病院・薬局での実務実習は、実際に患者さんと応対します。 大学の中で好き勝手な恰好をしていた人も、実務実習中は服装やメイクを改めなければなりません。 意外と厳しい服装チェック。実務実習前の「OSCE」の時点で、厳しい監視の目が入ります。 中学校の校則のように細かいルール。医療系学部でおしゃれをすることの難しさを実感します。
【就職】薬学生は臨床実習で薬剤師になりたいか確認しよう【薬局・病院】
薬学部6年生活で一番長いめんどくさい行事といえば、実務実習です。OSCEやCBTをこなしてどうにか5年生に進級したかと思えば、長期にわたって臨床現場で実習を行い、薬剤師とはどういう仕事をするのかを経験します。 やるほうも迎える方もきわめてめんどくさい実習なのですが、カリキュラムなのでやるしかありません。薬剤師免許を取りたければ実習を無難に終わらせましょう。 必死でやる必要はない 実習ですが、意識高く頑張る必要はありません。良い実習先に恵まれたのなら自主的に勉強していく気にもなるでしょうけど、そんなのやるモチベーションも出ないくらいひどい実習先なら、もうがんばるだけ萎えてしまいます。 相性どうこ…
【忙しい】薬学部、失踪する学生多すぎる問題【勉強辛い、友達いない】
いつの間にか消えてしまい、そのまま音沙汰もない学生がいるのは大学あるあるです。高校まではなんとか卒業までこぎつける人がほとんどですが、大学は自由度が上がった反面、卒業前にどこかに消えていく人が非常に多い。 消えていく理由はポジティブなものもあるしネガティブもあります。それぞれの人生の問題なので他人が介入する必要もありません。しかし薬学部にいた時期にしみじみ思いました、本当にどんどん学生がいなくなる学部だと。 消えていく仮面浪人 よくあるのが仮面浪人で、最初だけ顔を出して翌年には本命の大学へ去っていくやつです。マンモス学部だったらどうでもいいんですけど、椅子が限られている国公立の薬学部でこれをや…
【辛すぎる】薬学部は忙しすぎる。学費も高いし本当にきつい【薬剤師免許の奴隷】
社畜という言葉は皆さまご存知でしょう。 会社に体力、精神力を吸い取られ、自分の力で生きることを忘れ、会社に人生の主導権を完全に握られてしまった人たちのことです。 これは会社員に限った言葉ですが、何も会社員だけがこのような状態に陥るとは限りません。 個人的には、大学生でも社畜に似たような環境に落ちてしまうことがあると思っています。 それは「学畜」。 大学に生活のすべてを搾取され、自分で自分の人生を生きる力を失ってしまった若者たちのことです。 学畜だって大変です。生きることに大変です。 とくに、薬学部は学畜の代表です。 薬学部は学畜を育てる学部といってもおかしくないです。 薬学部で生きることは、厳…
私はぽんこつ薬剤師です。謙遜でも自虐でもなく、ネタじゃなく自分はぽんこつです。はっきり言ってよく薬学部を卒業して免許を取ることができたと、昔の自分を褒めてあげたくなります。 そんな私の学生生活ですが華々しいキャンパスライフ…ではなくもちろん辛酸をなめる苦しい日々の連続でした。大学は人生の夏休みなんてあれは嘘です。少なくとも薬学部ではそんな言葉は通用しません。苦しい苦しい6年間でした。 そんな薬学部生活ですが、じゃあ何がそんなにしんどかったのか?無数の思い出の中で5つをピックアップしてみます。 5位 周りの優秀さに絶望する 仮にも高校まではわりと成績が良い部類だったので、自信があったんですよね。…
薬学部が険しい世界であることはこのブログで何度も何度も述べています。なんでこんなに口うるさく言っているかというと、わたしのようにたいした覚悟もなく入学して死ぬ目にあう学生を減らしたいからです。薬学部は自動的に卒業できるラクな世界ではない。それをちゃんと助言してくれる大人は少ない。だから重々覚悟して腹を括ってから戦いに挑んでほしいのです。 で、勉強じたいもしんどいんですけど他にもきついことがあります。 最終結果が極端 たとえば理系学部を出て修士に進んだ場合、もしなんらかの事情で中退したとしても学部卒の肩書きは残ります。4年間在学した証拠はちゃんと経歴書に書けるわけです。 ところがこれが薬学部にな…
【新卒薬剤師】薬学部の就活は楽だけど…就職先の口コミはしっかり調べておこう【病院・薬局】
薬剤師というものは離職率、転職率の高い職業です。 ほかの職業と比べて流動性が高いです。 やはり免許を持っている身だからというのか、「別にここで一生働くわけじゃないし」と思っている人が大多数なのでしょう。 多くの人が簡単に就職し、簡単に転職していきます。 しかし、いくら薬剤師だからとはいえ、ころころ転職していては履歴書にも傷がつきますし、転職市場で評価されづらくなります。 自分が働く場所くらいはしっかり自分でリサーチしておかないと、あとで困るのも自分自身です。 転職する前、もちろん就職する前にも、世の中にはどんな仕事があるんだろう?と知っておくことは非常に重要です。
一昔前は薬剤師過剰飽和でワーキングプアになるとか散々ささやかれていたのですが、結局のところそれは実現せず、相変わらず薬剤師は需要のある職業です。安定した仕事というイメージも保たれているので、今の中高生が目指すことも多いかと思います。このコロナ時代、どんなことが起きるかなんて誰も想像できない世界、専門のスキルを持って生きていくのが有利なのは事実でしょう。何も免許や資格を持たないよりは良いはずです。 しかし、薬剤師は薬学部を卒業しないとなれない職業。薬剤師を目指す前に、高校生、そしてそのご家族が知っておくべきことがいくつかあります。
社会人からの薬学部入学。薬剤師になりたいならプライドは捨てろ
社会人生活が長いと、いつしか勘違いに似た感情を抱くようになります。それは社会を長く経験した自分は学生(若者)よりも格上であり、若い者を率いていかなければならない、ともすればなめられてはならない、というプライドめいたものです。 もちろんすべての人がこのような思いを抱くわけではありませんが、いわゆる「社会人」として長く過ごしていると、学生時代と異なるマインドになっていきます。それは悪いことではありません。社会で過ごすには問題ありません。 しかし大学という特殊な環境ではいかがでしょうか?郷に入っては郷に従え、昔からそういいますが、社会人で大学、それも薬学部に入学した人には何が必要となってくるでしょう…
薬学部に進学したからにはしっかり勉強して6年間で知識やスキルを身につけ、国家試験を突破して薬剤師になりたいものです。6年はとても長い戦いなので、自分1人ではモチベーション継続に限界があります。そこで助けになるのは友人や先輩後輩、先生などになるのですが、私は頭がヘボすぎて助けになる以前に「助けが来ても受け止められない」状態になりました。 そんな苦い話があったのでここに書いておきます。 自分以外全員優秀じゃね? まず入学して思ったのは頭良い人ばっかじゃない?というか自分1番アホじゃね?え、こんな中でわたし6年もやっていけるの?ヤバくない?ということでした。 高校まではなんとなく良い成績でしたし、自…
コロナ時代、社会人から薬学部に進学はありなのか?薬剤師として卒業できる?
このコロナ時代、なにもスキルを持たない人間はたたき落とされていきます。人より抜けたものを持たないと需要をなくします。就活も転職市場も厳しい状態はしばらく続くでしょう。 そんなとき安泰とされるのは資格職、それも医療系…社会人になってから薬学部に進む人もちらほら見かけます。コロナ時代、さらにその動きは強まるでしょう。 果たしてコスパの良い選択でしょうか。 最低6年、の重さ 結論から言えば人それぞれです。その人の覚悟と能力があれば社会人でも薬学部に行けます。というより行くことじたいは簡単です。入ってからがほんまもんの地獄なので。 ふらふら入ってなんとかなるでしょ…的な考えでは数年で撤退なので、金と時…
【進学】「医学部行きたかったけど妥協して薬学部に来た」学生が危険な理由【学歴コンプレックス】
医学部。 それは理系学部でも最高峰であり、どの学部も文句をつけようがない高い偏差値・勉強量を誇ります。 このブログでしつこく「薬学部はしんどい」と言い続けましたが、医学部とは比較になりません。 医学部生の勉強量は薬学生のそれとは比べ物になりません。 医師として成功している友人を見る限り、薬学生とは比較にならない高いモチベーションと、多い勉強量と、「患者さんを救いたい」という強い倫理観を持っています。 医学部は選ばれた人間しか行けません。 軽い憧れで進学できるほど甘い学部ではないことは、火を見るより明らかでしょう。
【製薬会社】向いてない仕事はつらい。MRはしんどい…得意なことをやろう【転職】
仕事は楽しいですか?楽しいと答えられるあなた、あなたはとってもラッキーです。めでたい方です、どうかそのままのあなたでいてください。人生で仕事が楽しいと言える人なんて超ラッキーです。 仕事が楽しくないあなた。握手しましょう。自分だけがつらいわけじゃありません、世の中の95パーセントの人は仕事がイヤでしょう、好きでやってる人なんてほぼほぼいないでしょう。生きていくための金を稼ぐために、増える税金にも消える年金にも負けずに日々老いるこの国にあえぎながら生活しています。
薬学部に入学したら。留年せず6年間の戦いを突破するために友達をつくれ
薬学部に進学された方におきましてはご入学おめでとうございます。数ある学部の中で薬学部に入ったとはさぞ向上心のある方と見受けられます。 薬学部は強者ぞろいです。基本的に真面目な人ばかりなのでどの人も簡単にあきらめたり投げ出したりしません。卒業という長い長い戦いを、どの人も全うするつもりでやってきます。 軽い気持ちでは卒業できません。それではどうすれば生き残れるでしょうか? まず留年しない まず大前提として留年しないことです。これはお金や時間の無駄なのは当然のこと、同級生と距離ができてしまうのも大きな原因です。1度留年した人はなぜか再度留年することが多いです。ストッパーがいないからか、留年ぐせがつ…
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病院・薬局での実務実習は、実際に患者さんと応対します。 大学の中で好き勝手な恰好をしていた人も、実務実習中は服装やメイクを改めなければなりません。 意外と厳しい服装チェック。実務実習前の「OSCE」の時点で、厳しい監視の目が入ります。 中学校の校則のように細かいルール。医療系学部でおしゃれをすることの難しさを実感します。
薬剤師は安定して稼げる職業です。 今のところ雇用に困ることはなく、未経験であっても就職のあてはたくさんあります。 正社員にこだわらなくても、派遣社員として薬剤師として働くことも可能です。 派遣社員ですと案件によっては年収800万を越すものもあります。 こんなに優遇してもらえる職業というのは現代ではなかなか存在しないでしょう。 薬剤師はまさに安定の職業。 目指す学生が今も昔も多いというのもうなずけます。 しかし、薬剤師になる道は簡単ではありません。 入学してから卒業するまでが勉強尽くしというサディズムあふれるカリキュラム。 退学者や失踪者が絶えない同級生たち。 過酷な環境で勉強していかざるをえま…
6年という大学生活。これを長いととらえるか、短いとするかは人それぞれかと思います。私は長いと思いました。小学校と同じ年数なわけだし、小学校生活なんて永遠に続くように長く感じたので、大学もきっと同じだろうと。 実際長かったので、まあ長かったので、何に困ったかというとメンタルコントロールです。勉強ばかりの薬学部、勉強についていけないのも単純にしんどいけど、積み重なる精神的な疲れが本当にしんどかった。社会人になってからのほうがそりゃ大変なことは多いし学生が何言ってるんだって言われるかもしれないけど、それでもしんどかった。先が見えない六年間、今更後にはひけない六年間、倒しても倒しても次から次へと現れる…
製薬会社のMRは営業職です。 病院やクリニック、調剤薬局を訪れて、医師や薬剤師などの医療従事者を対象に、自社製品のプロモーションを行います。 目当ては「自社製品の採用」。営業は製品を売ってなんぼの仕事です。 なかなか首を縦に振ってくれないへそ曲がりなドクターもたくさんいます。 そんな先生方をなだめすかして理論をぶつけてみたり情に訴えかけてみたりありとあらゆる方法で自社製品の口座をゲットする… そんなMRですが営業職の中では破格の待遇です。 「文系で稼ぎたい!」と思う方にはMRになることをおすすめします。 激務です。激務です。激務です。だけど、稼げることだけは保証します。しかし、激務です。
薬学部は学費が高い。 このブログでも散々言っていることです。国公立ならともかく、私立大学は本当にむしりとっていく。進級したいだろ?卒業したいだろ?免許取りたいだろ?そういう声が聞こえてくるかのような勢いで、学生から搾り取っていきます。一部の堅実な学校を除いては、薬剤師養成学校に堕ちてしまっているのが、私立薬学部の実情じゃないでしょうか。 そんな厳しい条件で生きる薬学部が、就活をするにあたって、なにを考慮すべきでしょうか。
仕事をしているといろいろな場面でストレスが生じます。忙しすぎて心身の自由を奪われ、しんどい思いをすることもあれば、それの逆も存在します。いわゆる「社内ニート」という人たちもこの社会には存在します。 社内ニートとは、一応会社の一員として所属しているものの、なんらかの理由で仕事を割り当てられず、日々大部分の時間を持て余して暮らしている人たちです。この社内ニートですが、想像以上にしんどいです。 わたしもいっとき社内ニートとして存在していたので、非常によくわかります。忙しすぎるのもしんどいですが、暇すぎるというのも、周りが思う以上に負担になるのです。
製薬会社の営業、MRは男女ともに勤まる職業です。というか世の中の職業のほぼすべてが男女ともに勤まりますが。かつてはプロパーと呼ばれて大多数が男性でしたが、近年は女性MRの数も増えてきました。戦力の多様性として、女性MRが重宝されるのは事実です。実際、学生側もMRを志望する女性は増えてきています。それこそ10年前と比べたら全然違います。MR=男性というのは過去の常識でしょう。しかしMR、女性が勤め続けるのは結構大変です。
人は労働を続けて生きていく生き物です。 よほどの資産家か、親が裕福か、石油王でもない限り、基本的に人は働きます。 生活するお金を稼ぐために働きます。 生活のために続けざるを得ないのが労働なのですが、時折「やりがいがない…」「仕事つまらない…」「仕事辞めたい…」と思ってしまう、そんな人も多いでしょう。特に社内ニートと呼ばれる、会社に属しているにも関わらずまったく仕事のない人たちの精神的なダメージは相当なものです。 仕事にやりがいがない、と感じているとき、私たちはどのような状況にあるのでしょう。少し考えてみましょう。
皆さんは一人暮らしを始めたのはいつでしょうか。私は社会人になってからです。学生時代は実家ぐらしをしていました。 いたれりつくせりとはいえ自由の少ない実家ぐらし、それに引き換え一人暮らしは自由のかたまり。どこで何をしようといつ帰ろうと文句を誰にも言われないわけです。まさにフリーダム。しかも社会人になると給料が入るので自由になるお金が一気に増える。豊かな一人暮らしを実現できるのでは?と夢を抱いていました。 しかし現実は結構シビアだった。楽観的に考えすぎてました。 すぐ給料がなくなる 当たり前なのですが給料はお小遣いではないので、遊びだけに使っていたらすぐになくなります。これは自覚していたはずなんで…
理系の高校生であれば進路として薬学部を選択する瞬間があると思います。薬学部、かっこいい響きですね。薬学部に通っていると言うとだいたい凄い!って言われます。医学部ほどじゃありませんがブランドはあります。難しい勉強をしている学部として他の学生にマウンティングできる場合もあるでしょう。 しかし当たり前ですがラクなことばかりではありません。薬学部を選択したからには諦めなければならないことがいくつもあります。 1.楽をすること 大学入学当初、わたしはある勘違いをしていました。つらい大学受験を乗り越えたのだから、大学生活はそれよりゆとりがあってゆるゆると暮らせると思っていました。 完全に誤解でしたね。6年…
薬学部にいると毎年何人か元社会人の学生が入学してきます。一目でわかります。現役の学生は幼さが残った顔でサークルやバイトでうきうきしていますが、どこか哀愁が漂ったたたずまいでキャンパスを歩いているので、社会人学生は本当にすぐわかります。 毎年そういった人を見るたびに、私は「大丈夫なのかな」と思います。なぜかというと、まともに卒業して薬剤師になる人がとても少ないからです。
どんな仕事にも言えることですが、向き不向きというものがあります。 これは「努力で乗り越えろ」とかいう精神論では通用しないと思うのです。 鳥に早く走れと言われても無理なように、魚に空を飛べと言われても無理なように、何事にも適した人とそうではない人がいるのです。 そしてそれは、薬剤師という仕事においても同じことが言えます。 薬学部の勉強を6年間乗り越えて、薬剤師国家試験を突破して、免許を取得して。 さあこれで晴れて薬剤師だ、薬剤師としてばりばり働くぞ……最初のうちはそんな風に思うかもしれません。 しかし、もし、あなたが「薬剤師に向いていない」人だった場合、どうすればいいのでしょうか? わたしが思う…
大学生活。この響きにあなたはどんなイメージを持っているでしょうか。まだ大学に通っていない高校生の方に考えてもらいたいです。 華やかでしょうか?アルバイトやサークルで忙しい毎日でしょうか?飲み会や遊び、合コン、旅行に明け暮れますか?ボランティア、留学、インターンなどに勤しみますか? 日本の大学生はだいたい上記のように過ごすんじゃないでしょうか。もちろんだらだらとyoutubeを見たり、アニメ見たり、漫画読んだり、ゲームしたり、そういうのも大事です。その時期に触れたものというのは30歳40歳になっても意外と記憶に残るらしいですから。 ところで、あなたは薬学部に行きたいですか? そして上記のような学…
不安定な世の中、何が起きるかわかりません。2019年まではまさか新型コロナウイルスが流行するなんて想像する人はいなかったでしょうし、それを機に仕事や家庭を失う人も少なくなかったはずです。 そんな中、薬剤師は比較的安定した職業。薬剤師の求人が無い、なんて事態はまずありませんし、ワガママを言えばきりがありませんが、仕事にありつけないなんてことは避けられるはずです。 じゃあ、薬剤師は世間で言うところの勝ち組なのか?ここについて触れていきます。 6年制薬剤師として思うには… 薬学部の6年間、長かったです。何回も自分の選択を疑いました。他の学部で4年で卒業すればここまで苦しまなくてよかったんじゃないか?…
薬学部は年齢層が広い学部です。現役の学生もいれば、社会人になって入学する学生もいます。後輩なのに自分よりひとまわり年上、そんなのも当たり前です。大学は年齢にこだわらない場所なので、社会人の学生も普通にいます。医歯薬系は特に年齢がばらばらです。社会人を経験した後、やっぱり薬剤師の免許をとりたい、といって入学する人も多いです。 じゃあ社会人が薬学部に入り、学生生活を送り、薬剤師免許を取るまでのあいだに何を注意すべきでしょうか。
12月。師走は薬学部CBTとOSCEの季節です。 この2つの試験を乗り越えないと、薬学部5年生に進級することはできません。 薬学部4年生の一番の試練と言えるでしょう。
仕事というものは一時的なものではありません。基本的に、一生続けていくものです。年金制度も今となっては怪しいものですし、仮想通貨で大儲けとか宝くじで一攫千金とかでもない限り、仕事というものを続けていかなければなりません。 だからこそ、その「仕事」で病んでしまったり、潰れてしまったりしてはならないと思います。いっときの頑張りで済むのなら問題ありませんが、無理をずっと続けなければならないのであれば、それは一言で言うと「向いていません」。そんな仕事を続けていくことは、一回しかない自分の人生を著しく無駄にしてしまう結論になります。
これから進学を考えている高校生、就職先を探している薬学生に考えてほしいことがあります。特に奨学金を借りている学生。これは今後の人生にかかわる問題なのでよく考えてください。 「薬剤師に本当になりたいのか」「薬剤師になったとしてちゃんと奨学金を返せるのか」 これを無視したまま生きていくのは難しいです。何も気にしないでいられたら幸運ですけどそうもいかないことが多いです。お金の問題はいつでも生活についてきてまとわりつきます。たとえ大学を卒業しても、むしろ卒業後が本番です。
このブログを書いている私は薬剤師です。そして、理系と文系どちらが得意かと言われたら、間違いなく文系です。いわゆる文系人間です。そんな人間が、薬学部を選び、薬剤師になりました。 「6年通う理系学部」といえば医歯薬学部。その中でも最近6年制に変更された薬学部は、在学期間が伸びたにもかかわらず未だに人気です。資格職は不安定な世の中では魅力的ですからね。 ただ、なにごとも向き不向きがあります。文系人間が薬剤師になるのは、果たしておすすめできるコースなのでしょうか? 理系じゃないと薬学部受験できない まず大前提として、理系クラスにいないと薬学部を受験できません。よく理系についていけなくなった人が文転して…
薬剤師になるためには薬学部に入学しなければなりません。 薬学部のカリキュラムを修了しなければ薬剤師国家試験の受験資格を得ることができないからです。 薬学部で薬剤師国家試験受験資格を得るためには、6年制薬学部に進学する必要があります。 4年制薬学部でも薬剤師国家試験受験資格を得ることはできなくはないですが、非常に煩雑です。 薬剤師免許を取得することを一番の目標と考えるのであれば、6年制薬学部への進学を考えるのが効率的です。 それでは、6年制薬学部に入学するために必要な能力とはなんでしょうか。
病院・薬局での実務実習は、実際に患者さんと応対します。 大学の中で好き勝手な恰好をしていた人も、実務実習中は服装やメイクを改めなければなりません。 意外と厳しい服装チェック。実務実習前の「OSCE」の時点で、厳しい監視の目が入ります。 中学校の校則のように細かいルール。医療系学部でおしゃれをすることの難しさを実感します。
薬剤師は安定して稼げる職業です。 今のところ雇用に困ることはなく、未経験であっても就職のあてはたくさんあります。 正社員にこだわらなくても、派遣社員として薬剤師として働くことも可能です。 派遣社員ですと案件によっては年収800万を越すものもあります。 こんなに優遇してもらえる職業というのは現代ではなかなか存在しないでしょう。 薬剤師はまさに安定の職業。 目指す学生が今も昔も多いというのもうなずけます。 しかし、薬剤師になる道は簡単ではありません。 入学してから卒業するまでが勉強尽くしというサディズムあふれるカリキュラム。 退学者や失踪者が絶えない同級生たち。 過酷な環境で勉強していかざるをえま…
6年という大学生活。これを長いととらえるか、短いとするかは人それぞれかと思います。私は長いと思いました。小学校と同じ年数なわけだし、小学校生活なんて永遠に続くように長く感じたので、大学もきっと同じだろうと。 実際長かったので、まあ長かったので、何に困ったかというとメンタルコントロールです。勉強ばかりの薬学部、勉強についていけないのも単純にしんどいけど、積み重なる精神的な疲れが本当にしんどかった。社会人になってからのほうがそりゃ大変なことは多いし学生が何言ってるんだって言われるかもしれないけど、それでもしんどかった。先が見えない六年間、今更後にはひけない六年間、倒しても倒しても次から次へと現れる…
製薬会社のMRは営業職です。 病院やクリニック、調剤薬局を訪れて、医師や薬剤師などの医療従事者を対象に、自社製品のプロモーションを行います。 目当ては「自社製品の採用」。営業は製品を売ってなんぼの仕事です。 なかなか首を縦に振ってくれないへそ曲がりなドクターもたくさんいます。 そんな先生方をなだめすかして理論をぶつけてみたり情に訴えかけてみたりありとあらゆる方法で自社製品の口座をゲットする… そんなMRですが営業職の中では破格の待遇です。 「文系で稼ぎたい!」と思う方にはMRになることをおすすめします。 激務です。激務です。激務です。だけど、稼げることだけは保証します。しかし、激務です。
薬学部は学費が高い。 このブログでも散々言っていることです。国公立ならともかく、私立大学は本当にむしりとっていく。進級したいだろ?卒業したいだろ?免許取りたいだろ?そういう声が聞こえてくるかのような勢いで、学生から搾り取っていきます。一部の堅実な学校を除いては、薬剤師養成学校に堕ちてしまっているのが、私立薬学部の実情じゃないでしょうか。 そんな厳しい条件で生きる薬学部が、就活をするにあたって、なにを考慮すべきでしょうか。
仕事をしているといろいろな場面でストレスが生じます。忙しすぎて心身の自由を奪われ、しんどい思いをすることもあれば、それの逆も存在します。いわゆる「社内ニート」という人たちもこの社会には存在します。 社内ニートとは、一応会社の一員として所属しているものの、なんらかの理由で仕事を割り当てられず、日々大部分の時間を持て余して暮らしている人たちです。この社内ニートですが、想像以上にしんどいです。 わたしもいっとき社内ニートとして存在していたので、非常によくわかります。忙しすぎるのもしんどいですが、暇すぎるというのも、周りが思う以上に負担になるのです。
製薬会社の営業、MRは男女ともに勤まる職業です。というか世の中の職業のほぼすべてが男女ともに勤まりますが。かつてはプロパーと呼ばれて大多数が男性でしたが、近年は女性MRの数も増えてきました。戦力の多様性として、女性MRが重宝されるのは事実です。実際、学生側もMRを志望する女性は増えてきています。それこそ10年前と比べたら全然違います。MR=男性というのは過去の常識でしょう。しかしMR、女性が勤め続けるのは結構大変です。
人は労働を続けて生きていく生き物です。 よほどの資産家か、親が裕福か、石油王でもない限り、基本的に人は働きます。 生活するお金を稼ぐために働きます。 生活のために続けざるを得ないのが労働なのですが、時折「やりがいがない…」「仕事つまらない…」「仕事辞めたい…」と思ってしまう、そんな人も多いでしょう。特に社内ニートと呼ばれる、会社に属しているにも関わらずまったく仕事のない人たちの精神的なダメージは相当なものです。 仕事にやりがいがない、と感じているとき、私たちはどのような状況にあるのでしょう。少し考えてみましょう。
皆さんは一人暮らしを始めたのはいつでしょうか。私は社会人になってからです。学生時代は実家ぐらしをしていました。 いたれりつくせりとはいえ自由の少ない実家ぐらし、それに引き換え一人暮らしは自由のかたまり。どこで何をしようといつ帰ろうと文句を誰にも言われないわけです。まさにフリーダム。しかも社会人になると給料が入るので自由になるお金が一気に増える。豊かな一人暮らしを実現できるのでは?と夢を抱いていました。 しかし現実は結構シビアだった。楽観的に考えすぎてました。 すぐ給料がなくなる 当たり前なのですが給料はお小遣いではないので、遊びだけに使っていたらすぐになくなります。これは自覚していたはずなんで…
理系の高校生であれば進路として薬学部を選択する瞬間があると思います。薬学部、かっこいい響きですね。薬学部に通っていると言うとだいたい凄い!って言われます。医学部ほどじゃありませんがブランドはあります。難しい勉強をしている学部として他の学生にマウンティングできる場合もあるでしょう。 しかし当たり前ですがラクなことばかりではありません。薬学部を選択したからには諦めなければならないことがいくつもあります。 1.楽をすること 大学入学当初、わたしはある勘違いをしていました。つらい大学受験を乗り越えたのだから、大学生活はそれよりゆとりがあってゆるゆると暮らせると思っていました。 完全に誤解でしたね。6年…
薬学部にいると毎年何人か元社会人の学生が入学してきます。一目でわかります。現役の学生は幼さが残った顔でサークルやバイトでうきうきしていますが、どこか哀愁が漂ったたたずまいでキャンパスを歩いているので、社会人学生は本当にすぐわかります。 毎年そういった人を見るたびに、私は「大丈夫なのかな」と思います。なぜかというと、まともに卒業して薬剤師になる人がとても少ないからです。
どんな仕事にも言えることですが、向き不向きというものがあります。 これは「努力で乗り越えろ」とかいう精神論では通用しないと思うのです。 鳥に早く走れと言われても無理なように、魚に空を飛べと言われても無理なように、何事にも適した人とそうではない人がいるのです。 そしてそれは、薬剤師という仕事においても同じことが言えます。 薬学部の勉強を6年間乗り越えて、薬剤師国家試験を突破して、免許を取得して。 さあこれで晴れて薬剤師だ、薬剤師としてばりばり働くぞ……最初のうちはそんな風に思うかもしれません。 しかし、もし、あなたが「薬剤師に向いていない」人だった場合、どうすればいいのでしょうか? わたしが思う…
大学生活。この響きにあなたはどんなイメージを持っているでしょうか。まだ大学に通っていない高校生の方に考えてもらいたいです。 華やかでしょうか?アルバイトやサークルで忙しい毎日でしょうか?飲み会や遊び、合コン、旅行に明け暮れますか?ボランティア、留学、インターンなどに勤しみますか? 日本の大学生はだいたい上記のように過ごすんじゃないでしょうか。もちろんだらだらとyoutubeを見たり、アニメ見たり、漫画読んだり、ゲームしたり、そういうのも大事です。その時期に触れたものというのは30歳40歳になっても意外と記憶に残るらしいですから。 ところで、あなたは薬学部に行きたいですか? そして上記のような学…
不安定な世の中、何が起きるかわかりません。2019年まではまさか新型コロナウイルスが流行するなんて想像する人はいなかったでしょうし、それを機に仕事や家庭を失う人も少なくなかったはずです。 そんな中、薬剤師は比較的安定した職業。薬剤師の求人が無い、なんて事態はまずありませんし、ワガママを言えばきりがありませんが、仕事にありつけないなんてことは避けられるはずです。 じゃあ、薬剤師は世間で言うところの勝ち組なのか?ここについて触れていきます。 6年制薬剤師として思うには… 薬学部の6年間、長かったです。何回も自分の選択を疑いました。他の学部で4年で卒業すればここまで苦しまなくてよかったんじゃないか?…
薬学部は年齢層が広い学部です。現役の学生もいれば、社会人になって入学する学生もいます。後輩なのに自分よりひとまわり年上、そんなのも当たり前です。大学は年齢にこだわらない場所なので、社会人の学生も普通にいます。医歯薬系は特に年齢がばらばらです。社会人を経験した後、やっぱり薬剤師の免許をとりたい、といって入学する人も多いです。 じゃあ社会人が薬学部に入り、学生生活を送り、薬剤師免許を取るまでのあいだに何を注意すべきでしょうか。
12月。師走は薬学部CBTとOSCEの季節です。 この2つの試験を乗り越えないと、薬学部5年生に進級することはできません。 薬学部4年生の一番の試練と言えるでしょう。
仕事というものは一時的なものではありません。基本的に、一生続けていくものです。年金制度も今となっては怪しいものですし、仮想通貨で大儲けとか宝くじで一攫千金とかでもない限り、仕事というものを続けていかなければなりません。 だからこそ、その「仕事」で病んでしまったり、潰れてしまったりしてはならないと思います。いっときの頑張りで済むのなら問題ありませんが、無理をずっと続けなければならないのであれば、それは一言で言うと「向いていません」。そんな仕事を続けていくことは、一回しかない自分の人生を著しく無駄にしてしまう結論になります。
これから進学を考えている高校生、就職先を探している薬学生に考えてほしいことがあります。特に奨学金を借りている学生。これは今後の人生にかかわる問題なのでよく考えてください。 「薬剤師に本当になりたいのか」「薬剤師になったとしてちゃんと奨学金を返せるのか」 これを無視したまま生きていくのは難しいです。何も気にしないでいられたら幸運ですけどそうもいかないことが多いです。お金の問題はいつでも生活についてきてまとわりつきます。たとえ大学を卒業しても、むしろ卒業後が本番です。
このブログを書いている私は薬剤師です。そして、理系と文系どちらが得意かと言われたら、間違いなく文系です。いわゆる文系人間です。そんな人間が、薬学部を選び、薬剤師になりました。 「6年通う理系学部」といえば医歯薬学部。その中でも最近6年制に変更された薬学部は、在学期間が伸びたにもかかわらず未だに人気です。資格職は不安定な世の中では魅力的ですからね。 ただ、なにごとも向き不向きがあります。文系人間が薬剤師になるのは、果たしておすすめできるコースなのでしょうか? 理系じゃないと薬学部受験できない まず大前提として、理系クラスにいないと薬学部を受験できません。よく理系についていけなくなった人が文転して…
薬剤師になるためには薬学部に入学しなければなりません。 薬学部のカリキュラムを修了しなければ薬剤師国家試験の受験資格を得ることができないからです。 薬学部で薬剤師国家試験受験資格を得るためには、6年制薬学部に進学する必要があります。 4年制薬学部でも薬剤師国家試験受験資格を得ることはできなくはないですが、非常に煩雑です。 薬剤師免許を取得することを一番の目標と考えるのであれば、6年制薬学部への進学を考えるのが効率的です。 それでは、6年制薬学部に入学するために必要な能力とはなんでしょうか。