「十角館の殺人」綾辻行人(n回目)
読み終えた。 この本に出会ったのは大学生のときだった。 ずっと読み返したいと思っていた。 しかし本が祖父母の家にあるため、なかなか本を取りに行くこともできず、急遽駅前の本屋で2冊目を購入した次第である。 普通におもしろい本だった。 しかし、大学生のときほど大きな感銘を受けるわけではなかった。 なにを隠そう、わたしはミステリーの女王アガサクリスティーを読んでしまった人間なのである。 話の全体が「そして誰もいなくなった」を意識していることは明白であり、ネタもそれを倣ったものであることは瞬時に理解できた。 しかしながら、思い入れのある本なので、今回こうして読み返してみて本当によかったと思う。 アガサ…
2018/11/24 16:04