので間に合わないよ、とでも言ってるみたいだ。とにかく行ってくれとジェスチ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編②

    <昆明街の散策> ~予想外の都会っぷりに驚き、右往左往する~ 宿のドミトリー部屋は一番安いのでも8人部屋のワンベッド35元と安くない。中国は宿が比較的高いのだろうか? 宿の近くを歩いていると小奇麗な定食屋があるので入ってみると、メニューは6元(6元が90円くらい)くらいからあるので、6元のヌードルをオーダーした。ここ中国では食には困らなそうだ。東南アジアでは割高そうな食堂も、ここではそちらの屋台と変わらぬ料金で、量ももっと多い。ここ中国では食べ物のコストパフォーマンスが期待出来そうだ。翌日朝ゆっくり起きて近くの代理店で麗江までのバスと麗江から広州までの航空券を買ったが、広州で待ち構えるあのクレ…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編①

    <ハノイから中国・昆明へ> ~怒涛の混乱の移動から大都市昆明に溶け込む~ 駅のホームに着くと、ここが首都の長距離列車が行き交う中心駅かと疑うくらい品祖で明りも少なく真っ暗だった。 そして駅員も不愛想で英語が全く通じなく、どの電車に乗って良いかさっぱり分からない。何故かこちらが外国人だと分かると本当に冷たくあしらわれることがここベトナムではちょくちょくある。しかしチケットを見せて困ってるんだから駅員ならもうちょっと丁寧に対応してくれよ。 何とか乗るべき電車に乗り込み自分の席を見つけると、そこは上中下と3段あるベッドの一番上だった。今まで2段ベッドの寝台列車しか経験なかったので、これが噂に聞いてい…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ベトナム編⑤

    <タムコックツアー~ハノイ> ~撫子を求めたツアーに空振り、しかし夜にリベンジ・撫子2人組との出会い~ 翌日は朝8:30頃ツアーバスにピックアップされた。この日のツアーのメインはタムコックという〝陸のハロン湾”と呼ばれている場所。 何故ハロン湾に行ったばかりなのに似たような場所にまた行くのかと言えば、前出の大和撫子との出会いに凝りもせず期待していた為。が、やっぱりというか、下衆な祈りには神様は難聴になってしまうのか、バスに乗っていたのは撫子2人組ではなくカップルでした、、ちゃんちゃん。本日のツアー、終了。。 が、嘆いていても仕方ないので気を取り直しツアーを楽しむ事にした(最初からそうしろよ)。…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ベトナム編④

    <カットパ島~ハノイ> ~ベトナム人との交流を楽しんだツアーを離れた後は、ハノイでクレアー再び~ 翌日は朝ホテルでのバッフェだったが、揚げパン系がベトナムではしっとりとして抜群の食感が最高! チェックアウト後ハーバーから船に乗り、甲板に出るとやはり景色は曇り空にマッチして幻想的だ。同じツアーのベトナム3人組のうちの英語が出来る一人がやたらに話掛けてくる。外資系で働いている彼女は、おそらく日本に興味がある様子。年齢は大学に行っていた年から換算して同じ30代半ばくらいだろう。 本土に戻ってくると港のすぐ近くにあるレストランで食事。こういう場所の利便性だけでツアーに使われるようなレストランに、ろくな…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ベトナム編③

    <ハノイ~ハロン湾ツアーとカットパ島>~かの有名なハロン湾の幻想的な光景と夏祭りのようなノスタルジックな島に心が洗われる~ そして次の日の朝は本当にすっきりしていた。ここ何か月かで一番熟睡出来た夜だった。そして朝食はホテルで。バックパッカー宿とは違い朝食が豪華だ。ベトナムはフランス領土だったため洋食もうまい。来てからこの国で食べる食い物の旨さを実感してるが、ここの朝食もパンはシットリ&サクッと新鮮、他の食べ物も朝からテンションを挙げてくれるクオリティー。ベトナム万歳。 そして30分遅れでようやくツアーの迎えのマイクロバスが来た。乗り込むと案の定欧米旅行者ばかり。2人組のナデシコはいらっしゃらな…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ベトナム編②

    <ハノイ滞在> ~無秩序なハノイの人々と、久々の友人との再会~ 次の日の朝(もう既にほぼ朝だったが)、クレアーが2泊3日のハロン湾ツアーに行くので、彼女が申込みをした旅行代理店に一緒にチケットを取りに向かった。付近を歩いていると、そこは安宿が多く旅人が固まっているせいか、無数に旅行代理店が有り、シンカフェという名の会社が多い。シンカフェというのは20世紀後半にオープンバスチケットの取り扱いなどで欧米人バックパッカーの間で人気が出た旅行代理店だが、あっという間に有名な会社になったのは聞いたことがあるが、こんなにも同じ地域に支店がたくさんあるのだろうか?不思議だ。 クレアーの目的の代理店に着くと、…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ベトナム編①

    <シンガポールからハノイへ、そしてハプニング> ~旅第一発目のハプニングは一人旅の女性とのアバンチュールfrom china~ シンガポールからベトナムの首都ハノイへはタイガー航空のフライトで飛んだ。 フライトは予定通り飛んでハノイに到着したが、ここは今、乗りに乗ってるベトナムの首都かいな?と思わせる程こじんまりした感じ。入国してすぐに乗合バスと交渉すると街中までUS$2(ベトナムは広くアメリカドルが精通している)らしい。 車に乗り込み待っていると嫌な予感が的中。ハイエースくらいのミニバンにものすごい量の荷物を積み込むベトナム人達。その典型的なアジアのドタバタ劇が始まると、先に乗っていた俺や欧…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ シンガポール編

    出発~シンガポール ~久々の旅にペースが掴めずとまどう35歳男~ 今回取りあえず航空券はシンガポールの片道までと、3日後のシンガポールからベトナムの首都・ハノイまでの片道を取っている。そこから先は陸路で移動していく。ケアンズを出発し、経由地のオーストラリアの北部の町・ダーウィンの空港で数時間過ごした後、ようやく夜中近くに最初の目的地シンガポールへ到着。 シンガポールの空港には以前2,3回来たことがあるが、そういえばちゃんと宿泊して観光することは初めてだ。空港を出てシャトルバスでいざ街へ。出発してから何ともスムーズに高速道路に乗り入れそのまま一気に大都会へ。 何と、高層ビルだらけ。 わかっちゃい…

  • 中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ プロローグ

    ~~プロローグ~~ この旅行記は2011年4月末から9月初めに掛けてオーストラリア永住権取得記念に、念願の中国・中央アジアのシルクロードを中心に旅した時の話である。 2011年、4月28日。この日の俺は期待とバタバタの中過ごしていた。そう、ようやく念願の長期流行に行けるのだ!! そしてこの約3年半永住権取得のために住んだケアンズともおさらば!旅行が終わったらそのままパースだ!! 思えば2000年の1月以来移住したオーストラリアで中々永住権が取れず、最終手段として2008年から永住権取得の為にやむを得ずサーフィンの出来ない町・ケアンズで過ごしたが、それも何と今朝で終わり! 昨年ようやく長年の気の…

  • Road to オーストラリア永住権⑲

    学校も終わり働きながら書類の作成など永住権申請準備に明け暮れていた。 準備すべき書類は思いのほか多く、手間の掛るものが多々あった。学校関係はケアンズだけでなくパースの物も必要で、それをパースのTAFEから取り寄せるだけでも時間が掛かった。 また過去に住んでいたオーストラリアの全ての住所や他の様々な個人ヒストリーの作成や、日本の戸籍などの翻訳、現在・過去の職場での細かい役割など書類のリストが多岐に渡っていたので思ったより手間が掛った。 それでもあの時クアラルンプールの安宿でオーストラリア永住を決断し、実際にオーストラリアに住んでからの10年間の紆余曲折の集大成だと思い、毎日休まず計数百ページに渡…

  • Road to オーストラリア永住権⑱

    そう、当たり前だがこの”RSMSビザ”を申請するには、まず職場がスポンサーをするという合意が無ければなにも始まらない。 そのイタリアンレストランは一応パートナーシップという形のビジネスで、フロアのボスとキッチンのヘッドシェフのシェアでやっているのだが、2人共20代半ばの若いオーストラリア人だった。 2人共父親がイタリア系の人間で、実質そこの土地はフロア側のボスの、ケアンズで他にもビジネス展開している父親の物だった。なので俺の直属のボスであるヘッドシェフは実際は何も書類仕事とかが分かっていないボーっとした人間だった。そして俺が依頼する、同じくイタリア系の移民エージェントと相談して、彼らを説得する…

  • Road to オーストラリア永住権⑯

    学校のコースは2年目に突入した。 2年目はホスピタリティーというコースで、ホテルマネージメントやレストラン・カフェ関係を中心にサービス業を学ぶ感じである。 何故シェフコースの後がこれかというと、当時オーストラリア政府がこのふたつのコースを関連付けてパッケージとして扱っており、この2年間のパッケージを終えて他の英語力・実地経験の時間数・年齢点などの基準もクリアすれば一応永住権の申請が出来たのである。 その為そのパッケージには永住権を狙う留学生が群がっていたのだが、2年目もクラス編成は変わってはいるものの、勿論知った顔が多かった。そんな中我がクラスにはホスピタリティーコースから合流したローカル組も…

  • Road to オーストラリア永住権⑮

    かくしてクッカリーコース(シェフコース)が始まった。 最初の先生はアイルランド出身の人間で、正直アクセントがきつく言ってることが上手く理解出来ない事がちょくちょくあった。授業内容は実技がメインで基本キッチンで料理を一から覚えて行く感じであった。 これまで仕事が忙しかったせいもあり、普段家ではあまり凝ったものなどは作った記憶も無く、かつサッと作れるアジア系の物が多かったので、西洋料理はパスタくらいしか自分では作ったことがなかった。 ただこれからやるのはメインからパン・デザートなどまで西洋料理が中心で、中でも基本となるのがフレンチになる。料理用語で英語にフランス語が混じってくるので聞きなれない言葉…

  • Road to オーストラリア永住権⑭

    ゴールドコーストでの仕事を辞め、ビジネスビザからまた学生ビザに切り替えケアンズでの新しい生活が始まった。 もうここでは好きなサーフィンも(地理の性質上)出来ないので、ケアンズにいる間はとにかく永住権を取る事に専念しようと決意を新たにした。またゴールドコーストでバランスをくずした自律神経障害の方も完全に良くはなっていないのでそちらもゆっくりと直していきたかった。 ケアンズという町は当時人口10万人余りの小さなリゾート地で、町の経済は観光業に頼って成り立っていた。ゴールドコーストよりもまだ少し物価などが安かったが、収入源も無くなりこれから授業料や他の経費などで何百万円が飛んで行くので、少しでも出費…

  • ゴールドコースト番外編

    ゴールドコーストに関しては仕事や現地日本人社会に対してのネガティブな内容が多かったが、別に楽しい事が無かったわけではない。 良い仲間もいた。相変わらずアウトドアが好きだったが、やはりメインはサーフィンだった。ゴールドコーストは世界中のサーファーに聖地として崇められていて、確かに一年中どこかで必ず波があったし、またサーファーの数も多くサーフィン自体が根強い文化になっている感じだ。 そして世界トッププロのワールドツアーの第一戦は毎年このゴールドコーストで行われる。 それから見たスピットというサーフポイント。ここも地元サーファーには有名 仲間とサーフィンを一緒に行く時、よく人の少ない隠れ家的なサーフ…

  • Road to オーストラリア永住権⑬

    自分の体調を見ながら仕事をしていたのだがある時9月頃、また一波乱起こった。 自分のいた会社から多くの人材が申し合わせたように、とある元々協力関係にあった同業他社から一斉に引き抜きに合った。 そしてその引き抜いた会社が違法に俺のいた会社のツアーをパクリ、さらに会社を移った人間がこちらの会社に在籍中に社外秘の情報を新しい会社に送っていたりしていた事が判明して、皆で示し合わせて組織的に行っていた事を示唆していた。 ことの原因は、例の困ったCEOのMの経営手腕に対しての不安から来る、集団ヒステリーをその会社に利用され、ツアーやら情報やら人材やらを持っていかれたのだが、はっきりいってやってたことは全て違…

  • Road to オーストラリア永住権⑫

    8月に学校の申し込みも終わりあと数か月でここともおさらばして新しい生活を始める、といったところで体に異変が起きた。 自分でも気付かなかいくらいにストレスや疲れが蓄積されていたらしく、それに色々と親しかった友人がどんどんゴールドコーストを離れたりしてそのストレスの破棄場も失っていた。 更に新生活の為に支出を極限にまで抑えた貯金生活を送っていたので、後から思えば少しストイックになり過ぎたのかもしれない。 ある日他社に合同ミーティングに行った際、突然息苦しくなってしまった。その場は何とか普通に取り繕ったので周りには何も知られていないが、その時パニックに陥っていた。そこから不眠が始まりどんどん状態が悪…

  • Road to オーストラリア永住権⑪

    突如の会社の合併という展開に、社内はハチの巣を突いた様な大騒ぎになった。 俺のいた会社を買ったのは、色んな会社に投資・運営をしている投資グループだった。その傘下の旅行業部門として買われ、事前に既に吸収されていたライバル同業他社のN社と合併という形になった。 そしてウチの会社の元々の経営者は完全に会社から手を引き、CEOにはN社のCEOのMというオーストラリア人が就く事になった。ただそのMがなかなかの問題児で、業界内は狭いから奴の悪評判を以前からよく耳にした。俺のいた会社には、昔そのMと一緒に働いていて被害を被った古株の人達やその周りが大騒ぎしていた。 ただしそんな中俺は一人で冷静に会社の合併を…

  • Road to オーストラリア永住権⑩

    ゴールドコーストでの生活や仕事にも慣れてきた。 毎日怒涛のごとく働いている中で、ここにいるのはあくまでも永住権までの通過点と割り切って働いていても疑問は増していく一方だった。 会社の中は勿論、ゴールドコーストの旅行業界全体が結局日本の村社会なのである。 しかも日本よりも狭く悪い意味で濃い、よりギュッと詰まった足の引っ張り合いばかりの掃きだめのような村社会だった。 仕事の非効率性はもとより、とにかく狭い社会の中でどうでもいいステータスの競い合い、業界内の結束力向上という訳の分からない理由をつけての日系キャバクラでの無駄な経費の垂れ流し、一歩日本社会を出たら通用しない会社間のブランド意識から来るマ…

  • Road to オーストラリア永住権⑨

    そんなゴールドコーストでも仕事が始まり毎日が忙しくなっていった。 仕事の内容はほぼ日本から来た旅行者をゴールドコーストないしブリスベン近郊に案内するツアーやチャーターを主に扱う事だった。個人客もいたがまだまだその当時は大手旅行会社を通して来る人が多く、いわゆるパッケージツアーの参加者だった。 会社にはドライバーやガイドが数多く所属していたが、自分のポジションはオフィスで予約業務やオペレーション業務を行うオフィススタッフだった。 ここの会社は経営者も日本人だったし、多くの従業員が日本人の永住権・学生・ワーキングホリデービザの保持者達だった。他にもオーストラリア人の日本語ガイド、及び英語のみのドラ…

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