馬場あき子の旅の歌 117(スペイン)
馬場あき子の外国詠13(2008年11月実施)【西班牙4葡萄牙まで】『青い夜のことば』(1999年刊)P65~参加者:T・K、崎尾廣子、T・S、藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放レポーター:T・S司会とまとめ:鹿取未放117コルドバの町の樹下に椅子ひとつ置かれてセネカ忘れられたり(まとめ)セネカの像はコルドバのメスキータの西門脇にあるという。樹下に憩うための椅子が一つ置かれている。そしてソムリエがセネカを知らなかったように大部分の町の人々は遠くセネカを忘れた日常生活を送っているのだ。考えてみればセネカは2000年ほど前の人であって、忘れられるのも無理はない。しかし、彼は悲劇を書き、哲学についての随筆などをたくさん遺した。『幸福な人生について』『心の平静について』『人生の短さについて』などの書名を眺め、現代の...馬場あき子の旅の歌117(スペイン)
2018/10/30 19:52