虫の日
本日は6月4日で虫の日。ということで、眠たいところであるが、最も好きなトンボの一つ、ヒメサナエの記事を書くことにした。ヒメサナエは小型のサナエトンボ。ちょうど今ぐらいの時期から出現し始め、8月になると姿を消し始める。生息場所は丘陵地や山地の樹林に囲まれた川の上流・源流域。ここで産卵が行われるが、孵化した幼虫は川を下る。そして、河川中・下流域で羽化し、成虫は繁殖のために川沿いに山を登っていく。オジロサナエも同じような水域に産卵し、ヒメサナエ同様に上流下流の往復移動をする。このようにヒメサナエとオジロサナエは似たような特徴をもつ渓流性の小型サナエトンボである。しかし、形態以外の違いとして「ヒメサナエはオジロサナエと比べると生息が局所的である」というものがある。その違いは何に起因するのか。書籍や資料によると、ヒメサナ...虫の日
2020/06/04 23:59