さあ、いよいよ米づくりを始める時期が来た。いつもゴールデンウイークの初めに、籾を処理する。今年の品種は、昨年と同様だ。うるち米は、「にこまる」と「ぴかまる」で変わらない。どちらも、夏の高温に強い品種だ。今の西日本で、これ以上の品種はないと思う。もち米は、例年通り「はりまもち」。ただ、これまで農協購入だったのが、今年は自分で種どりをした。昨年秋に残していた5kgの籾を、塩水に入れて比重選をした。浮いてくる軽い籾を捨て、重いのを残した。これらの籾は、全部で45kg。5kgずつ9つの網袋に入れて、温湯消毒をする。60度で10分、お風呂に入れる。人間ではとても入れない熱いお風呂だ。これで、雑菌が無くなる。湯上りの籾をすぐ冷やして、水に入ってもらう。これから5日間、芽出しを行う。ゴールデンウイークの半ばに種まきをす...籾を浸水