虐待が連鎖するのはなぜか
虐待された子が大人になって自分の子を虐待してしまうのはなぜか?そこには実は根深い問題が隠れているかもしれない。最新の科学(DOHaD学説)で説明する虐待の真実とは・・・ 自分の子にイライラしてしまう最近、こどもへの虐待がたびたびニュースになっています。時に体や心に重大な傷を負ったり、虐待が原因で亡くなってしまう子さえいることを知ると、本当に悲しい気持ちになります。 もちろんどんな理由があるにせよ、虐待は許されることではありません。なんでこんなことが起こってしまうんだろう・・・自分のこどもが可愛くないのかな・・・と不思議に思う反面、一概に普通ではない人が起こした稀な事件と片付けていいのだろうかと思うこともあります。これは、自分とは無関係な別の世界の話ではなく、自分の身近でも起こりうる話だと感じるのです。もちろん半ば信じられないような行き過ぎた事例というのも存在します。今回は、そのような事例を除外して考えてみてください。 しつけや体罰との境目が難しい事例は確かにありますし、子育て中のご両親が自分のこどもに対して必要以上にいらいらしてしまったり、実は虐待にまで至らなくともそれに発展しかねない事例は実はけっこうあるのではないかと思います。それでも一線を超えないのが通常の子育てだとは思うのですが・・・・こどもにやさしくできなかったとか、自分のいらいらを抑えられず、大きな声でどなってしまったとか、手をあげてしまったとか、もしかしたらケガさせそうになったとか、子育てを経験している親御さんならたいていそれに近いことは経験しているのではないでしょうか?もしかしたら、虐待する親の気持ちも分からなくはないと感じる方さえいるのではないでしょうか?
2019/03/11 14:20