わが闘病記(広大附属病院に入院して)その2
診療棟の屋上に、日本庭園が設置されていた。植え込みと、ハーブやつつじが植えられ、患者たちの憩いの場であったことは確かである。雀がやってきたので、よく、えさをやっていた。庭園は、自省を強いる。しかし、決して、今世と隔離した場所でなく、時に、鳥の羽毛が散乱していた。ここは、修羅場でもあったのだ。雀を横目に、カラスも、パンを求め、屋上で待機していた。娑婆も、なかなか厳しいところである。*********************************************************どうも、皆、ありがちなことかもしれないが、私も、60歳を超え、生き急いでいるような、気持ちに襲われる。精神的にも、「わかものたちの未来のために死ぬのは私たち老人たちの使命ではないのか」とか、思うようにもなった。どうも、一昨年...わが闘病記(広大附属病院に入院して)その2
2021/12/12 14:49