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追分の小径 〜 軽井沢 http://oiwaketrail.sblo.jp/

東京多摩ニュータウンから軽井沢の追分に移住。人間二人と犬一匹による日々の生活や雑感を綴ります。

仕事は英語の翻訳。マックユーザーです。ネット環境があればどこでも住めます。軽井沢のこと、浅間山のこと、火山や地震のこと、レストランや食べ物のこと、映画のこと、英語のこと、などなど、思いついたまま書きます。

ロンド
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住所
軽井沢町
出身
甲府市
ブログ村参加

2017/04/01

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  • いにしえの軽井沢 – 長倉牧はどこにあったのか(後編)

    (前編より続く) 「軽井沢」という地名は馬と関連があるという(「軽井沢、かるいさわ、かるいざわ」)。 江川氏は、民族学者柳田国男が提唱した「背負う」を意味する古語「かるふ」から「かるいさわ」が生まれたという語源説を支持・補強している(先日再放送された「ブラタモリ軽井沢編」では、「軽石が多い」から「軽…

  • いにしえの軽井沢 – 長倉牧はどこにあったのか(前編)

    惨渦二度目の夏、緊急事態宣言にもかかわらず、例年より少ないとはいえ、多くの観光客が軽井沢を訪れた。 そんな人を惹きつけてやまないリゾート避暑地軽井沢。 時は、3万2千年前。軽井沢の南に位置する八風山は、日本列島に着いたばかりの、まだホモ・サピエンスとしか呼ぶしかない人類を惹きつけていた。八風山には当時…

  • 人は信じたいことを喜んで信じたがるものだ

    これはユリウス・カエサルが自著「ガリア戦記」で言っている言葉。世界中でよく使われている。いろいろ訳し方はあるが、日本で有名なのは塩野七生著「ローマ人の物語」にある「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」で、これは塩野氏の意訳。 原文のラテ…

  • 本当の軽井沢 – コロナ禍に抵抗するリゾート

    軽井沢は、避暑地か。庶民的リゾートか。金持ち向けの高級別荘地か。食べもののおいしい街か。大規模アウトレットモールのあるショッピングタウンか。 軽井沢といっても、現在ではいろんな側面がある。 人口わずか2万人の町に、年間840万(2019年)の観光客が訪れる。新型コロナウイルスが世界を席巻している今、軽井沢は…

  • 大都会を逃れどこに移住しよう

    楽し都、恋の都、夢のパラダイスよ、花の東京 藤山一郎歌う「東京ラプソディ」は、今でもまさしく東京を正しく形容している、はずだが、今回のコロナ禍で「移住したい」と思う人たちが増えているという。 大都市圏では、人が多すぎて感染のリスクが大きいことがわかり、「やむを得ずテレワーク」した結果、家族と過ごす時…

  • コロナ禍と日本人

    コロナ禍で世界中が苦しんでいる。そんな中、諸外国に比べ日本は新型コロナウイルスの猛威を何とか押さえ込んでいるように見える。 コロナ対策で評価を得ている国はいくつもある。日本は感染者数も死者数も比較的少ないにもかかわらず、政治家も行政も講じられた対策もそれほど国際的関心を…

  • 予兆なし、浅間山噴火

    このところずっと静かだったから油断していた。浅間山のことである。 先月、8月7日の夜、「22時08分頃、噴火が発生しました」という緊急メールが軽井沢町から届いた。気象庁の

  • 初めてタバコを吸った日

    私はタバコは吸わない。Ich rauche nicht. だが、必ずしもドイツ語のせいというわけではない(「20カ国語ペラペラ」)。 私が十代のとき、タバコを吸うのは男性としては一般的だった。一人前の男になるた…

  • 音楽+映画=明るい未来

    音楽と映画が合体すると、そこには不思議な世界が現れる。その代表がミュージカル映画。実話を元にしている「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年)は不朽の名作。美しいオーストリアの山々を見渡す丘の上で The sound of music を歌うジュリー・アンドリュースが今も目に焼き付いている。<…

  • 個性なんて

    「個性」は必要だろうか。「個性のある○○」とか「個性豊かな○○」というようなものは、やはり持つべきだろうか。 現実的には、遺伝子や容姿や行動や思想など各個人すべて異なり、それぞれ個性はある。だが、世間で言われている「個性」とは、そういう個性ではないはず。もっとユニークな…

  • 若いときはわからなかったこと

    若いときはわからなかったことは多い。若いということは、エネルギーは溢れているが、智恵も思慮も辛抱も足りない。そこまで言わなくてもいいだろう、と思うが、自分の若い頃を思い返してみると、まさしくその通りなのだ。 娯楽作品としての「映画」にも、それは言える。例えば、若い頃見た…

  • 中山道を往く

    江戸時代の街道を行くのは危険がいっぱいだ。中山道のような「一日中、山道」では、山賊は出るは、野犬は出るは、熊は出るは、さらには今は絶滅してしまった狼は出るは、で命がけの道程であった。 というのが、数年前までの、私のイメージだった。 軽井沢に来て、我が家のすぐそばを中山…

  • ブランド読みのブランド知らず

    若い頃、ブランドには縁がなかった。名前もほとんど知らなかったし、興味もなかった。 ある時から仕事柄、ちょっとだけブランドに詳しくなった。それは添乗員をしていたとき。ツアー客の目的の一つが「海外のブランド品を安く買う」ことだったからだ。たいていどこにいっても「免税店」があ…

  • 天皇陛下はエンペラー<br />

    今上天皇の御退位を間近に控え、10連休という超大型連休の開始とともに、日本中はお祝いムードに突入する。

  • オノマトペが似合う町

    厳寒の何もかも凍ってしまいそうな朝は、シーンと静まりかえっている。そんな早朝に外へ出ると、ピシッと顔が冷気で痛む。満月で驚くほど明るい真冬の真夜中は、キーンという音がぴったりの森閑さだ。 春の強風は、空がゴオオと鳴り木々がブーウウンと唸りながら揺れるが、意外と地面の上は…

  • 軽井沢、かるいさわ、かるいざわ

    世の中に地名ファンはけっこう多くて、地名の謎を解き明かそう、という素人地名学者もいる。それだけ地名は魅力があるのだろう。 地名ファンはもうご存知だろうけれど、軽井沢はもともと「かるいさわ」と言うのが本来の読み方だったが、それを「かるいざわ」に変えたのは、軽井沢を避暑地として…

  • 「2位じゃダメなんでしょうか」はダメですか

    「2位じゃダメなんでしょうか」という質問を聞いたのは、2009年の事業仕分け。質問したのは蓮舫議員。日本ではこの質問をした蓮舫議員に対し「何て質問をするんだ」と否定的に感じた人が多かったようだ。   質問者の意図や当時の状況は別にして、この質問自体私には「普通」にしか聞こえなかっ…

  • 虫の名は。

    そろそろ啓蟄。軽井沢では、はや真冬は過ぎ、気温は低くとも季節はすでに春に向かってゆっくりと進み続けている。追分の森の小径を散歩していると、零下であっても日が差していると、小鳥のさえずりが聞こえるようになる。さらに寒さが緩んでくると、次は虫である。御影用水温水路沿いを歩くと、蚊…

  • ワカンダ王国の衝撃

    私はヒーロー物が好きだ。CG技術が進歩したこともあり、このところ「スーパーヒーロー」映画がたくさん作られている。私の最近のお気に入りは、「ブラックパンサー」(2018)だ。

  • ユー・ガット・メール

    1998年の映画「ユー・ガット・メール」は、ネット時代を象徴するラブコメディーだった。男女がインターネット上で知り合いEメールを交わすようになり、恋愛感情を持つに至る。最後は直接会ってめでたし、というお話。 なんと、インターネットの登場により、人は直接顔を合わせず恋愛するようにな…

  • 20カ国語ペラペラ

    私は日本語さえ「ペラペラ」しゃべれないのに(舌足らずなので)、世の中、しかも日本に20カ国語もペラペラしゃべれる人がいるのだ。 中学生の頃、「20カ国語ペラペラ」という本を書店で見つけた。著者は種田輝豊。むさぼるように読んだ。たぶんこの本に出会わなければ、今の私はないだろう。 …

  • Kaiju の世界

    怪獣はもう日本だけのものではない。Kaiju は世界の共通語になり、「ゴジラ」は Godzilla になってしまった。怪獣たちにとって日本は狭すぎたのだろう。それに彼らはユニバーサルな価値を持っていたから、世界で活躍するのは当然の成り行きであった。 大げさな、と思うなかれ。Kaiju という日本…

  • 大統領の憂鬱

    Make America Great Again! (MAGAと略されている)と叫ぶかの国の大統領は、日本でもあまり評判は良くない。もちろん他の国々でも当然不人気だ。発言や行動があまりに突拍子もなく、極端で、不適切だから、不評は当然かもしれない。 テレビに出てくる評論家やコメンテーターの日本人を始め、日本…

  • オペラは太った淑女が歌うまで終わらない

    「オペラは太った淑女が歌うまで終わらない」という英語の表現がある。初めて知ったとき、こんな言い回しは「politically incorrect(不適切、偏見がある)」ではないか、と思ったものだが、何十年も使われ続けていて、どこからも文句がでないところをみると、親しみのある表現なのだろう…

  • 列車の遠鳴りが聞こえるところ

    庭にいるとき、列車の走る音がふんわりと聞こえてくることがある。 しなの鉄道は私が住む追分の東から南に向か…

  • 麦は英語にならない

    英語にはならない日本語というものはある。 日本独自の慣用表現、日常表現、ことわざ、流行言葉などではなく、…

  • アントニウスとクレオパトラ - ある愛の形

    「太陽が空から落ちてきても、海が突然干上がってしまっても、あなたが私を本当に愛してくれるなら、何があっても私はかまわない」

  • 犬は三歳児と同じくらいの知能があるんです、と言ったら・・・

    東京の多摩ニュータウンは広い歩道、街路樹、木々と芝の公園があちこちにある「緑の街」。ジブリのアニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」のモデルともなった大規模開発の環境重視型計画都市である。 もともと「多摩丘陵」なので地形は起伏に富み、走るのが好きな我が家のワンコにとっては、上ったり下りたりと走り甲斐のある公園が…

  • 英語と映画とLGBT

    英語を仕事にしていると、いろいろな情報が手に入る。日本語で知るより英語で知るのが早いこともある。今よく聞かれるLGBTもその一つ。 LGBTは、lesbian, gay, bisexual, transgender の頭文字を取ったもので、一般的には、同性愛を含めた多様な性的指向を持つ人々を示すものと理解されている。 LGBTという言葉が作られる…

  • ロボットがターミネーターになる日

    ロボットが「ターミネーター」みたいに人類を抹殺しようとする、なんて映画の中だけの絵空事、ではなくて本当に起こりうると言ったら、どうだろう。   ロボット、つまりコンピュータなどの人工知能(AI)が人類の知能を超える日は意外と早く来る、と言われている。AIが人類の知能を超える現象(技術的特異点)は「シンギュラ…

  • 通訳のお仕事

    東京にいたときは、時々通訳もやっていた。私の専門分野(土木・建築など)における翻訳関連の通訳業務だったので、私はたいていゼネコン側の通訳者、相手(顧客)は外資系企業や外国公館が主だった。 通訳の仕事をしていて、頻繁に聞かれる質問があった。その1つは、「留学されたのですか」というもの。私は留学の経験はな…

  • 嵐の夜に - 妻の鬱々

    夫(ロンド)は子供の頃工作が得意だった、今は忙しくて時間がないからできないと言う。実際このところも徹夜仕事が続いている。 ちょっと前、やっと休みがとれて、以前から懸案だった「落ち葉や枯れ枝を入れておく」1メートル四方ほどの箱を作った。近所でもDIYで作った落ち葉入れが庭によく置いてある。 夫はベニヤ板…

  • 追分の森を行く

    連日猛暑が続く日本列島。どこかで気温40度に達すれば、軽井沢で30度を超してもおかしくはない。しかし日が落ちてくると、追分の森はぐっと涼しくなってくる。さすが高地だ。   涼しさが増してくる夕方5時過ぎに、我が家のワンコと散歩に出るのがこのところの日課だ。   追分の森を歩く。朽ち果てた別荘を見ると感傷的な…

  • 幻の歴史遺産

    ヨーロッパには世界歴史遺産があちこちにある。添乗員として行ったことのあるローマなど街全体が歴史遺産みたいなものだ。基本的に石造りなので、耐用年数が長いことや、火災で崩れ去ることも少ない。歴史的建物の保存意識が高いこともあるが、それだけでなく、「戦災で破壊されなかった」という理由も大きい。   私が通訳ガ…

  • グアム英語珍道中

    海外在住経験がないと書いたが、実は3ヶ月だけグアムに滞在したことがある。今思えば、まったくの英語珍道中だった。 5年勤めた通信社を辞めたあと、フリーで翻訳業を始めたが、当時まだ実力が伴わず思うように仕事が来なかった。そんな…

  • ニセの蜜

    世の中、ニセ文書など「ニセ」の山で一般市民は憤っているが、我が家を困らせている「ニセ」は、「ニセアカシア」の木である。 ニセアカシアは俗称で、和名は「ハリエンジュ(針槐)」。世間一般には「アカシア」だと思われていることが多いが、「アカシア」とは別の木である。 「アカシアの雨にうたれて このまま死んで…

  • 信濃に海

    信濃にある「小海線」は、日本で最も標高の高いところを走っている鉄道だ。小諸から山梨の清里を通って小淵沢まで通っている。子供の頃から、「内陸なのになぜ海がつくのだろう」と不思議に思っていた。 小海だけではなく、「海ノ口」や「海尻」まである。八ヶ岳の山麓にあるこれら地名はいったい何なのだろうと。 数年…

  • やられたら、やりかえす

    世界の常識は「やられたら、やりかえす」である。 いや、そんなシリアスな意味ではなく、常識的な範囲でのコミュニケーションにおいてのこと。 留学経験のない私が、初めて大勢の外国人を相手にしたのは、確か24才ごろ、アメリカからの短期留学生をガイドした時である。

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