ちくしょう
常々想うことがある。 それは自分のことについてだ。 感情が溢れる それは細分化されていないもので、言葉では言い様のないものだ。 様々な色があり、混ざるようにして渦巻いているが決して交わることはない。 一つ一つの感情は他とは全く相容れない。 こうした色は外的なものから影響を受け、日々追加されあるいは取り除かれていく。 一度抜けた色は形としてはもう保ってはいないが、存在していた記憶として頭の片隅に置かれていくのだ。 そして人は常に他人との接点を持っているものだから、往々としてこうした好循環のもとで生きているのだ。 しかしこの私にとっては老人が針に糸を通すより困難なことだったらしい。 生来から他人と…
2020/01/25 03:02