何人も本意から悪人たるものなし。

満足は自然の与える富である。贅沢は人為的貧困である。

幼にして謙遜なれ。弱にして温和なれ、壮にして公正なれ。老いては慎重なれ。

少量をうまくやる方が、大量にまずくやるよりもよい。

死はいうまでもなく、肉体よりの解放にほかならず。

名声は英雄的行為の芳香なり。

友と敵とがなければならぬ。友は忠言を、敵は警告を与う。

賢者は複雑なことをシンプルに考える。

汝自らを知れ。

魂の探求の無い生活は、人間にとって生きがいの無いものである。

善人においては、現世にても死後にても悪は発生せず。

何人たりとも、不正に報いてはならない。

真の賢者は己の愚を知る者なり。

勉学は光であり、無学は闇である。

財産や名誉を得る事のみ執心し、己の魂を善くする事に努めないのを恥とは思わないのか。

自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。

死ぬことと、自分の信念とどちらが大事か！

子供は、生まれたその日から、厳しくしつけなければならないものだ。

父母に恩を感じないなら、汝の友となる者はいないだろう。

一番大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである。

指導者とは、自己を売って、正義を買った人間だ。

嘘はいつまでも続かない。

幸福になろうとするならば、節制と正義とが自己に備わるように行動しなければならない。

人間の美徳はすべてその実践と経験によっておのずと増え、強まるのである。

良い評判を得る方法は、自分自身が望む姿になるよう努力することだ。

吟味されざる生に、生きる価値なし。

生きるために食べよ、食べるために生きるな。

他人からされたら怒るようなことを人にしてはいけない。

世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ。

討論が終わったとき、悪口は敗者の道具になるのだ。

一番小さなことでも満足できる人が一番裕福である。何故なら満足を感じることが自然が与えてくれる富だからだ。

いかなる財宝とくらべようとも、良友にまさるものはないではないか。

良い本を読まない人は、字の読めない人と等しい。

よりよく生きる道を探し続けることが、最高の人生を生きることだ。

出発の時間がきた。そして、私たちはそれぞれの道を行く。私は死ぬ、あなたは生きる。どっちが良いのかは神だけが知っている。

死は、人間のもっているすべての恵みの中でも最高のものである。

唯一の善は知識であり、唯一の悪は無知である。

わたしは最小限の欲望しかもたない、したがって、わたしは神にもっとも近い。

ねたみとは魂の腐敗である。

富は良心をもたらさない。しかし良心は、富ばかりでなく、望まれるもの全てを、個人にも国家にももたらすのである。

金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんなふうに使うかが判るまで、彼をほめてはいけない。

私が知っているのは、自分が何も知らないということだけだ。

われはアテネ人にあらず、ギリシア人にあらずして世界市民なり。

人間に関することに安定などないことを忘れてはならない。それゆえに、繁栄している時には過度の喜びを避け、逆境にある時には過度の落ち込みを避けなさい。

唯一の真の英知とは、自分が無知であることを知ることにある。

本をよく読むことで自分を成長させていきなさい。本は著者がとても苦労して身に付けたことを、たやすく手に入れさせてくれるのだ。