画面の向こうのプロレスラー(第3話)
<前の話に戻る> ここは、都内某所のスタジオ内に設置された特設リング上…。 「目には目を。反則ばかり繰り返す不届き者には、きつ〜いお仕置きを!っね!?」 そう言う彼女は、冷静に佇みながらこちらの様子を伺っている。 「私の想い・・・受け止めてね!」 彼女がそう宣言してから地獄は開始された。 バァンッ!!スパンッ!!ドガッッ!!バァァンッッ!!スパァァァンッッ!! パァァアンンッッッ!!ダァン!!パァァンッッ!!ベキィィィッッッッ!! 脚技を中心とした彼女の一方的なラッシュの前に、俺の付け焼き刃のガードなど簡単に引き剥がされてしまう。顔面に何度も何度も拳と蹴りをぶち込まれ、顔の至る所が腫れ上がり、…
2021/04/07 16:49