違法?合法?反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」判決文を踏まえてファクトチェック
N国党「反社会的カルト集団」訴訟の要旨をまとめる。選挙ウォッチャーちだい被告による「NHKから国民を守る党」に対する「反社会的カルト集団」という表現は、「違法と評価される行為を平然かつ盲目的に次々と行う集団又は団体であると述べていると解されるものである」と認定された。また、この表現について「証拠等による証明になじまないものであるから――原告に係る特定の事実を摘示したものとは認められず、意見あるいは論評を表明したものと認められる」と述べられた。そして、「違法と評価される行為を平然かつ盲目的に次々と行う集団又は団体」という表現について、「NHKから国民を守る党」に対する名誉毀損であるが、違法性阻却事由として公共性、公益性、真実性が認めらた。特に、「NHKから国民を守る党」について「違法と評価される行為を平然かつ盲目的に次々と行う集団又は団体」という意見あるいは論評の表明をする基礎として「原告代表者及びその支持者らについては、平成25年以降現在に至るまで、複数回にわたって、犯罪行為又は不法行為と評価される行為をしていた事実」の真実性が認められた。以上により、選挙ウォッチャーちだい被告による「NHKから国民を守る党」に対する「反社会的カルト集団」という表現を名誉毀損とする立花孝志さんの損害賠償請求は棄却された。
2024/11/30 23:24