蒼い狼の隠れ家ファスインから受けた火傷とチョヌムジャから受けた斬り傷で、瀕死の状態でチャン侍医が蒼い狼の隠れ家に運び込まれて、数日が経っていた。「お加減は、い…
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蒼い狼の隠れ家ファスインから受けた火傷とチョヌムジャから受けた斬り傷で、瀕死の状態でチャン侍医が蒼い狼の隠れ家に運び込まれて、数日が経っていた。「お加減は、い…
《ああ、わかった。必ず、渡す。それに、チャン侍医が助かったことも・・・》「いえ・・・それは・・・内密・・・に・・・今、私の事を知れば、医仙は、私を治療すると・…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 2021年は、お話をお届けすることがなかなかできず・・・本当に申し訳ありませんでした。 開店…
4年前の開京 典医寺ファスインとチョヌムジャが見境なく、典医寺の医官、薬員をその手にかけていく。そして、その足は、典医寺にあったウンスの私室へと向かっていた。…
ヨンは、寝台の傍らに座り、ウンスの手を握りしめている。その姿を、柔らかな眼差しで見守りつつ長髪の医官がウンスの脈診を始める。長髪の医官は、トギが持ってきた医療…
ん・・・ん？ヨ・・・ン？ヨン？ヨン！！ どうして？何故、貴方が・・・！！ダメよ！貴方は、こんなところで死んじゃダメ！お願い！目を開けて！！ねぇ！！ヨン！！ヨン…
おはようございます。いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。ここ数日、お話のお届けができず、申し訳ありません。週末には、お届けできるか…
屋敷に戻ってきたヨンは、テマンから聞いた言葉に背筋に冷たいものが走った。そして、テマンの言葉を最後まで聞かずにウンスが眠っているという部屋に駆け付けた。その時…
今夜のお話のお届けはお休みさせていただきます。 今後も、日曜日はお休みさせていただくことがあるかもしれません・・・ ご了承くださいませ。 明日は、お話をお届け…
ヨンは、チュンソクに、迂達赤達の配置の変更を言い渡す。『天門が開いたと噂にならぬようくれぐれも気をつけろ。とくに・・・』ヨンの脳裏に、苦々しい記憶が蘇る。「大…
ウンスは、トギに言われたまま部屋で、大人しく待っていた。暫くすると、独特な香りを醸し出す薬湯を持ってトギがウンスの前に姿を見せた。《ウンス。この薬湯を飲んで、…
ウンスが屋敷の中に入った後、ヨンは、チュホンに跨り、兵舎へと戻った。兵舎では、眉を八の字にして困り顔のチュンソクが、ヨンの帰りを首を長くして待っていた。「大護…
トギと手を繋ぎ、楽しそうに屋敷の中へと向かったウンス。屋敷の中に入り、ヨンの視界から隠れた瞬間。フラフラとその場に座り込んでしまった。《ウンス？！どうした？大…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 本日のお話のお届けはお休みさせていただきます。 明日はお届けできるかと思いますのでお待ちいた…
ヨンが、ウンスに優しく頷くのを見てウンスは、トギと共に、屋敷の中へと歩み始める。「テマン君。トクマン君。じゃぁ、またね。」テマンとトクマンの横を通り過ぎる際、…
ヨンとウンス、そしてトギとのやり取りをソワソワしながら見ていた二つの影が痺れを切らして、声を出した。 「て、大護軍！！すみません！！一度、兵舎にお戻りを・・・…
ヨンは、屋敷の奥から近づいてくる賑やかな足音達に気付くと小さくため息をついた。『はぁ・・・目ざとい奴らだ・・・医仙。二人だけの時はしばしお預けのようです。』ヨ…
いつも、「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。先日より、お話をお届けを再開させていただいたところたくさんの暖かいメッセージ、コメントをいた…
4年の時の流れを経て再会を果たしたヨンとウンス。離れていた時を取り戻すかのように二人は、互いの存在を確かめ合う。いつしか、二人を暖かく包み込んでいた丘の上の陽…
突然ヨンに抱き寄せられその力強さに、驚きとそして、安堵感に包まれるウンス。ヨンの腕の中で、少し、涙声になりながら、100年前の高麗から天門を潜り続けていたこと…
ヨンはウンスの手をひき大木の根元へと歩いていく。 そしてウンスと二人、丘の上の大木の根に肩を寄せ合いながら暫くの間腰かける。ヨンは、ウンスを二度と離すまいとウ…
『漸く・・・お帰りになったのですね・・・』ヨンは、懐かしい香りに振り返り、その漆黒の瞳に飛び込んできた愛しい女人をまっすぐに捕らえると、静かに呟く。そして、ゆ…
新年明けましておめでとうございます。いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。なかなかお話のお届けができず申し訳ありません。不規則になる…
そんな・・・あれから、もう4年も経ってるなんて。私が、100年前の高麗にいたのは1年だったはず・・・ねぇ・・・怪我なんてしてないわよね？ 4年も経ってるなんて…
天門近くの小高い丘の上。高麗と元との国境を見守り続けた大木に、背凭れ、空を見上げる武将が一人。その瞳は、漆黒の黒少し、癖のある黒髪が風になびく。端正な面持ちに…
100年前の高麗・・・今度こそ、あの人のいる高麗でありますように・・・亜麻色の髪を、古風に結い上げ、笠を目深にかぶった一人の女人が古から天門と伝えられる古い祠…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 以前、おしらせいたしました、新たなお話を今夜22時にお届けいたします。 長い間、お待たせいた…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 沢山のコメントやメッセージ、いいね！やペタ、ブログ村バナーのクリック、本当にうれしく、お話を…
アメンバー申請について・・ いつも私の拙いお話をお読みくださり、ありがとうございます。アメンバー申請について、お願いがあります。極まれではありますが、大人記事…
時は流れ・・・ ウンスの病を治す為、ヨンとウンスは、天門潜った。 そして、数日の後、ヨンは、一人で高麗へと戻ってくる。 ヨンは、高麗に戻ってから誰になんと聞か…
母上・・・父上に、お逢いになられましたでしょうか・・・？あの日・・・父上が、賜薬を飲み干され・・・刑が執行されたあと・・・ミョンウォルが、スリバンの秘薬の解毒…
いつも、「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 ここ数日、お話をお届け出来ない日々が続いています。申し訳ありません この酷暑の影響で体調が…
母上・・・父上が私に託されたこの文・・・この文には、天門の不思議な力のことが認められていました・・・天界からお戻りになった父上のお姿は本当に、数日の時を天界で…
母上・・・母上と父上が天界にお行きになり父上が高麗にお一人でお戻りになってかなりの歳月が流れました・・・今、私は、父上が残された文を、ここ、天門の前で、漸く読…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 申し訳ありませんが、本日のお話のお届けはお休みさせていただきます。 by junjun
ウンス・・・貴女がこの腕の中で永遠の眠りについてから俺は、高麗に戻ってきました・・・そう、貴女の最期の願いを叶える為に・・・あれから、貴女のいない高麗で幾星霜…
父上・・・父上が、母上を天界へお連れしお戻りになったあの日・・・父上は、母上の最期を看取られ高麗にお戻りになったのですね・・・私の記憶にある父上と母上は、いつ…
ウォンソン・・・フォン・・・お前たちには、真実を告げておこう。あの日・・・母上と共に天門を潜り天界で過ごした日々のことを・・・母上を天界にお連れし、数日後に、…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 申し訳ありませんが本日のお話のお届けはお休みさせていただきます。 明日は、お話のお届けが出来…
母上・・・父上は、母上と共に天門を潜り、天界へと行かれたあと・・・数日後に、高麗へお戻りになられました・・・天界で、母上とどのようにお過ごしになったのか・・・…
ウンス・・・・貴女と過ごした日々は、俺にとって、かけがえのない日々だった・・・何もかもが、目新しい世界で・・・剣を握らずとも、生きていける世界・・・そんな世界…
兄上・・・兄上と私は、父上と母上から内攻を受け継ぎ、そして天門から選ばれた者です。母上が、天界に召され父上も、間もなく・・・兄上・・・私は、天門を護る者・・・…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 申し訳ありませんが本日のお話のお届けはお休みさせていただきます。 明日は、お話のお届けが出来…
母上・・・嬪宮として、皇宮にあがったユリは・・・世子様となられた大君とともに動乱の犠牲となってしまいました・・・妻のファサランは、開京をはなれるときにユリから…
俺の為に泣き、笑い・・・俺を護ろうとする自分の命の危険も顧みず・・・ 俺の命よりも大切な女性（ひと）・・・天界には貴女の帰りを待っている人がいる・・・それでも…
ウォンソン・・・フォン・・・ユリ・・・私たちの愛しい子供たち・・・あなた達を残して高麗の地を去るなんて・・・これからの高麗は激動の時を迎える・・・でも・・・信…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 今夜もお話のお届けが出来なくて申し訳ありません。 明日は、お届けできるかと思いますのでお待ち…
ウンス・・・貴女は、俺の唯一人の女性（ひと）・・・あの夜・・・貴女は、俺に天界へ共に行こうと・・・そう、告げてくれた・・・あの時と同じように・・・慶昌君様が命…
ヨン・・・本当に、貴方って人は・・・いつも、私のことを一番に考えるんだから・・・ねぇ・・・貴方の心は、本当に大丈夫なの・・・？ねぇ・・・私たちは、もう一度めぐ…
今夜のお話のお届けは、 お休みさせていただきます。明日は、お話をお届けできるかと思いますので、お待ちくださいませ。by junjun
ウンス・・・俺の愛しい女性（ひと）・・・俺は、貴女を護りたい・・・俺は、貴女とともに・・・しかし・・・時は、あまりにも残酷だった・・・貴女は、高麗では治せない…
母上・・・転地療養の地へ向かうという偽りの旅の中・・・母上との想い出の地を訪れながらの旅でしたね・・・訪れる旅先々で、その想い出を、柔らかな笑みで私たちに話し…
母上・・・開京のお屋敷で、共に過ごした最後の夜・・・母上は、儚げな笑みでそれでも、私たちを、優しく見守ってくださっていました。あの後・・・父上と、どのようなお…
母上・・・天界で、お健やかにお過ごしでしょうか・・・？病も癒え、心穏やかにお過ごしでいらっしゃいますか・・・？いいえ・・・母上のことです・・・父上のもとへお帰…
母上・・・母上を天界へ送りとどけられた後・・・父上は、数日の間、天門の地に留まっておられました。幼いころ、何度か、お聞かせいただいたあのお話・・・母上が、かつ…
母上・・・母上が典医寺でお倒れになってから天門の地へ向かうまでの間は本当に怒涛のようでございました。父上は、皇宮の護りと開京、高麗の護りを固め王様と王妃様、そ…
母上・・・典医寺の母上のお部屋もあの頃のままで・・・時折、父上は、典医寺の母上のお部屋に足をお運びになっていました。いえ、父上だけではなく・・・王妃様も・・・…
母上・・・私は、母上と過ごしたあのひと時に、母上のお優しさが身に沁みました。あのひと時、母上は、母上がこの世を去られた後のことそれを、私に託すために、様々なお…
母上・・・天門の丘へと向かう旅の途中。色々な場所に立ち寄りましたね。母上と父上が、出逢った場所・・・母上は、何が起きたのかわからずかなり戸惑われたそうですね。…
母上・・・典医寺の母上のお部屋で私は、全身の力が抜けるような衝撃を受けたことを、今でも忘れることが出来ません・・・あの日・・・父上の代わりに、母上のお傍に伺っ…
母上・・・あの日・・・典医寺の母上のお部屋でお目覚めになった時・・・母上と父上は、どのようなお話をなさったのでしょう・・・いえ・・・それは、聞かないことといた…
2020年明けましておめでとうございます。2019年は、お話のお届けのお休みが多く、本当に申し訳ありませんでした。2020年は、一日二話のお届けを心に、ヨンと…
2019年も「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。2019年は、junjunの度重なる諸事情でお話をお届けできない日が続き本当に申し訳あり…
母上・・・母上は、今・・・如何お過ごしでしょうか・・・？父上が、天門へとお連れしたとき母上は、ほとんど意識がなく・・・いつ、事切れてしまうか、わからないご様子…
母上・・・母上に転地療養に行こうと嘘をついてしまったこと・・・どうか、お許しください・・・きっと、天門の地へ行くと母上に告げれば、反対されると父上も、私も、皆…
母上・・・あの日・・・母上が、典医寺でお倒れになった日・・・父上は、ある決意をなさったそうです・・・ただ、それは・・・母上との約束を破ることになった・・・と父…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。先日、11月25日・・・「時をこえて・・・」が3周年を迎えることが出来ました。沢山のコメントや…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただき、ありがとうございます。 なかなかお話をお届け出来ず本当に申し訳ありません・・・ ここ数日の間、アメンバー様限定記…
母上・・・フォンが私の生まれてきた運命は天門を潜り、父上と母上、そして、私たち兄妹の運命を知らせること・・・だと、教えてくれました。そして、フォンは、天門の地…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただき、ありがとうございます。沢山の方から、アメンバー申請を頂き本当に嬉しく思っています。ただ・・・本当に申し訳ありません…
母上・・・母上は、全てをご存知だったのですね・・・高麗の行く先も・・・ユリが子を授かることが出来ないことも・・・そして、父上が、幽閉されることも・・・だから、…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 なかなか、お話をお届けできず本当にごめんなさい。 今しばらく、リアルのjunjunが忙しく・…
母上・・・フォンが私に教えてくれました・・・それは、私が何の為に生まれてきたのかと・・・父上は、フォンの話を、目を閉じ、黙って聞いていらっしゃいました。きっと…
母上・・・先日、フォンが、私が営む学び舎を訪れました。そして、間もなく天門が開くと、父上に、それをお伝えしに来たと言っていました。そして、フォンは、天門の地に…
母上・・・もうすぐ、天門が開きます・・・父上は、その時を、指折りお待ちになっています。私は、父上の願いを叶えて差し上げるつもりです・・・きっと、母上は、お怒り…
母上・・・母上のお身体が、病に侵されていることを父上もご存知だったようです。そして、母上が父上に打ち明けられない理由もチャン侍医殿からお聞きになっていたようで…
いつも、「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 お話のお届けが、ここ数日滞っており、本当にごめんなさい・・・ 今週、リアルのjunjunが…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 本日のお話のお届けはお休みさせていただきます 本当に、ごめんなさい・・・ by junjun
母上・・・母上が、高熱を出して倒れられた後・・・その後も、坤成殿へユリと世子様の為出仕なさっていました。それこそ、身を削るような思いで・・・そして、父上と私た…
母上・・・母上・・・私は、チャン侍医殿から母上の病のことを聞いた時・・・足元が崩れ落ちるようでした・・・そして・・・母上の病は、高麗の医術では治すことができな…
いつも、「時をこえて・・・」にご訪問いただき、ありがとうございます。今日のお話「Reincarnation～輪廻転生～」は、お休みさせていただきます。本当に、…
母上・・・母上は、あの高熱を出された時母上のお身体が病に侵されていることにお気づきだったのですね・・・その為に、前もって解熱剤を用意され万が一の時に備えていら…
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母上・・・母上が、薬草庫でお倒れになったあの日。パソンは、驚いたそうです。母上から聞いた、解熱の方法を父上に話をしたら、父上は、何の疑いも持たずに母上の身体を…
おはようございます。 いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 本日のお話のお届け時間ですが 15時頃 「上護軍のため息」 20時頃 …
母上・・・母上は、私の幼い頃の記憶でもかなり無茶をなさるお方でしたね・・・あの日・・・薬草庫でお倒れになっている母上の姿に父上がどれほど、慌てられたことか・・…
母上・・・あの日、屋敷に戻ってから母上と父上は、夜遅くまでお話になっていらしゃったと・・・母上が、かなりお疲れのご様子だったとヨリが、心配しておりました。母上…
母上・・・母上は、ユリと世子様の決断にさぞ、驚かれたのではないでしょうか？ユリと世子様も、苦しいご決断だったと思います。そして、母上は、ユリと世子様をお護りす…
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母上・・・あれからも、母上は、足しげく坤成殿へ訪れ、治療を続けられてました。しかし、母上やミョンウォルの治療もユリや世子様の努力も、なかなか実を結べず・・・そ…
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母上・・・父上が、視察からお戻りになったあの日・・・父上は、ミョンウォルの治療で母上がお元気になったと、思われたようです・・・しかし、それは、父上の勘違いだっ…
いつも、「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 お話のお届け時間変更のお知らせが遅くなり、申し訳ありません。 本日の「Reincarnat…
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母上・・・父上が、視察から帰ってきて康安殿にて、王様に報告をしているときのことです。坤成殿から、王様のもとへ伝言があったそうです。王様は、父上の報告を聞き終え…
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母上・・・母上は、いつも父上のお帰りを心からお待ちになっていましたね・・・父上が視察からお帰りになると知らせが入ると、母上のお顔がとても華やぐと、チャン侍医殿…
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母上・・・母上は、ご存知でしたでしょう？視察に出かけられた父上は必ず視察を終えると、領主の誘いを断りその脚で、開京におかえりになられていたこと・・・ある意味、…
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蒼い狼の隠れ家ファスインから受けた火傷とチョヌムジャから受けた斬り傷で、瀕死の状態でチャン侍医が蒼い狼の隠れ家に運び込まれて、数日が経っていた。「お加減は、い…
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4年前の開京 典医寺ファスインとチョヌムジャが見境なく、典医寺の医官、薬員をその手にかけていく。そして、その足は、典医寺にあったウンスの私室へと向かっていた。…
ヨンは、寝台の傍らに座り、ウンスの手を握りしめている。その姿を、柔らかな眼差しで見守りつつ長髪の医官がウンスの脈診を始める。長髪の医官は、トギが持ってきた医療…
ん・・・ん？ヨ・・・ン？ヨン？ヨン！！ どうして？何故、貴方が・・・！！ダメよ！貴方は、こんなところで死んじゃダメ！お願い！目を開けて！！ねぇ！！ヨン！！ヨン…
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屋敷に戻ってきたヨンは、テマンから聞いた言葉に背筋に冷たいものが走った。そして、テマンの言葉を最後まで聞かずにウンスが眠っているという部屋に駆け付けた。その時…
今夜のお話のお届けはお休みさせていただきます。 今後も、日曜日はお休みさせていただくことがあるかもしれません・・・ ご了承くださいませ。 明日は、お話をお届け…
ヨンは、チュンソクに、迂達赤達の配置の変更を言い渡す。『天門が開いたと噂にならぬようくれぐれも気をつけろ。とくに・・・』ヨンの脳裏に、苦々しい記憶が蘇る。「大…
ウンスは、トギに言われたまま部屋で、大人しく待っていた。暫くすると、独特な香りを醸し出す薬湯を持ってトギがウンスの前に姿を見せた。《ウンス。この薬湯を飲んで、…
ウンスが屋敷の中に入った後、ヨンは、チュホンに跨り、兵舎へと戻った。兵舎では、眉を八の字にして困り顔のチュンソクが、ヨンの帰りを首を長くして待っていた。「大護…
トギと手を繋ぎ、楽しそうに屋敷の中へと向かったウンス。屋敷の中に入り、ヨンの視界から隠れた瞬間。フラフラとその場に座り込んでしまった。《ウンス？！どうした？大…
いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。 本日のお話のお届けはお休みさせていただきます。 明日はお届けできるかと思いますのでお待ちいた…
ヨンが、ウンスに優しく頷くのを見てウンスは、トギと共に、屋敷の中へと歩み始める。「テマン君。トクマン君。じゃぁ、またね。」テマンとトクマンの横を通り過ぎる際、…
ヨンとウンス、そしてトギとのやり取りをソワソワしながら見ていた二つの影が痺れを切らして、声を出した。 「て、大護軍！！すみません！！一度、兵舎にお戻りを・・・…
ヨンは、屋敷の奥から近づいてくる賑やかな足音達に気付くと小さくため息をついた。『はぁ・・・目ざとい奴らだ・・・医仙。二人だけの時はしばしお預けのようです。』ヨ…
いつも、「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。先日より、お話をお届けを再開させていただいたところたくさんの暖かいメッセージ、コメントをいた…
4年の時の流れを経て再会を果たしたヨンとウンス。離れていた時を取り戻すかのように二人は、互いの存在を確かめ合う。いつしか、二人を暖かく包み込んでいた丘の上の陽…
突然ヨンに抱き寄せられその力強さに、驚きとそして、安堵感に包まれるウンス。ヨンの腕の中で、少し、涙声になりながら、100年前の高麗から天門を潜り続けていたこと…
《ああ、わかった。必ず、渡す。それに、チャン侍医が助かったことも・・・》「いえ・・・それは・・・内密・・・に・・・今、私の事を知れば、医仙は、私を治療すると・…
