春着

春着

祖母の待つ年に一度の春着の子 桃香 そぼのまつねんにいちどのはるぎのこ 春着手に喪服と迷ふ母の家 桃香春着とは、お正月に着る晴れ着のことです。ずいぶん時期外れな句ですが、昨日「俳句ポスト」の発表があったので載せておきます。一句目はよくある句ですが、子供の頃、お正月に祖母の家に出かけ叔母と百人一首などして遊んだのを思い出します。祖母はいつもニコニコと嬉し...