公募戦士の忘備録 ~自身のラボを立ち上げるまで

公募戦士の忘備録 ~自身のラボを立ち上げるまで

「公募戦士」という俗語があります。大学などのアカデミアのポスト、例えば教授や准教授の場合、公募で集まった候補者の中から業績や適性などを鑑みて、採用者が決定されます。近年、この国内のポストを巡る競争は厳しくなっており、博士号をもつ研究者であっても希望するポジションを得ることは難しくなっています。1件の公募に対して10や20を超えるような応募者が殺到することも珍しくないと聞きます。このような公募を戦っている研究者のことを俗に公募戦士と呼ぶことがあります。公募に応募するのは、正直、しんどいです。実際、機関ごとに異なる書式の提出書類を準備しなければなりませんし、ときには上司やメンターからの推薦書も集める必要があります。そうして入念に準備をして応募しても、なかなか書類選考を突破できませんし、面接で落とされることもあります...公募戦士の忘備録~自身のラボを立ち上げるまで