100分de名著 太平記
最近勉強にかまけていたので、久しぶりの読書。 ライトな解説書でちょうどよかった。 亡霊が跋扈するこの時代の混沌感がとても好き。それでいてこの無常観。 「将軍の御桟敷辺りより、うつくしき女房の練貫の妻高く取りたりけるが、扇を以て幕を仰ぐとぞ見えし。大物五六にて釘付したる桟敷を傾き立てて、『あれやあれや』と云ふ程こそあれ、将碁倒しをするが如く、一度に動とぞ倒れにける。」 太平記 2022年7月 (NHKテキスト) 作者:安田 登 NHK出版 Amazon
2024/06/22 14:16