ワールドプレミアとのコンビで14年ぶりの菊花賞制覇!武豊の神騎乗を振り返ってみよう
武豊がワールドプレミアとのコンビで菊花賞を制した。実にディープインパクトが三冠に輝いて以来、14年ぶりの制覇となった。友道調教師管理場でのG1制覇は初めてで、大塚オーナーにも初めてのG1勝利をプレゼントした。また、ノーザンファーム生産馬でのG1勝利は9年ぶり、2010年のジャパンカップ(ローズキングダム)以来の久々の勝利となった。 騎乗ぶりは武豊らしい、京都の3000mを知り尽くしたような素晴らしいものだったし、それにしっかりと馬が応えてくれたということだろう。すでに神騎乗なんて言われてるけど、このレースの勝利のポイントはどこだったのか、それっぽく振り返ってみよう。 スタート まずはスタートから。 内枠勢を見ると④ユニコーンライオンと⑤ワールドプレミアが好スタートで頭一つ分は出ている。遅れて①ザダルと②ニシノデイジー、③カリボールはスタート直後で一馬身ほどの遅れ。 中目の枠では⑧メロディーレーンと⑨ヴァンケドミンゴ、外枠では⑬ヴェロックスが好スタート。 スタート~(最初の)第3コーナー 内からは④ユニコーンライオンが押して先頭をうかがう。⑤ワールドプレミアも促し気味で先行策。②ニシノデイジーは二の脚が遅く後方へ。 中枠から⑩カウディーリョが押して④ユニコーンライオンを交わして先頭に。 ⑥ディバインフォースが最後方から各馬を見る形。 (最初の)第3コーナーのくだり 3コーナー手前で外枠勢がギューっとうちに詰めてきて、坂のくだりを利用して外からメイショウテンゲンが3番手まで進出。その後ろに⑮ホウオウサーベルと⑯ナイママ。このあたりの馬はスタートも良くなかったしこの時点で脚を使って少し厳しかったかも。 ⑬ヴェロックスは3コーナーの入り口で少しヒートアップしかけたが、⑮ホウオウサーベルの内に納まって良さそうな位置。 ⑤ワールドプレミアは3コーナーの入り口では内1頭分スペースがあって、①ザダルが入るスペースもあったように見えるが、ここは石橋脩が無理をせず、④ユニコーンライオンの後ろに綺麗に納まる。 正面スタンド前 大きな動きはないが、最後方だった⑥ディバインフォースが、外をついて後方4番手まで進出。 向こう正面 後方の馬が、3コーナーに向けて徐々に進路を外に。⑰タガノディアマンテがまくりの気配を見せるがここでも大きな動きは無し。 (二度目の)第3コーナー コーナーの入り口で④
2019/10/22 00:43