2019年9月、スペインの最高峰テイデに登った記録。2日目に山頂にアタックしたときの記録。あんまり需要はないかもしれないが、コロナが落ち着いたあと、カナリア諸島への旅行を考える人に参考になったらなと思っている。 テイデ山頂を目指して出発 Teideの山頂でご来光 ロープウェイは使用せずに下山 バスの到着までリラックス おわりに テイデ山頂を目指して出発 前日山小屋の人が、だいたい5時30分くらいに出れば山頂で日の出が見れると教えてくれていた。アドバイスどおり、朝5時30分にテイデの山頂を目指して歩き出した。 Altavista小屋からテイデの山頂までは1キロ弱。Altavistaは標高3200…
テイデ登頂記1日目の記録。スペインの最高峰テイデへ。 テイデへ出発 登山口へ 登山スタート La Fortalezaから見える景色 灼熱のMontaña Negra - Lomo Hurtado間 Altavistaへの道のり Altavistaからの夕暮れ テイデへ出発 朝6時前に起床し、ホステルを出発しテイデへ向かう。 私の滞在していたラグーナからバスで2時間ほど揺られ、プエルト・デ・ラ・クルス(Puerto de la Cruz)という海に面した港町に向かった。 バスに揺られているうちに段々日が白んできて、プエルトデラクルスにつく頃には明るくなっていた。 スペインのスタンダードな朝ごはん…
2019年9月中旬にカナリア諸島のテネリフェ島にあるテイデ山に登頂した。その時の記録を綴ろうと思う。今回は現地入りと、登山前の市街地散策について書いていく。 スペイン本土からテネリフェへ San Cristóbal de La Laguna 市街が一望できる展望台へ ラグーナのお祭り 出発へ スペイン本土からテネリフェへ テネリフェへはヨーロッパやアメリカからの便でアクセスが可能であるので、日本から行く場合はヨーロッパからのアクセスが一番便利だと思う。スペインのマドリードなどからは便が出ていると思う。 航空券を買う際、テネリフェには南北2つ空港があるため注意をしたい。滞在先のホテルによって近い…
はじめに 日頃社会の荒波に身を任せて、気がついたら何年も経っていた。そんなときふと、久しぶりにブログを立ち上げて、昔の記事を読んでいたら、旅行していたその当時のことが鮮明に思い出されて、とても懐かしく、かつ新鮮な気持ちになった。あの時自分はこんなことを感じて、こんなことを考えていたのか、と。普段は前を見てそれなりに生きているけど、時々後ろを振り返って見ても、色々気がつくことがあるのかも。そんな時、自分が体験したことを書き綴ったものがあれば、記憶の再体験がこんなにも容易になるのか、と感じた。 日々自分の脳みそには新しい情報が詰め込まれて、段々と古い情報は頭の外に追い出されてしまう。だから、覚えて…
言葉を勉強するのは地味に大変な作業だと思います。 覚えること多いし、いざ使おうとしても全然でてこないし。 自分はテスト勉強や受験勉強の癖で、机の上でカリカリ勉強しがちです。 けれども、机の上でカリカリやったことは、実際に会話で話すことができない。そして相手が言ってることがわからない・・・。 これを克服するには、リスニングをいっぱいやるべきだと思うのですが、初心者にとって中々良い教材に巡り会うことは難しいですよね。 ですが最近は、Youtubeのおかげで、結構コンテンツが充実してきたのかなと思います。 そんな中、見つけたのがコレ↓ www.youtube.com これはドラマ仕立てのスペイン語学…
【サンティアゴ巡礼】サンティアゴ・デ・コンポステーラと巡礼の終わり
サンティアゴに到着し、1日が経過した。 ホステルで起床して、もう歩かなくてもいいことが何だか不思議だった。 サンティアゴの先にもまだ道は続いていた。 僕は予定ではサンティアゴの先、中世の世界の果てであった「フィニステラ」という岬まで行こうかと考えていた。 しかし、天気は一週間先まで雨と防風、というような絶望的なコンディションだった。 天気が悪いときに行ってもしょうがないかな・・・という気持ちと、もうあるきたくないという気持ちが半々で、とりあえず1週間位サンティアゴに滞在することにした。 ※フィニステラはサンティアゴからバスでも1時間位で手軽に行くことが出来る。 サンティアゴの町内観光 サンティ…
冬のサンティアゴ巡礼は夏と違った楽しみがある。冬季巡礼でのあるあるや、ちょっとしたコラムをまとめてみたい。 1.人が少ない 冬季中は人がとても少ない。夏であれば満室になるアルベルゲも、いっぱいになることはない。 下手をするとたまに一人で宿泊する、というようなことも起こる。 特に小さい街にある私営のアルベルゲに宿泊すると一人になる確率が高い。 夏よりも人が少ないので、シャワーが埋まっていて使えなかったり、キッチンが埋まって使えなかったりというような心配は余りない。 ベッドも余っていることが多く、二段ベッド一つを独占することも多かった。 また、街自体にも人が少ない事が多い。アルベルゲの営業期間外に…
これからサンティアゴ巡礼をしようとしている人に向けて、巡礼の持ち物について書こうと思う。 巡礼装備の鉄則 一度巡礼を経験した視点から語ると、巡礼の装備を考える時のポイントは、以下の3つだ。 とにかく軽量化 基本的には登山装備 防水への配慮 特に、一番目の軽量化が重要だ。 ヨーロッパに行くということもあり、荷物は多くなってしまいがちだが、長距離を歩くのは意外と過酷である。 荷物を持ちすぎることで、体を痛めてしまい、巡礼を途中で辞めざるを得なくなった巡礼者も、何人かいた。 荷物が多すぎて体を壊してしまっては元も子もない。 しかし、趣味嗜好に関わるものもある(たとえばカメラなど)ので、それらとどう折…
【サンティアゴ巡礼17日目】O Pedrouzo - Santiago de Compostela 20.6 km
2/27(月) O Pedrouzo - Santiago de Compostela 最終日、朝6時過ぎには皆準備を始めだした。 このアルベルゲに泊まっている人にとって、今日が巡礼の最終日になる人がほとんどだろう。 皆の顔を見ると皆笑顔でとても嬉しそうだ。サンティアゴを前に、待ちきれない。 外は昨日よりも雨脚が強く、風も強かった。しかしもうサンティアゴは目と鼻の先。もはや無敵だった。 スタートして5kmくらいは雨に降られていた。ただ、どんなにゆっくり歩いても今日のうちにサンティアゴには到着する。 巡礼者の中には脚をいためている人が何人かいた。けれども、彼らも大体同じような心持だった。 サンテ…
【サンティアゴ巡礼16日目】Melide - O Pedrouzo 33.6 km
2/26(日) Melide - O Pedrouzo 朝7時過ぎに外を見ると、雨がかなり降っていた。 昨晩スーパーで購入したインスタント麺が朝ごはん。味の素、海外でも商品出してるんだな。 朝7時半過ぎに出発した。湿潤な気候で知られるガリシアは、時々強い雨が降る。この日の雨は冷たく強かった。 ノンストップで歩き、Arzúaという町まで何とかたどり着いたが、寒すぎて震えて来たため、町のカフェで一休みした。 朝は凍えるくらい寒かった。時刻は10時半くらい。雨脚は一向に弱まらない。30分くらい暖かいエスプレッソを飲んで休んで、また出発。 少し休んでいるうちに雨が弱まってきた。 巡礼者トラップかとおも…
【サンティアゴ巡礼15日目】Portomarín - Melide 40.3 km
2/25(土) Portomarín - Melide サンティアゴまでもう一踏ん張り。早朝6時に出発。 橋を渡りPortomarínを出ると、ちょっとした登りが続く。そのあとは、森の中を平坦な道が続く。 森を出ると、大きな農場が見え始める。この日は霧が深かったため、かつ日の出前だったので、ヘッドライトをつけていても、可視範囲がとても狭かった。 とはいえ、あたりが明るくなってくると、霧に包まれた幻想的な光景となった。僕はヘッドランプを切って、霧の中を30分くらい歩き続けた。 舗装された道路に出て、上り坂を登ると、霧から抜け出て、Toxiboという町についた。 さっきの霧が雲海となって姿を現した…
【サンティアゴ巡礼14日目】Sarria - Portomarín 23.1 km
2/24(金)Sarria - Portomarín 23.1 km 朝起きて、携帯を見ると、僕の大学の卒業が確定していた。 喜びに満ち溢れた朝であった。 日が出る少し前くらいのところで歩き始めたが、Sarria内の教会辺りで道を見失った。 間違えて公道に出てしまったのだが、近くに巡礼者向けの水場があったので、誤っていると気づかずに、そのまま誤った道を進んでしまった。 結局1時間くらいよくわからない道をさまよった挙句、携帯に入れていた地図とGPSを駆使しながら、なんとか元の道に戻った。 結局もとの道に戻るまで1時間半ぐらい要したのだった。 Sarriaから数キロ進んだところには残り100kmの…
【サンティアゴ巡礼13日目】O Cebreiro - Sarria 41km
2/23(木) O Cebreiro - Sarria 早朝5:00、まだ皆寝ている中、一人で出発した。 僕は、サンティアゴまで残り150kmをきっているということもあって若干浮き足立っていた。ヘッドライトを着け、街頭の無い山道を歩いた。 アルベルゲを出発した後、軽い登りがあり、そのあとはずっと下りであった。本当に真っ暗なので時折現われた山道を走る車のランプが、恐怖に感じられた。 O Cebreiroに続く道は、ずっと下りというわけではなく、下っては登っての繰り返しだった。 2時間くらい暗い道を歩き続けて、あたりが少しずつ明るくなってきた。 Alto do Poioあたりで、黒猫ちゃんと戯れた…
【サンティアゴ巡礼12日目】Villafranca del Bielzo - O Cebreiro 29km
2/22(水) Villafranca del Bielzo - O Cebreiro この日は軽い登山となる予定だった。宿泊したアルベルゲには朝ごはんつきだったため、腹いっぱい食べた。 日本人の巡礼者に始めてあったが、彼はチャリ勢だったので巡礼中もう会うことはない。 また日本で会おうと別れの挨拶をして、出発。 町を出るまでは、たびたびお世話になっているスペイン人夫婦と、ポーランド人のアダムと一緒に歩いた。 橋を渡り、町を出る。像があったので、夫婦と一緒に写真を撮った。 その後はアダムと一緒に途中まで歩いた。山道みたいな道を歩く。渓谷の中をハイキングしているようなイメージだ。 途中、変な色の木…
【サンティアゴ巡礼11日目】Ponferrada - Villafranca del Bierzo - 24.2 km
2/21(火) Ponferrada - Villafranca del Bierzo この日は24kmしかない予定だったが、7時過ぎにアルベルゲを出発した。 やっぱりあさやけは何処でも綺麗だからである。 城と教会と川を越え、公園に沿って歩いていった。 坂をのぼり公園を出ると、ポンフェラーダの町と朝焼けが見えた。 その後は高級住宅地のようなところを歩いていく。 市街地のほうに変な建物があった。 この地域、とても所得が高そうだ・・・。 ちょっと歩くと、やっと太陽が出てきた。 5kmくらい歩いたところで、昨日の宿で一緒だったデンマークのケントがやってきた。ケントは夏などに工場などで働いてお金を貯め…
【サンティアゴ巡礼10日目】Foncebadón - Ponferrada 28 km
2/20(月) Foncebadón - Ponferrada 日の出前、1500m近い標高にある山の上のアルベルゲはとても寒かった。氷点下1度くらい。 そとの景色はすばらしかった。 村落の下には雲海が広がっていた。 今日はこの山から1000m位下り、Ponferradaという町に行く。 最初は山の上の稜線歩きだった。気温は氷点下だったが、朝焼けの景色がすばらしかった。 ところどころに古い遺跡のような建物が残っていた。朝日が遺物を照らす。 少し歩くとCruz de Ferroという巡礼者の間で有名な場所についた。 沢山の石が詰まれた上に、大きなポールがささっていて、先端には十字架がついている。…
【サンティアゴ巡礼9日目】Astorga - Foncebadón 26.5 km
2/19(日) Astorga - Foncebadón 昨日のワインが祟って、若干の二日酔いで目覚めをむかえた。 目覚めたころには、オーストリアのタフガイが出発しようとしていたところだった。さすが、1000km以上歩いてきた男は違う・・・。 250kmくらいしか歩いていない僕はリンゴをかじり、だらだら支度をして、日の出のすこし前くらいの時間に出発した。 朝焼けに照らされた街並みは、昨日とは少し違った表情を見せていた。 Astrogaから、明らかに今までの道とは少し道が変わってきていることに気付いた。 まわりに山がいくつか見えてきて、風の吹き方が少し変わった気がした。 まわりには牧場と、大きな…
【サンティアゴ巡礼8日目】Hospital de Órbigo - Astorga 16.9 km
2/18(土) Hospital de Órbigo - Astorga 今日は少し短いが、Hospital de ÓrbigoからAstorgaまで行くことにした。 Astorgaより先は山道になるのと、Astorgaは少し大きめの田舎町で、色々そろえるには便利なので、滞在するにはちょうどいいと思ったからだ。 町を出て、N120に沿うつまらないルートは避けて、北のルートから行くことにした。 右折してまっすぐ進むとVillares de Órbigoの村に入った。 この村からの道は、天気が比較的よかったこともあり、非常に楽しい道だった。 雨が降ってこないうちに写真を撮っておこうと必死だった。 …
【サンティアゴ巡礼7日目】León - Hospital de Órbigo 33.2 km
2/17(金) León - Hospital de Órbigo 巡礼が始まって早一週間が経過した。 昨日まで痛かった足は朝には万全になっていた。 ホテルが用意してくれていた朝ごはんを頂いて、朝7時過ぎに出発。 ちなみにこの日の朝、僕は日本から持ってきた地図をなくしていたことに気がついた。 しかし、Kindle Fireで別の地図を買っていたので、特に問題はなさそうだった。正直なところ、巡礼路には黄色いペンキで矢印が書いてあったり、帆立貝のマークのサインが立っていたりするので、あまり迷うことはない。むしろ荷物が軽くなってラッキーだった。 ただ地図には、メインルートとは違う、オススメルートみた…
2/16 León観光 いつものように巡礼者は、朝6時くらいに起きて、出発の準備を始める。 昨日いっしょにビールを飲んだアダム、ほかの多国籍ファミリーと朝食をとる。今日はどこまで行く予定だとか、どこのアルベルゲがいいだとか話しながら、アルベルゲの朝食を食べた。今日は、一日Leónでめいいっぱいゆっくりする予定だ。みんなとまた何処かで会おうと約束した。 アルベルゲを出て、昨日疲れて出来なかった町の散策をした。7時半くらいに歩き始めたが、相変わらず辺りは暗いし、まだ店は空いていない。24時間やっている店は、スペインでは殆ど見たことがない。多分ヨーロッパではそれが普通だ。 アルベルゲのすぐそばの、S…
【サンティアゴ巡礼5日目】Reliegos - León 25.2 km
2/15(水) Reliegos - León 25.2 km この日は念願のLeónに向けて朝は7時過ぎくらいに歩き出した。 BurgosからLeónの間はMesetaというなにも無い大地が広がっている。 巡礼路には小さい街が点在しているが、街以外のところは何も無い。 何も無いだけに景色はとてもきれい。 後方を振り返ると、昨晩泊まったReliegosが見えた。 足の痛みは、昨日塗り薬をもらったおかげで、少しよくなっていたが、完治したというわけではなかった。 しかし、体は浮き立っていた。なにより、はやくLeónまで行きたかった。 小さな町を抜け、痛む足をいたわりながら徐々に進む。 12時くらい…
【サンティアゴ巡礼4日目】Sahagún - Reliegos 31.3 km
2/14(火) Sahagún - Reliegos 31.3 km 6時半くらいに起床し、7時半くらいにこの日は出発した。あわよくば今日は37km先のMansilla de las Mulasという街まで行きたい。 Sahagúnは古きよき町、といった感じだった。 街を出ると、虹が見えた。近くで雨が降っていたようだ。 朝焼けはつかれていた体を癒してくれた。 しかしこの後、腰の痛みと足の痛みが本格化した。 他の巡礼者に比べて、2倍以上のスピードで歩いていた僕。僕の周りで同じ距離を毎日歩いていたのは、フィンランドのタフガイくらいであった。 僕はそこまで体が屈強ではない。連日の無理がたたって、体が…
【サンティアゴ巡礼3日目】Carrión de los Condes - Sahagún 40.6 km
2/13(木) Carrión de los Condes - Sahagún Carriónから次の村Calzadilla de la Cuezaまでの距離はとても長い。17.5kmほど離れていて、間には何もないそうだ。昨日シャリばてと水切れを起こしたことを教訓に、十分な軽食(ポテチとチョコ)と水1.5リットル分を、昨晩仕入れておいた。 3日目の朝はゆっくり起きた。天気予報では午前中は雨だが午後にやむといっていたので、この日は朝7時30分くらいにスタートすることにした。外を見るとやっぱり雨だった。雨対策は万全にしていた。防水の袋でザックの中身は覆われていて、それに加えてザックカバーも持ってい…
【サンティアゴ巡礼2日目】Castrojeris - Carrión de los Condes 45.3 km
2/12(水) Castrojeris - Carrión de los Condes 45.3 km 前日早くに寝た僕は、次の日の朝とてもはやく目覚めた。 Castrojerisのアルベルゲでは、寄付制で朝食が提供されていたので、お腹にパンとコーヒーを詰めて、朝5時半頃にはいざ出発。 Castrojerisの街を出ると、辺りに街灯がなくなり、真っ暗になった。ヘッドライトを付けて歩いた。 巡礼路はこの先峠道になっていく。急な坂道を登りきると、頂上には小さいモニュメントがあった。 この時、まだ時刻は6時過ぎで、とても暗かったが、背後にはCastrojerisの街が見えた。 上のgifの最後に少し…
【サンティアゴ巡礼1日目】Burgos~Castrojeris 41.7km
1日目 Burgos - Castrojeris 41.7 km スペインに来て早3日。やっと巡礼が始まる。いてもたってもいられず、この日は5時に起きたが、このアルベルゲの門が開くのは朝の7時からだった。そわそわしながら門が開くのを待ち、門が空いた7時と同時に出発した。 朝7時だとまだスペインは真っ暗。ヘッドライトを使いながら、真っ暗なブルゴスの市街地を歩く。 巡礼路には古い建造物が沢山ある。1000年以上建設から経っているものも。 基本的に巡礼路はとても整備されており、地面や壁に書いてある黄色い矢印や、巡礼のシンボル、ホタテ貝のマークが目印になっている。 大体の巡礼者は見失わないのだが、朝早…
【サンティアゴ巡礼0日目】Madrid~Burgos ブルゴスを
2月10日。早朝4時半に飛び起きてホテルをチェックアウトし、巡礼のスタート地点、ブルゴスへ向かう。
サンティアゴ巡礼が始まるまで②―マドリードをがむしゃらに歩く
マドリードに到着して、僕は1日の滞在期間のことにやれることをすべてやろうとした。地球の歩●方的なガイドブックなどは何も持っていないが、足とグーグル先生を頼りに歩き回った。こんな旅でも、色んな発見があった。
2月8日に日本からマドリードに移動し、そこから巡礼の出発地点、ブルゴスへと移動しようという計画を立てた。チケットは現地調達。ふわっとした計画のまま、とりあえず飛行機に乗ったところから、僕の旅がはじまった。
僕がサンティアゴ巡礼を思い立ったのは2017年1月中旬頃。出発は2017年2月8日。長期間の旅行というと、入念な準備が必要な気がするが、とりあえず必要なものは頭のなかで整理できていた。 装備 お金 航空券 巡礼者用パスポート 地図 この内、装備は普段使っていた登山用の装備で代用。またスペイン巡礼にかかるお金は安価で済むということだったので、とりあえず500€は換金し、残り500€分くらいは海外でも使えるデビッドカードに入れておいた。 問題は後者の三つにあった。
大学の卒業という、人生のモラトリアムの終わりを控えた2017年1月。私はこのまま何もせずに、モラトリアムを終えていいのかと思っていた。 世の中は「君の名は」が大ヒットし、聖地巡礼ブームの真っ只中。ふむ聖地巡礼か・・・。面白そうだな、やってみるか。でも、普通に日本の有名どころに行っても面白くない・・・。ということで、私はもっと壮大な、キリスト教の聖地巡礼、サンティアゴ巡礼に行くことにしたのだった。
はじめまして。 どうも。 このブログには僕の旅の記録を、つれづれと書いていく。 始める前に、私がどんな人間なのか、少し紹介したいと思う。 自己紹介 生まれ育ち:ちーばくんの顔面付近 好きなこと:歩くこと 登山 写真 アツい音楽 職業:IT系エンジニア 各種言語レベル 日本語:ペラペラ 英語:ペラペくらい スペイン語レベル:赤ちゃん 最近わけあってトリリンガルを目指して修行中。 何を書くんじゃ このまま日々の生活に忙殺されていくと、色々忘れてしまうことが多いのではないか、と最近考えていた。 旅行をしたり、写真を撮ったり考え事をしたりしても、何か形に残さないと、風化してしまうものが多い。 大半のこ…
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