産経・名誉毀損記事の悪意を問う(3)【産経新聞 前ソウル支局長、起訴問題】
(2からの続きです) 世間の人々は事実かどうかは関係なく、こうした状況を大統領と結びつけて考えるようになった。いつもなら支持層が激怒するはずだ。支持者以外の人々も「言及する価値すらない」と黙殺したに違いない。しかし今の状況は、そんな常識や理性的判断が崩れてしまっているようだ。 国政運営で高い支持率を維持していたなら、噂の生じる余地もなかっただろう。大統領個人に対する信頼が崩れたから、ありとあらゆる噂がはびこっているのだ。まるで体の免疫力が低下すると、隠れていた病原菌が浸透してくるように。 これは大統領にとって、とても深刻に受け止めるべき事態だ。なぜ、どうして免疫力が落ちてしまったのか。現政権ほ…
2014/10/14 22:08