Fantasia ~げんそうのきょく~ 46

Fantasia ~げんそうのきょく~ 46

自室のベッドに横たわり、天井を見上げる。頭の中で、今の感情と向き合おうと試みるものの、早朝から深夜まで、一日中酷使しし続けた肉体の疲労感がそれを邪魔する。それは、仕方ないことだ。思えば、なんてハードな1日だったろう。早朝から見知らぬ土地に出かけ、その足で自分の高校へ。そして、夜の外出ーーー。自分の意思だけでこれだけ能動的に活動した1日は、これまでなかったように思う。しかし、疲労困憊しているとはいえ、...