原初の一点にまでさかのぼって。
ずいぶん曖昧な言い方になってしまって恐縮ですが、ペルセウスは東洋では、ものごとを見る姿勢に動きや変化そのものを根本要素としてとらえる傾向があり西洋では、モノを究極のところまで分解して元素に迫ろうとする姿勢が世界観の根本にあるのではないかと思っています。もっと言えば、東洋の世界観は果てしなく変化してやまないこの世の現象を循環する時間の相でとらえている。これに対して西洋の世界観は原初の一点にまでさかのぼってものごとを突き詰めようとする情熱と共にある。だから時間も、循環するのではなくあの原初の一点から、ビッグバンさながらに現在の「今、ここ」にまで直線的に伸びてきている。原初の一点にまでさかのぼって。
2019/06/17 17:37