書評 『日本の人事を科学する』
2011年にブラット・ピット主演の『マネー・ボール』という映画が話題なりました。 その内容は、メジャーリーグの中で資金力もない弱小の1チームであるアスレチックスが 独自の手法で選手を採用し、強豪チームを作り上げていくというものである。 その独自の手法というのは、「セイバーメトリクス」と呼ばれるデータを元にした 優秀な選手の分析と定義を行い、それに基づいて選手を採用すると言うものである。 通常は、スカウトマンが選手を目利きしたり、打率や打点などの成績を見て、 主観的に採用かつその報酬額も決定していた。 ところが、アスレチックスは、そのような従来の方法に対し、チームの勝利に貢献する数字をデータから…
2017/08/24 11:53