ここで買いに出るのも良い思い出になったろうが、そこで冷静になられても怖いと思い 私は鞄に潜ませていたゴムを取り出した。 ラブホで使わなかった残骸である。 これを取り出して来れるのも私達のよく分からない関係ならではだ。 先輩は私がゴムを持ってたことに心底驚いていたが、騒いでい...
チョコが溶けてなくなったところで、彼は私の服を脱がせた。 トップスとインナーと下着を着ていたが、上2枚は割と早々と剥がれた。 前回のセックスでは下着に対してしっかりコメントをしていた印象だったが、この日は特にない。 なかったことそのものより、あれは彼の中のルールではなかった...
結局来たことがないラブホテルに到着した。 自転車があればいつでも来れるくらいの距離で、地元のラブホで検索するといつもヒットするので気になってはいた。 ここも最初に予定していたとこと変わらないくらい格安なので満室の可能性は十分にあると思ったが、意外にも3部屋くらい空いていた。...
例の彼に夜中に呼び出されてのこのこ会いに行ってから数日。 (その日は公園でいちゃこいて帰った) その日はあっけなく帰った上にLINEでも対して何も言ってなかったのに、しばらくしてから 夜中に出かけたりして親に怒られなかったか? と心配された。 彼が何を考えてるか全く分からな...
体触っていい? 彼がそう聞くので私は頷く。 それを合図にそっと抱きしめられキスされた。 首筋や耳にもキスされているうちに体から締め付け感がなくなった。 え、今ブラとったの? うん。 マジで全然気づかなかった。 片手しか背中に回ってなかったしまだ服も着てるしそんな動きをしてる...
彼の家のあたりまでなんとか辿り着いて一報入れると迎えに来てくれた。 彼が地方へ旅立つ前日のことだった。 最後に過ごすのが私でいいのか? などとからかったりしてみたが、彼は笑ってるだけだった。 玄関入って手前に彼の部屋があって、廊下を進んだ奥にリビングがあるらしい。 リビング...
大学の合否が出た後、彼女は私に連絡してきた。 その頃私の方の合否は既に出ていて、いち早く春休みを満喫しているところだった。 彼女はめでたく志望校に合格した。 長い受験期がここで終わったのだ。 一息ついたところで近いうちに会う約束を取り付けた。 彼女の彼とのやり取りはポツポツ...
大学受験も終盤に差し掛かり、本番を目前としていた頃 私は友人の彼氏とSNSで個人的にやり取りしていた。 始まりは正確には思い出せない。 友人が受験によるストレスで彼氏からの一切の連絡を遮断し、彼もそれを受け入れた上でもやはり彼女のことは当然気になるので 彼女と親しくしていた...
起きたら先輩は既に目覚めていて、身支度もある程度終わらせてソファに座っていた。 先輩はその位置から私に おはよう、シャワー浴びてきたら? と言った。 昨日の夜は本番のことで頭がいっぱいで 長風呂も良くないだろうと慌ただしく入浴したのだが、 今朝はチェックアウトまで時間がある...
これで合ってますか…? と私は聞いた。 気持ちいいし、合ってるんじゃない? と言われた。 うーん、ほんとかぁ? そう言われたら何も言えないんだけど… 良かったです、と言って笑っておいたが、なんとも釈然としない気持ちだった。 そのあとも必死になってる私をじっと見てるので そん...
いよいよ口に含もうかというときに先輩が フェラ上手そうだね、 と言った。 彼氏にはべた褒めしてもらってるがこればっかりは分からない。 その人のツボを見つけるまでは微妙だったりもするし。 とりあえず いやいや、私下手くそだと思います〜 と言いながら先輩のを咥えた。 先輩の反応...
ついにその日が来た。 先輩が家の近くまで車で迎えに来てくれるというので、ありがたく乗せてもらうことにした。 知り合いの車の助手席に乗って夜間に出かけることなど今までの経験で一度もなかったので、すごくわくわくした。 とはいえホテルは最寄り駅近くにあるため、ドライブはさほど長く...
この日はなんやかんやで朝の10時ごろまで話し込んでいたが、じわじわと話題も尽きて解散となった。 M先輩の食いつきがすごかったのもあって、他の先輩にも2人変なことしないでよ〜などとイジられたりしたが (本当に失礼な話だが)私はどっちでもいいなというレベルだった。 先輩を釣れた...
関東で下宿している高校の頃の先輩が地元に帰って来た。 そのときに私に連絡をよこしてくれて、飲み会をやるからおいでと誘ってくれた。 所属していた部活のOBOGの飲み会ということだが、先輩が急遽集めたメンバーなのでほとんどが私の一個上の代の人たちだった。 久々に会う先輩ばかりで...
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ここで買いに出るのも良い思い出になったろうが、そこで冷静になられても怖いと思い 私は鞄に潜ませていたゴムを取り出した。 ラブホで使わなかった残骸である。 これを取り出して来れるのも私達のよく分からない関係ならではだ。 先輩は私がゴムを持ってたことに心底驚いていたが、騒いでい...
本当に調子の良いことだけ言って、この日もぎりぎりまで帰る雰囲気だったので半信半疑だったが 確かに着替えは持ってきていた。 次の日の仕事着と、寝るときの部屋着。 こんなに準備して逆に帰るというのはなんなのか。 先輩も恥ずかしくて保険をかけていたのか、もしくは本当に途中で面倒に...
その日は先輩に車で職場まで送ってもらった。 そして帰りは先輩が迎えに来て、そのあと2時間弱散歩して帰った。 先輩はいろんなところへ連れていってくれる。 外遊びやらドライブが好きな先輩はここらへんのことには特に詳しいのだ。 その日は夜に人のいない観光地を練り歩いて、竹林を抜け...
朝7時頃、日の光で完全に覚醒した先輩はただ寝ころんでるだけだった。 先輩が昼まで寝てたなんて話をほとんど聞かないので、 夜更かしをしても朝には目が覚めてしまうタイプの人間なのだろう。 私はというと、寝られなかった分は昼だろうと夕方だろうと寝て取り返すタイプなのだが、 ばっち...
その日は結局、ほぼ一睡もできず、ただ先輩に愛でられて、気づいたら明るくなっていた。 手に触れ、肩を抱いて、顔をすり寄せて、そうやって甘ったるくじゃれているだけで朝になったのである。 ただただ緊張して、どきどきして、頭がいっぱいいっぱいで、 胸やけしそうなほど甘い夜だった。 ...
夜のうちから集まっておけば、朝もより早く出かけられるという話。 より長く一日が楽しめると先輩は言った。 先輩の朝はいつも早くて集合時間も部活より少しゆっくり程度の時間なので、 ならもう先集まってるほうが楽かなと私も思った。 先輩のあまりの無邪気な様子に、男性と一夜を共にする...
先輩と休みが重なるのは月に1日、多くて2日くらいなもんだった。 重なったタイミングで出かけるというだけで最初は十分だったが、 やりたいことも気持ちも膨らんできて、それだけでは物足りなくなってきた。 いまだに好きだの付き合いたいだのと言語化するといまいちピンとこないが、 依存...
余談か本題か 先輩と彼女は上手くいっていない。 先輩はかなり怒りの沸点の低い人で、彼女さんの少し抜けたところがどうにも気に食わないらしく、店でも雰囲気を損ねるくらい喧嘩をしていた。 先輩の口調が妙に説教じみており、彼女の言い分を聞き入れないもんだから、 そのうちモラハラ男だ...
職場の先輩と寝てしまった。 そんなつもりなかった、ほど説得力がなく、想像力のない言い訳はこの世にないと思うのだが、 それを心の底から思う日が来るとは思わなかった。 今の仕事について1年と半年。 職場の人たちともなんとなく打ち解け、休みの日に遊びに行くようなことも増えた。 こ...
入社したばかりの4月。 私がリモートワークで彼は仕事が比較的早く終わる日に約束をした。 お互い次の日が休みだったので久々の泊まりかな?と思ったが 家で休みたいというのでそれはなくなった。 昔はゆっくり遊んでたのに、会うほどに用意されている時間が短くなる。 まぁそんなことを嘆...
彼と夜に会う約束をしたのは本当に久しぶりだった。 こんなわけのわからん関係になる前は 夜と言わないまでも夕方に漫画の貸し借りとかで 二人で会って、それから公園でいつまでも長話したりなんかしてた。 それが関係を持ってからは、彼が少し話そうだの散歩しようだの夜中に突然LINEを...
私にとって彼は特別だった。 誰かと寝たいとか、抱かれたいという気持ちは 大方関係性を変えたいというよりも好奇心によるところが大きいのだが、 彼に関しては、 友達以上の何かを求めていたのだと思う。 彼とのことは何度かここにも書いてきたが、 だいたい私はばちばちに興奮してるか ...
倒れこむように彼に抱きつき、ゆっくりと腰を上げた。 出したものがたっぷり溜まっているのが見てとれる。 イった後すぐ触ると嫌がられるものだと思っていたが、彼はそんなことはないらしい。 べたべたになった股間周りをティッシュでふき取るのをじっと見ているだけ。 柔らかくなった彼のに...
頭をそっと撫でると、なんとも言えない表情で笑っていた。 どういう気持ち?と聞くと なんかおもろいです、と言う。 その反応に構わず、今度は首筋に口づけ、それから耳を甘噛みしてみた。 キスしたり舐めてみたり、行ったり来たり。 そうしているうちに変な笑いは消え、彼の呼吸が少しずつ...
私が誘いだしておいてこんなことをいうのも失礼とは思うが、 彼は責任逃れをする節がある。 高校の頃にも何度かそういう場面を見た。 押しに弱く、主体性がない。 流され、なるようになってただ過ごしている。 だからいざ責任を追及されたとき、俺が決めたんじゃない、俺が言ったんじゃない...
春。 彼は帰ってきた。 ちゃんと連絡してきてくれるあたりがまた可愛い。 今回は前とは違う店が良いと言われたので、場所を変えた。 とは言ってもおしゃれな店を知ってるわけでもないし、何が食べたいというわけでもないようなので、芸がないがこれまた同じような価格帯の居酒屋。 店リサー...
帰省するときには必ず連絡するようにと強く念を押した。 そして冬、彼は帰ってきた。 年末。 この日はいろいろありすぎたのでまたいつか書きたいと思うが 彼とはなんにもなかった。 何もしなかったというほうが正しいかもしれない。 前回と同じような時刻に、同じ店に集合し、 多分似たよ...
会うのは久々だったが、私がネタで言う「後輩くんと寝たい」という発言が人づてに本人に伝わっていた。(そういう内輪ノリ) 彼はそれを普通に面白がってくれていて、やばすぎるな~などと言ってただ笑う。 まぁ私はなりゆきでそういうことになったらラッキーくらいに考えていた。 一緒にご飯...
彼と私の出会いは高校の部活だった。 後輩として入学してきた彼はすぐにうちの部に入部を決め、 先輩らとも打ち解けて過ごしていた。 自分から前に出てくるタイプではなかったが、 何故かいつも先輩である私たちの代がたむろしているところに居座っていて にこにこと話を聞いているような男...
なんやかんやと彼はその気だった。 設けていた保留期間も過ぎ、 結局それは実行に移されることに決定した。 彼自身がしっかりやることをやってくれれば私としては問題ない。 彼女がいる人とするのは初めてだが、 私と同じような価値観であるなら気持ちの面も気にしすぎなくて良いだろう。 ...
ここで買いに出るのも良い思い出になったろうが、そこで冷静になられても怖いと思い 私は鞄に潜ませていたゴムを取り出した。 ラブホで使わなかった残骸である。 これを取り出して来れるのも私達のよく分からない関係ならではだ。 先輩は私がゴムを持ってたことに心底驚いていたが、騒いでい...