郷愁と臆病

郷愁と臆病

もうすぐ21になる。 ハタチになる年にこのブログを書き始めて、ハタチになるときにも記事を書いたりした。 ハタチになるのは人生においても一つの大きな区切りだし、何より「ハタチ」という言葉の持つ響きは幻想的で、幾分ファンタジーの世界に足を踏み入れるような気分でいた。 そしてまた一年は過ぎ、一つ年を取る。 ハタチが幻想なら、21はもう現実だ。 目の前に迫った現実に対する不安に負けてしまいそうな自分が時折現れるので困る。思っていた以上に臆病な自分に気づく。いつからこんなに弱くなってしまったのか。 先日、久しぶりに映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を見た。 前に見たのは大学に入ってすぐの夏頃だったと思う…