僕の倖せ、きみの倖せ―――みんなの倖せ。 S ver.
抑もコドモの時から物欲は然程無くて、クリスマスにもそれ程興味も関心も無かった――――だから、両親がプレゼントを与えてくれていたコトを知っても、サンタクロースが両親が扮した紛い物だと分かって『それが、何か?』と云う感覚で衝撃も落胆も感じられ無かった。今になって考えてみれば。そんな感じのオレはコドモの時から冷めていてかわいげの無いガキだったのだけれど。――――でも。リオンと出逢って。その感覚が変わった。リオン...
2018/12/26 20:20