6社目② 50代中半
このような生活が、数年、続く。苦労しながらも、自分の立ち位置をつくることができ、周囲も良い人が多く、プレッシャーもない気楽な立場ではあったが、心のどこかに、寂しいものが、常にあった。会社のラインには入れない。会社方針もあり、年齢的に、将来性もない。余程の実績をあげても、先は見えていた。自分より年若者が上司格となっているストレスもあった。いわゆる役職定年状況だ。自分では、まだまだやれるという気も、捨てきれないでいた。このまま不満を持ちながら楽な生活を続け、定年までいるのか、あるいは、再度、組織の中心で活躍することを目指すか。。 結局は、後者を選択した。当時、よく言われていた「ゆでガエル世代」に甘…
2019/01/26 14:02