わたしには普通の人が持っているような安心感がなく、世界は敵意に満ちていると感じている。みんな本当は知ってるはず。世界がどれだけ残酷か。見て見ぬふりをして、生きてるだけ。そのほうが生きやすいから。そうでもしないと生きられないから。きっとそれが正解なんだと思う。世界は公正なんかじゃない。自分を騙して、認知をゆがめて、信じたいものだけを信じて、都合の悪いことは忘れて。そうやって綺麗な世界で生きていくこと...
わたしには普通の人が持っているような安心感がなく、世界は敵意に満ちていると感じている。みんな本当は知ってるはず。世界がどれだけ残酷か。見て見ぬふりをして、生きてるだけ。そのほうが生きやすいから。そうでもしないと生きられないから。きっとそれが正解なんだと思う。世界は公正なんかじゃない。自分を騙して、認知をゆがめて、信じたいものだけを信じて、都合の悪いことは忘れて。そうやって綺麗な世界で生きていくこと...
よく「相性がいい」とか「気が合う」とか、「一緒にいると落ち着く」とか言われるけれど、“あなたにはこうあって欲しい”という相手の期待に沿って振舞っているだけ。きっと相手にとって理想の私を無意識のうちに演じてしまっているんです。相手に好かれようとすればするほど、自分が分からなくなってしまいます。本当の私は面倒くさい。甘えん坊でわがままで、良く八つ当たりするし、好き嫌い激しいし…そういう面倒なことはご主人...
1番苦手なのは痛いことでも、苦しいことでも、気持ちいことでもなく、寂しいこと。どんなに苦しくてもどんなに辛くてもご主人さまの調教には耐えられますが、寂しいのだけは耐えられそうにありません。さみしさがつのってくると、悪いことばかり考えてしまいます。ご主人さまに素直に寂しい気持ちを伝えても有紗の声は届いていないようです。2022年に入ってから、ご主人さまに会うことは一度も叶わず。いつ会えますかと聞いても、...
1年で最も短い月、2月。和の暦では「如月」とも呼ばれています。この「如」という漢字は女に口と書きますが、「女」という漢字は両手を前に重ねて跪く様子を表す、象形文字です。「口」は神への祈りについてを表しており、「如」は女性が神に祈って、神の意を受けて「従う」という意味があるそうです。また「女」という漢字は(女へんの漢字)、女が男の前で跪き、言われるがまま行動する姿であり、女性が男性に隷属させられている...
調教のゴール。それはご主人さまに相応しい奴隷になること。ご主人さまに相応しい奴隷はきっとご主人さまがいらっしゃらなくても自分で正しい物事の判断ができて進むべき道が分かり、小さなことでクヨクヨと悩むことなく真っ直ぐ前を向いて歩ける。そんな奴隷だと思っています。まだまだ未熟な有紗はそんな奴隷像からは程遠いですが、だからこそ、悪いところは矯正していただきご主人さま流の思考ができるようになることが目標です...
日によって体調が違うのと同じで調教のたびに感じ方も変わります。例えば鞭。有紗は鞭が好きですが痛すぎて耐えられない日もあります。こういう日は、ご主人様が鞭を優しく打ってくださっても痛くてすぐに身体が逃げてしまいます。蝋燭も同じです。あたたかくて、気持ちいい時もあればいつもより熱く感じて、暴れてしまう時もあります 。ご主人さまに「もう無理か?」「もうやめてしまおうか?」と聞かれると、有紗はいつもより耐...
最近は特にこのように感じることが多いのですが、自分の頭の中にいるご主人さまと通話中に画面越しに見るご主人さまとの間にギャップがあるんです。どちらも同じ、本物のご主人様のはずなのに。自分の中にいるご主人さまはいつも穏やかで、にこやかで、厳しく有紗を律してくださります。早くご主人さまとお繋ぎしたいお声が聞きたいお顔を拝見したい…そういう思いが強すぎるのか、画面の中にいるご主人様の仕事に疲れ、忙殺された...
9月になり、「涼しくなってきたし、もうエアコンは要らないな。」とつぶやくご主人様。秋は好きじゃありません。気温の変化が読めず天候も不安定。あんなに青々としていた葉っぱは枯れ落ちて、日はだんだんと短くなり冷たい風が吹き、乾いた風と落ち葉の音が聞こえ、どこからか寂しい匂いがするのです。そんな風に吹かれながら、ふとこんなことを思うのです。あれ?有紗ってこんなに寂しがり屋だったっけ?1人って、こんなに辛かっ...
ご主人さまは「片付けが面倒だし、時間がかかるから」などといって、お時間に余裕がない日は調教のときに蝋燭を使ってくださいません。「片付けが面倒」だということに関してはどうやらよく言われている話らしく、その解決策としてよく見かけるのはローションを塗っておくという方法。身体からロウが剥がしやすくなるのはもちろん受け手側の熱さ軽減にもなるとか。ご主人さまはローション派ではなく、有紗も熱さが軽減されてしまう...
ご主人様とお会いする予定でしたが、生憎の大雨で延期になってしまいました。月1回は会って調教してやりたいとおっしゃっていたご主人様ですがお会いする予定はあったものの延期、延期、延期、延期…もう半年近くゆっくりお会いできていません。どうしてご主人様とお会いする時に限って大雨が降るのでしょうか。日頃の行いが悪いから?いい子にしてたつもりなんだけどなぁ…コロナがなかなか落ち着かない状況の中「あまり出歩かない...
あるときは女子校生に、あるときはナースにあるときはチアリーダーに、あるときはメイドに…誰かに求められれば、何者にでもなりました。コスプレは本当の自分を隠してくれるから、居心地が良かったんです。自分じゃない、自分がいる。そんな感じ。ずっと私は誰かの《着せ替え人形》でした。ご主人様とお会いする時も必ず、何を着ていけばいいかを聞いていました。ご主人様の好みが知りたいと思っていました。スカートの丈は長めが...
ご主人様の体調がすぐれず本調子でない日が続いています。有紗は何をして差し上げられるか検討もつかず、ただ寂しい気持ちを堪えてご主人様が元気になるのを待つことしかできません。以前ご主人様が同じようにお元気でいらっしゃらなかった時、「有紗に何かできることはありませんか」とお尋ねしたことがあります。ご主人様はただ一言、「何もない」と。その一言で有紗はどれだけ悔しい思いをしたでしょうか。自分は無力であると感...
「ひとごと」という言葉があります。一般的に「他人事」と書かれていることが多いです。他人というのは自分や親族以外の人を指す言葉ですから、他人事というのは「自分には利害関係のない他人のこと」「自分には関係のないこと」という意味になります。毎日の会話の中で、ご主人様に今日あった大変だったことを話すと、ご主人様は「他人事、他人事~」とちょっと楽しそうにおっしゃいます。すかさず「他人事じゃありません! 奴隷...
明けましておめでとうございます。早いもので2020年も終わってしまいました。皆さまにとってどんな1年だったでしょうか?年末は天気が悪く、残念ながらご主人さまにお会いできませんでしたが、「今年はどんな1年でしたか?」と尋ねると、「バタバタした1年だったなぁ」というお言葉が。2020年は東京オリンピックでたくさんの人が日本に来て、とても賑やかな1年になるかと思っていましたが、残念ながら延期になり、期待外れの1年で...
脚と腕を縛られて椅子や台に縛り付けられると、自由に身動きが取れなくなります。体重をあずけるようにして、全てをご主人様に委ねます。しばらく経って縄が解かれ足が地面についた時、身体の重さを感じます。自分の脚で自分の身体を支えていることを実感するんです。《地に足をつけて、自分の脚で立っている。》当たり前のことなんですけれど、立派だなって。有紗もちゃんと自分の脚で立てるんだって。いつも頑張って立ってるんだ...
何気ない日常の会話の中で、ご主人様はよく『一蓮托生(いちれんたくしょう)』という言葉をお使いになられます。「ご主人様と有紗は一蓮托生だ」と。一蓮托生とは、「良くても悪くても、結果がどうなろうとも、行動や運命をともにすること」という意味の言葉です。これは死んだ後に極楽浄土で同じ蓮華の上に共に生まれようという日本の仏教の考え方から生まれた言葉で、自分にとって大切な人同士が亡くなってからも同じ蓮の花の中...
3ヶ月ほど前、ご主人様が「有紗の部屋にカメラを置きたい」とおっしゃいました。昨年からたびたび言われていたことではありますが実際に部屋にカメラを置くとなれば、ご主人様とお会いしている時だけでなくお家で過ごしているときもずっとご主人様に見られることになります。きっと落ち着かないだろうな…生活の様子を全て見られたら幻滅されてしまうんじゃないかな…嫌われたらどうしよう…そんなことをずっと考えていました。そして...
ご主人様と初めてお会いした時、その優しさに内心とても驚きました。こんなになるまで我慢しなくていいんだよ。痛かったら痛いって、言っていいんだよ。そう言ってくださいました。なんだかとても不思議な感じがしました。したくないことは断っていいって知りませんでした。自分がどうしたいのか決めていいって知りませんでした。嫌だったら嫌って言っていいって知りませんでした。それを教えてくれたのはご主人さまでした。男の人...
過去の嫌な記憶が浮かび上がるたびに、恐怖や嫌悪感に支配されます。ですが、それと同時に性的な興奮を求めている自分がいることにも気付かされます。恐怖、怒り、快楽…いろんな感情が混ざり合って、本当の自分の心が分からなくなります。ご主人様がおっしゃいました「忘れたい記憶もPCのフォルダのようにゴミ箱に捨てられたらいいのにな」と。あの時の嫌な記憶を男性と身体を重ねることで《上書き保存》していけば、いつか忘れら...
たかが痴漢くらいで。ちょっと触られたくらいで…。そう思う人は結構多いのかもしれません。学校で、「今朝ね、痴漢がいてさ…」と友人に話しても、「よくいるよね、まったく朝から最悪だよね〜」くらいの笑い話にしかならないし、朝教室に入る時机の上に突っ伏して静かに泣いてるクラスメイトがいたらきっと通学途中で嫌な目にあったんだろうなと容易に想像が付いたし、男の子だって朝から目に涙を浮かべて「今日は電車で帰りたくな...
わたしには普通の人が持っているような安心感がなく、世界は敵意に満ちていると感じている。みんな本当は知ってるはず。世界がどれだけ残酷か。見て見ぬふりをして、生きてるだけ。そのほうが生きやすいから。そうでもしないと生きられないから。きっとそれが正解なんだと思う。世界は公正なんかじゃない。自分を騙して、認知をゆがめて、信じたいものだけを信じて、都合の悪いことは忘れて。そうやって綺麗な世界で生きていくこと...
よく「相性がいい」とか「気が合う」とか、「一緒にいると落ち着く」とか言われるけれど、“あなたにはこうあって欲しい”という相手の期待に沿って振舞っているだけ。きっと相手にとって理想の私を無意識のうちに演じてしまっているんです。相手に好かれようとすればするほど、自分が分からなくなってしまいます。本当の私は面倒くさい。甘えん坊でわがままで、良く八つ当たりするし、好き嫌い激しいし…そういう面倒なことはご主人...