打算女と恋愛男
「ごめん、大好きなんだけど もう、辛いから別れよう」 半年程、経過した日の事だった。 こうなる事は、なんとなくわかっていた。 「付き合ってるわけじゃないし、大丈夫だよ。 プライベートで会うのは、もう辞めようね。 家にある私物だけ、今度取りに行くね。」 あっさりとした返事をした。 彼は、ちゃんと私と恋愛しようとしてくれていた。 ただ、私は変わらずに打算的な付き合いを続けていた。 そこで、温度差が生まれていたのはなんとなくわかっていたが 私はそのスタンスを変える気がなかったからだ。 自分が傷つく事を恐れ 1人になる事を恐れ 将来に漠然した不安を抱えた 保守に入っている、こじらせ三十路女はタチが悪い…
2019/10/28 19:33