「セブンイレブンに届いた、記憶の入金」—0時半。眠れずにポストした一編の詩と、ひとつの物語。「誰も見てないかもな」と思いながらも、どこかで信じていた。数分後、スマホの通知がポン…ポン…ポン…と鳴り出す。画面にはグラフが、まるでATMの明細みたいに伸びていく。「え、誰か見てる…?」「しかも、この勢い、ATMじゃなくてレジじゃん」「これ、セブンだな。」セブンイレブン。深夜の灯りが、ひとつの詩を温めて、誰かの胸に届けてくれたのかもしれない。現金は送れないけれど、記憶なら、セブンでも送れる。—「セブンイレブンに届いた、記憶の入金」