武の本質
秋も深まり、石鎚のもみじが懐かしいころとなりました。大兄にはご健勝のことと存じます。私儀、今般、松山に移住することに相成りました。それにしても、武の本義、本質を追求する道の途上で、不本意ではございますが、これも浮世の定めと諦観の成り行きでございます。つきましては、かように思いますので、是非とも駄文につきまして御叱正賜れば幸甚です。武の本質原初闘争の具として発明改良された術は徳川期「人道の糧」と昇華した。現在では先人の苦労により、人格形成の道となっているそこには体格、男女、老若の区別なく、道を求める人々に「惜しみなく」すべて与える真剣道があって当然。勝敗など、取るに足らぬこと、まして段の高下など「人間力」に比べたら何の意味がありましょう。しかしながら、勝ってやろう、こちらが上だ、という邪心は人間にはつきものに違い...武の本質
2019/10/13 18:04