伊豆のホテルの 大きな窓から、 一日中海を眺めていた。 こんなにたくさんの塩水 一体どこから あの遠くの沖に見える岩 潮に溺れてしまいそう 波に濡れた砂浜には ぺちゃりと音がしそうな足跡 五月の海はまだ少し冷たいだろう あの波の一滴になれたら ...
早朝の青空が好きだ 青の絵の具を限りなく薄め すっと上澄みを筆先に含ませ どこまでもまっすぐに引いた線のような 早朝の青空が好きだ まだつめたい空気を吸い込み 肺のあたりから青く染まる僕の体躯 そのまま空に溶け込めるような 早朝の青空が好きだ やがてふわりと朝陽が差し入り ...
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