夕陽の匂い
前作 ステレオ - neichan’s blog 会社を辞めると時間ができる。 至極まともだが、意外な発見であった。 時間ができると、人は悩む。 時間は自分を写す鏡だ。 ない時には、自分の存在を省みることなどほとんどないが、ある時ふと、"自分"という存在に関して自問する。 極限までいくと、なぜ生きているのか。 という疑問まで辿り着く。 メンヘラという存在を否定し続けてきた自分にとって、ある意味屈辱で、 同時に、この感覚は全員が持っているものであることに気付いた時、一種のパラダイムシフトが起こったような感覚に陥る。 部屋は1DKの狭い部屋で、札幌駅のすぐ近く。 学生が多く、夜になるとうるさい。 …
2021/09/26 16:42