ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演

レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガR.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」指揮:キリル・ペトレンコベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2023.12.23サントリーホール)何もかもが完璧な演奏会だった。レーガーは、弦の透明でふくよかな音色に魅せられたし、シュトラウスは、その音色が少しも失われることなく爆発的な頂点を作り出すところはさすがと思わせた。指揮も、細部を丹念に積み重ねながら、全体として巨大な構成物を作り出す様は見事としか言いようがなかった。ベルリン・フィルは、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウと並んで世界の三大オーケストラと呼ばれる。私はウィーン・フィルは国立歌劇場を含めるともう20回ぐらい聴いているし、ロイヤル・コンセルトヘボウも、アムステルダム・コンセルトヘボウと呼ばれて...ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演