これからのこと
競争社会に打ちのめされて、逃げる場所を考えた。 この国を離れて、資本主義を離れて、キューバでも行こうと想像する。 でも、とりあえず今日のところは愛する人の胸で眠ろう。 つらいことがあって、それが解消されるよりも前に次々ふりかかると、 私を助けようと思ってくれる人なんていないと思えてくる。 そんなふさいでしまって下を向いた耳に届いたのは、小さな歌。 その歌は世界のどこかにいる、似たような思いを感じている人の歌だった。 もっていた悩みが、似たような悩みを歌う歌と共に私の体へ溶けこんで、私の経験になった。 何百年積み重なった世界のシステムは考え抜かれていて、 産まれて数十年の私はたちうちできない。 …
2019/04/29 20:14