お雑煮
元日の朝は、“お雑煮”をつくることから始まる。(写真)お雑煮一椀ここ10年程同じ考えで作っているが、今年は特にその極めともいえそうだ。極めといっても、料理ではなく、その考え方が今の時代の生き方を表していそうだ。材料を足すことにより”豪華さ””豊かさ”を誇示する足し算的な方向ではなく、余計なものを省き、必要最小限度で、素材の味を楽しめるお雑煮=引き算的なお雑煮をつくる。これがこれまで10年間、このコンセプトでお雑煮をつくり、身についてきている感じが出てきた。それぞれの家のお雑煮は、伝統に従うか、家の権力者の奥さんの思いのどちらかで決まるようだが、我が家では、初期は妻の実家の小松菜を使った江戸風雑煮(東京雑煮)で、現在は、私の出身地の仙台雑煮となっている。この仙台雑煮を、余計なものを取り除いて10年もたってみると、...お雑煮
2022/01/02 20:41