春の記憶

春の記憶

この季節になると思い出す、春の朝。 エアコンなしで一晩過ごせる、ぬるい朝。 生きものが、予告もなく、もののように動かなくなってしまっていた朝。 こむぎの2周忌がもうすぐです。 その頃も庭の花は、今年のようでした。 アジュガのトウが立ってくると、こむぎを思い出します。あの時もお別れ前に、この花の近くで写真を撮りました。 今思うと、若い時からカルシウム沈着が眼にあったり、レントゲンで関節にあるかもと指摘を受けていたので、徐々に内臓にカルシウムが固まって限界を迎えてしまったからかなと思っています。 もっちと違って、仰向けで倒れていたので、のたうちまわったのかなと考えると苦しいです。 せめて看取りたか…