折々の写真&雑感 494
詐欺にあった直後の決算期には税理士に払う資金もなかった。仕方なく、自分で決算書の作成をしたが貸借対照表の借方と貸方の数字が合わなかった。学生時代に複式簿記の講義は受けたが、やっと単位を取れた状況では実際の役に立つものではなかった。提出前になんとか貸借対照表の間違いを探したが、具体的にどこが間違っているか全く見当がつかなかった。期限が迫っていたので、貸借対照表に適当な数字を入れ何とかバランスが取れるようにして税務署に持って行った。危惧はしていたが、やはり税務署から呼び出された。担当者は渋面を作って私を待っていた。「此処の数字がおかしいですが、どうしたのですか?納得がいくように説明して下さい」と言葉は優しかったが、重罪人に接するような態度だった。どう説明しても相手を納得させられるものではない。いい加減な決算書...折々の写真&雑感494
2024/07/28 09:00