ゲシュトップキーとは。
ベルの中に右手を突っ込んで、ちょっと鼻づまりみたいなって言うか、ヴイ〜と金属音みたいな音色を出す奏法をゲシュトップ奏法と言います。ただ突っ込むわけではなく手のひらで塞ぐってイメージです。普通、右手をベルに少し入れると音程は下がるのですが、塞いでしまうと管(くだ)の長さを短くしたのと同じような効果で音程は高くなります。どのくらい高くなるかと言うと、一般的なF管のホルンなら半音上がります。なので、指使い(指運)は半音下げて演奏します。例えば、ソの音を出そうと思ったら、ファ#の指運にします。慣れないと厄介です。もっと厄介なことがあります。近年では高音域がより確実に(音が外れにくい)出るようにと、(F管より少し短め)のB♭管が普及しています。F管/B♭管のダブルホルンならゲシュトップ奏法の時はF管に切り替えてやれ...ゲシュトップキーとは。
2023/12/31 20:40