ジョーカーとの再会、そしてドーンガード砦への道
ジョーカーを探してリフテン監獄まで出向いたものの、そこにいたのは彼ではなかった。青みがかった毛に額に三本の傷、そしてなぜかパンツ一丁という出で立ちでそのカジートは静かに椅子に座っていた。その姿になんだか興味がわいたリリは、握りしめていた鍵を使い彼に近づく。俺を殺しに、ついに来たってわけだな?神よ感謝します。もう罪を背負わなくてもいいのだから。カジートはどこか視点の定まらない瞳でこう言った。一体何を言ってるんだろ…?と思っていると、彼は続けて「俺は死ぬべきだとは理解している。だが用心してくれ。俺の胸中に芽生えた名誉が、自分を守れと言って聞かないんだ」と話し続ける。どうもこちらのことを知っているよ
2020/09/29 14:40