本屋大賞は裏切らない

最近読み終えた本のお話です。タイトルは「52ヘルツのクジラたち」。今年の本屋大賞受賞の作品です。本を読んで泣くって殆どないのですが、今回は見事に涙腺をやられてしまいました・・・。以前、凪良ゆうさんの作品に嵌ったと書いたけど、こちらの著者である町田そのこさんも素晴らしいです。主人公と「52」の過去はただただ切なくなる、胸が痛くなるもので読んでいてずっしりきました。けれどそんな過去を乗り越え、未来に希望を見出していく描写、展開にぐいぐい引っ張られました。読むのが遅い私ですら、2日で読破できました。終えた後の感動は、凪良ゆうさんを超えましたね。でも凪さんと町田さん、主人公の描写がどこか似ています。切なく儚げ、そして胸が痛くなる・・・。「暗い」と一言で片付けてしまうには、あまりに奥が深い。共感できる部分も多いです。やっ...本屋大賞は裏切らない

男より女友達

今日からお休みに入りました。新しい職場では年内に5本のアポを取ることができ、憧れの女支店長や先輩方に褒められました。こういう仕事は日々戦いですが、何とかやっていけそうです。怖いと思っていた先輩が意外に優しかったりで、環境も悪くありません。来年はもっと沢山アポが取れるよう、頑張らなくちゃね。元上司とのことだけど、やっぱりこの殿方は暇つぶしの相手が欲しいだけだと思う。「会いたい」「声が聴きたい」「手を繋いでもいい？」60代の男性って、こんなに積極的なの？最初びっくりしました。仕事では一歩も二歩も引いたアプローチでお客に接するのに、女性にはゴリゴリ押してくると言う・・・。私が、「将来的な話も含めて、そんなこと言うんですか？どこまで本気なんですか？」と少しチャラけた体で聞いてみました。すると返ってきた返事は、「う～～ん...男より女友達

家にいたくない

前にここでも書きましたが、現在の住まいは本当に寒くて暗いのです。よって電気代がかかる。ガス代は月2000円もいかないけれど、この時期電気代は10000円近くかかってしまう。1人暮らしで10000円近くって・・・ねえ・・・。そういう金銭的な理由の他に、こんな暗くて寒い場所に居ると、気が滅入ります。1秒でも長く居たくないと思うようになりました。で、覚えたのが「カフェ避難」。今までカフェなんて、全く行きたいとは思わなかった。コーヒー1杯に300円とか、あり得ないと。でもカフェって、ただ食べる物を提供するだけじゃないんだよね。なんとも言えない居心地の良さやそこから生まれるフラットな自分を取り戻す時間とか、貴重なひとときを与えてくれる。そう言うプラスアルファ的な部分の大きさに、やっと気が付きました。ほんとね、家に独りでい...家にいたくない

そこは戦場

新しい職場の5日目です。現場に放り出されてから4日目になるんですが、遂にアポが取れました。嬉しかったです。でもね・・・。この会社のやり方、かなりエグイ・・・。割り切ってやらないと、メンタルがやられます。ガチャ切りが怖いとか、そう言うことではないの。お客様へのアプローチの仕方がね、相当やばいと思った・・・。営業ってどこもこんな感じなのかなあ。前の職場の方がまだ優しいのかも。金額的には天と地程の差はあるけれど・・・。女支店長もサバサバとした感じの方で、一癖も二癖もありそうなテレアポ部隊の女子達を、うまくコントロールしております。綺麗だし、かっこいいです。ちょっと憧れますね。テレアポの仕事って、ある意味ゲーム感覚です。隙あらばトークをぶつけ、商品を売り込む。相手の出方を伺いながらの、心理戦です。一つ言えるのは、後ろめ...そこは戦場

スマホを持つ意味とグレーな気持ち

今年の8月にキャリアから格安に乗り換えたスマホ。料金的には確かに格安になりました。インターネットも同系列の会社に変えて、こちらも家計に優しいお値段に。それはとても良かったことです。ですが・・・。スマホを使い切れているかと言うと、全くです・・・。絵に描いたような、「宝の持ち腐れ」状態。だから格安プラン中の格安で十分やっていけるんだけど・・・。生存確認程度の連絡ツールで、お役目完了ができているなら買った意味があるとしておこうか。にしても使ってない・・・。（＾＾；）行き帰りの電車の中は、立っている人も座っている人もほぼ全員スマホを見ている。なんでそんな四六時中スマホにかじりついているのか、私にはわからないです・・・。そこまでして見たい知りたい情報があるの？それともゲーム？音楽？ああ、LINEか・・・。そんなにいつも誰...スマホを持つ意味とグレーな気持ち

女の園

新しい職場は、典型的な「女の園」でした。年齢層は実はとても幅広く、多分70代の方もいる模様です。しかもしかも・・・。ほぼ100%経験者ですね、コールセンターの。皆さん、実に淀みなくスマートに喋ります。その分トークに冷たさみたいなものを感じますが、それでもいいんでしょう。アポが取れればいいんですよ、要は。人間関係も極めてクールだと思いました。「女の園」って書いたけど、じめッとした感じは不思議とない。ボス的な人を早くも発見してびびりましたが、シフトが違えば会わないし、休憩時間も少ないのでお喋りタイムは殆どないです。架電時間以外誰とも口を開かない人もいます。時間になれば皆さん、秒で帰ります。（＾＾；）ある意味、楽です。あと驚いたのは本家の品の宣伝以外に、外注で受けた全く別商品の案内もするらしい。昨日は在籍した半分くら...女の園

新しい職場と大人の余裕

昨日は第一目となる日でした。今週いっぱいは研修が続きます。講師は支店長。勝間和代さん似のバリバリのキャリア女子。営業も全て一手に引き受けているみたいで、とにかく忙しそうでした。テレアポ部隊は多分20名はいると見た。前の職場とは大違いの賑やかさでした。年齢層は40代から50代かなあ。シフトの関係で全員の方に顔を合わせることはなさそう。私はどちらかと言うと「夜部門」らしいので、余計にね。まあ、それはそれでいいです。でもね、所詮テレアポって長く続ける、続けることができるような仕事ではないかも・・・と思った。ノルマは特になく、インセンティブも発生しないんですよ。なのでアポが取れないからと言ってクビはないし、減給もないそうです。ただいつまでも取れないと、気持ち的に居辛くなります。仕事への自信も落ちますしね・・・。そこで辞...新しい職場と大人の余裕

めんどくさい感情は抜きにして

昨年の今頃です。クビになった会社に入社し、先日ランチを共にした上司と出会いました。実年齢よりずっと若く見える店長に対し、60代のその方の印象は落ち着いた雰囲気のナイスガイだった。その後クローザーとして何度かタッグを組んだけど、基本アポインターが取ったお客は店長が挑むことが殆どです。なのでそれほど多く話したりすることはありませんでした。ただ店長や課長と違い、成約できたかできないかをすぐに電話で教えてくれるんです。他の二人は聞かないと詳しく伝えてくれなかったので、そういう点はアポインターにとって嬉しい配慮でした。そんな心優しく穏やかな元上司と約束通りランチを取った後、地元のちょっとした観光処を巡り、最後はカフェで締めました。それなりに楽しかったし、この方の波乱万丈の人生も知ることができました。しかしですね、いろいろ...めんどくさい感情は抜きにして