立体書画の制作過程
立体書画とは木板や竹などに書いた文字や絵をニクロム線に電気を流し電熱で焼き切り切った部分を押し出して立体的に見せる技法です。この技法は浜松で生まれ育った工芸であります。浜松の中学校の教師が家庭工作の授業で、細かい細工で上手く切る方法は無いかと思案した結果、糸鋸にヒントを得てニクロム線の電熱で焼き切る事を試した。それが簡単に切れ、切り口の繊細さに驚いた。それを裏から押し出し浮かせると面白い作品に仕上がる事になる。それが評判となり教職員の間に広まり全国に広まる先駆けとなりました。「鯉の滝登り」の製作過程を紹介します。1.ベニヤ板に下絵を描きます。2.下絵に沿ってミシン鋸のようにニクロム線を上から下に垂らし焼き切ります。切り抜いた後、ホワイトのカラースプレーデ全体を吹き付け塗り潰します。3.切り抜いた上から鶴・...立体書画の制作過程
2024/11/19 19:45