君の居ない家

君の居ない家

君がこの家に居ないことそれに対して淋しいよ。そう言ってしまうとそれはたちまち現実になってしまうだからと言って淋しくないよ。そう言えば強がりになる君の居ない家の部屋のなかは静まり返っていて淋しさを隠せなかった残された私たちは君が居たときと同じくお喋りしたり笑ったりの日常を過ごしながらだけどほんの少しだけ誰にも悟られないくらいに感情を誤魔化しているんだ君の居ない家