【間取り】トイレの配置と空間の活用
こんにちは、ともです。 今日も間取りについて考えていきたいと思います。 今回のテーマは『トイレの配置です。』 トイレの配置と空間の有効活用 早速、間取りAと間取りBを見ていきましょう。 間取りA 間取りB みなさんなら間取りAとBのどちらを選びますか。 実は、この間取りは、どちらも空間を上手く活用できていません。廊下の1マス分が無駄になっています。 このように変えてみるのはどうでしょうか。 間取りC 新しく洗面台を置くスペースを作ることができました。もちろん洗面台ではなく収納に変更してもOKです。 三井ホームの全館空調とトイレの配置について 三井ホームで全館空調を選択した場合、トイレには吹き出し口が付かないため、唯一空調の効いていない場所と言ってもよいでしょう。 住んでみた感想ですが、一般的な住宅と比較しては断然、冬は暖かく、夏は涼しいので快適と言えば快適です。 ただ、居室空間と比較すると空調の効きは悪いことは確かです。 そこで、トイレの配置を工夫することで、空調が効いている部屋と限りなく近い形の空間にすることが望まれます。 そのためには、トイレが外壁に面している面積を減らすことが大切です。先ほどと同じような間取りを見てみましょう。今度は間取りCと間取りDとします。 間取りC(先ほどと同じ) 間取りD 間取りCとDは同じ施工面積ですが、外壁に面している面積が違います。間取りCと比較して、間取りDは外壁に面するところが半分になりますので、その分、冬場に熱が逃げにくく、夏場に冷気が逃げにくいことが考えられます。 図面では、扉は開き戸になっていますが、トイレから出た後に洗面所が使いにくいので、引き戸のほうが良いかもしれません。しかし、引き戸は遮断性・気密性が低いので、音が漏れやすいという欠点は知っておく必要があります。家を建てるときは、メリットとデメリットを知ったうえで選択・決定をしたいものですね。 間取りDのようにすることで、全館空調が効いていないトイレでも快適に過ごすことができるはずです。参考にしてみてください。
2020/04/29 10:00