「できることはありません」~ダウン症がわかるまで④~
心疾患が見つかった次女の出産のため、妊娠34週で転院。 転院先での検査後、次女の病状とダウン症の可能性について医師から聞かされ、夫が泣き出した。 看護師さんが泣いている夫に気づき、個室に案内される。 心疾患がわかってからも「手術すれば治る」と楽観的だった夫。 私がダウン症かもと話しても聞こうとしなかったけれど、ついに医師に宣告され、かなりショックを受けている様子だった。 「元気に産まれてくることしか考えていなかった」と男泣きする夫につられて、私も涙を堪えられなかった。 夫婦でメソメソする私達の話を、看護師さんはゆっくりと聞いてくれた。落ち着いた頃、看護師さんから「心臓の病気もダウン症も、今でき…
2021/08/20 16:37